あなたは「過去世」を信じますか?
過去世とは、文字通り「自分の過去の世」、いわゆる「前世」のことです。
私たちは同じ魂を持って何度も生まれ変わっており、過去世はいわば「魂の歴史」のこと。
現世において「なんとなく不幸な人生だ」「いつも同じ問題に直面する」「離れたいのに離れられない人がいる」など、理由がわからない悩みを抱えているのであれば、過去世が関係しているかもしれません。
過去世を知ることができれば「自分の魂の本質」を知ることができます。
自分がどんなカルマを抱えているのか。
得意なことは何なのか。
どんな生き方を望んでいるのか……。
自分の魂の本質を知ることで、今この人生でやるべきこと、やりたいことを知ることができるのです。
そこで今回は、過去世とは何かをはじめ、以下3つのことを解説していきます。
最後までお付き合いいただくことで、過去世について深く知ることができ、自分自身の魂が過去世から持つメッセージを知るヒントになりますよ。
過去世(過去生)とは?本当にあるの?
まずはじめに「過去世(過去生)とは?本当にあるの?」という疑問について、解説します。
占いのように「前世は〇〇だったんじゃない?」と簡単に触れられることもある過去世ですが、「過去世の記憶がある」という人は少ないですよね。
前世や過去世の話題について触れたことはあっても、実際に見たりできるものではないですから、「過去世なんてないよ」と思っている方も多いでしょう。
しかし、「天国から来たチャンピオン」「リトル・ブッダ」「クラウド・アトラス」「生まれ変わり」「今、会いに行きます」「君の名は。」など、有名な映画のテーマとしても過去世はよく取り上げられています。
それだけ、私たちは無意識的に「過去世」の存在について、認めているということなのかもしれません。
輪廻転生とは仏教の考え方ですが、近年ではヴァージニア大学の精神科医、イアン・スティーヴンソン博士の研究によって「生まれ変わり」がだいぶ一般的な認識になってきました。
そんなイアン・スティーヴンソン博士が研究した生まれ変わりのパターンや事例を見ると、過去世の存在が現実味を帯びてきます。
過去世についての研究と事例を見れば、あなたも過去世の存在をむげに否定できなくなるはずですよ。
生まれ変わりの事例に見る過去世の存在
イアン・スティーヴンソン博士の「生まれ変わりの事例」について説明します。
博士は生まれ変わりの典型的なパターンとして、下記5つをあげています。
- 生まれ変わりを予言する
- 母親となる女性やその家族の夢にその人格が登場する
- 生まれてきた子どもに先天的な母斑や身体的欠損があり、それが前世の人物の死亡時の身体的特徴と似ている
- 子どもに前世の記憶があり、前世の人物の死亡時の様子や家族関係、住んでいた場所などを感情的に語る
- 前世の人格に特徴的に見られた行動や癖を示す
実際には3000近い事例が報告されていていますが、今回はそのうちの2つを紹介しますね。
2つの事例だけを見ても、生まれ変わりを予言したり、母親が妊娠中にお告げ的な夢を見たり、前世の記憶を語るなどのいくつもの共通点があります。
生まれ変わり事例1.コーリス・チョトキン・ジュニア
姪の息子として生まれ変わった少年の話です。
アラスカに住むヴィクター・ヴィンセントは、姪に「自分が死んだらお前の息子として生まれ変わるつもりだ」と伝えました。
ヴィクターは小さな手術痕を姪に見せ、「生まれてきた赤ん坊には、これと同じ場所に痣があるから、すぐに見分けがつくはずだよ」と言いました。
1947年、ヴィクターが亡くなったその1年後、姪は男の子を出産しました。
名前をコーリス・チョトキン・ジュニアと名付けました。
コーリスは1歳半になった時、ヴィクターの部族の名前を言い、2、3歳の時にはヴィクターの妻をはじめ、生前知っていた人物を誰からも教わらずに数名見分けました。
また、母親の話によると、ヴィクターが生きていた時に起こった出来事を二つも言い当てた上、吃音、宗教心に厚い、左利きというヴィクターの特徴も受け継いでいました。
さらに、小さな頃から発動機に関心を示し、発動機を操作・修理する技術も持っていました。
これは、ヴィクターが生前持っていた技術で、コーリスの家族には縁のないものだったということです。
生まれ変わり事例2.マ・ティン・アウン・ミヨ
日本兵の記憶を持った、ビルマの少女の話です。
ビルマに住む女性は、妊娠中に上半身裸で半ズボンの日本兵が、自分を追い回して「あなたたち夫婦の元で暮らすつもりだ」と宣言する夢を見ました。
女性は女の子を出産し、その女の子はマ・ティン・アウン・ミヨと名付けられました。
マ・ティン・アウン・ミヨは3、4歳の時、上空に飛行機が飛んでくるのを見て、「撃たれる」と言ってひどく怖がって泣き叫び、それ以降飛行機恐怖症になりました。
また、4歳の頃メソメソしていたのでどうしたのかと尋ねると、「日本に行きたい」と答えました。
その後、次第に第二次大戦中、村に進駐していた日本兵だった時の記憶を語り始めました。
自分の前世は日本軍の炊事兵で、連合軍の飛行機が村にやってきて機銃掃射をし、鼠蹊部に弾が当たって死んだこと、北日本の出身で結婚して子どもがいたこと、入隊するまでは小さな商店を営んでいたこと、日本軍がビルマから撤退している最中に戦死したことなども次々と話したのです。
マ・ティン・アウン・ミヨはとても変わった行動をしましたが、日本兵だと思うとその行動は納得のいくものでした。
というのも、彼女はとても男性的で、男の子用の服を着たがり、男の子のような髪型にしたいと強く言い張っていたのです。
また、遊びもビルマの女の子では絶対にしないような、戦争ごっこや球蹴りなどの男の子の遊びを好んでしたと言います。
人はなぜ生まれ変わるのか?
肉体は死んでも魂が輪廻転成して生まれ変わるのは、物体には経年寿命があるけれど、データ(記憶)は連綿と続いていくからです。
例えば携帯電話は、使っていくうちに古くなって故障が起きて動作しにくくなったり、傷がついたりするので定期的に買い換えます。
ただ、たいていの人は機種変更しても、アドレス帳や画像データは引き継ぎますよね。
魂もこれと同じで、人間の肉体も経年寿命がありますが、魂の中のデータは、ボディが変わっても引き継がれます。
生まれ変わるごとに過去の記憶がなくなるのは、これから体験することをより新鮮に感じることができるようにです。
そして個々人のデータは無意識の図書館、アカシックレコードに蓄積されていき、個々の魂と共にアカシックレコードのレベルもどんどんアップするんですね。
「人の魂のデータは引き継がれるもので、生まれ変わりを繰り返している。だから誰でも必ず過去世を持っている」
ということがわかっていただけたでしょうか。
もしあなた自身の過去世を知ることができれば、前回やもっと前の人生でやり残した魂の宿題がわかり、現世でやるべきことや解決すべき問題を知り、魂がよりスピードアップして成長することができるのです。
過去世からのカルマかも?現世に与える影響
ここからは、過去世からのカルマや過去世が現世に与える影響について解説します。
カルマとは、過去世から引き継いだ現世での課題で「業」と言われるものです。
過去世での行いが現世に反映され、解決すべき問題や試練として現れます。
過去世からの影響が出やすいのが人間関係。
過去世で深い繋がりがあった人とは、現世でもなんらかの形で再会することがとても多いです。
双子や親子、夫婦や恋人……。
今、あなたの近くにいる人の中に、過去世からの繋がりがあった人物かもしれません。
過去世は良い形であれ悪い形であれ、現世に影響を与えています。
過去世からの影響を5つの項目に分け、詳しく解説していきますね。
過去世の影響1.人間関係
親子や双子は、過去世から深い繋がりがある場合があります。
親子は特に身近な関係性ですが、過去世において全てがいい関係であるとは言えません。
例えば、親子なのに傷つけあってしまう関係であったり、親子なのに離れたくてしょうがない関係であったり……親子という関係性において悩みや問題を抱えている方は少なくありませんよね。
現世において親子関係で問題を抱えている場合、過去世において敵対関係を築いていた相手や自分を苦しめていた相手が子どもとして生まれてきている……と言うことも考えられます。
また、双子は時に一つの魂を分け合って生まれてくることがあると言われています。
一卵双生児なのに容姿が全く似ていないことが特徴です。
元は一つの魂ですが、一方に多数の課題が与えられ、一方にガイドとしての役割が与えられます。
共に助け合いながら、現世での課題を解決していく必要があるのです。
過去世の影響2.恋愛関係
人間関係で多くの人が悩みを抱えるのが夫婦や恋人との関係性ですよね。
特に夫婦は、魂において最も強い繋がりを持っている同士です。
とても仲の良い夫婦でも、ぶつかり合ってばかりの夫婦でも、魂の学びが隠されています。
例えば、強烈に惹かれあって結婚し、その後も仲良くい続けられる夫婦の場合、過去世において結ばれたくても結ばれなかった相手である可能性があります。
逆に、結婚まではトントン拍子に話が進んだのに、結婚後の関係性が微妙と言う夫婦の場合、過去世でのカルマを解消するために一緒になっている可能性があります。
悩みや問題が絶えない恋人でも、同じことが言えます。
前世においても恋人同士だった場合もありますし、全く違う関係性だった場合もあるのです。
ただ、どんな関係性の夫婦・恋人であっても、過去世での強い繋がりがある相手であることは間違いありません。
過去世の影響3.ツインレイやツインソウルの存在
スピリチュアルにおいて「ツインレイ」や「ツインソウル」という言葉はよく耳にしますよね。
ツインレイとはソウルメイトのうちの一つで、元々は同じ魂を持った片割れの相手を意味します。
「転生の最終形」とも言われ、世界にたった一人しか存在しません。
特別な使命と試練を果たすために分かれた魂ですので、出会うと強烈に惹かれ合うのが特徴で、ほとんどの場合が生涯の伴侶となります。
ツインソウルとはツインレイと同じように、元々は同じ魂を持った片割れの相手を意味します。
しかし、ツインレイと異なり、何度も生まれ変わりを繰り返しては、お互いの成長のために出会ったり別れたりを繰り返します。
また、ツインレイがたった一人しか存在しないのに対し、ツインソウルは複数おり、必ず出会うとは限りません。
過去世の影響4.恐怖症やトラウマ
特定の条件や環境下になると強い恐怖を感じたりしませんか?
例えば「閉所恐怖症」「高所恐怖症」など、現世でトラウマを抱えている訳ではないのに元々恐怖を感じるような場合、過去世のトラウマが関係している可能性があります。
前章で紹介した「生まれ変わり事例2.マ・ティン・アウン・ミヨ」の話は過去世を引き継いだ恐怖症そのものでしたよね。
過去世で強い恐怖心を感じながら亡くなった場合や、強い記憶に残るほど苦しめられた場合に現世で恐怖症として影響することがあります。
過去世の影響5.因縁
因縁と聞くと、暗いイメージを感じる方が多いのではないでしょうか。
因縁とは仏教語で、物事が生じる直接の力である「因」と、それを助ける間接の条件である「縁」を意味し、必ずしも悪いものばかりではありません。
例えば、現世においてとても愛し合っている夫婦であっても、過去世においては憎悪の感情を持っていた場合もあります。
過去世で抱いた強い感情が、現世における繋がりとなっているのです。
簡単に過去世を知れる5つのリーディング方法
最後に、あなたの過去世を簡単に知るためのリーディング方法を5つ紹介します。
過去世を知ることは、「自分がどこでどんな人生を生きてきた人間なのか、また今世ではどんな影響があるのか」を知るヒントになります。
すぐにできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
過去世リーディング方法1.潜在意識を知る
過去世とは、潜在意識の中にある記憶の一部と言っても過言ではありません。
潜在意識は、あなた自身の深層にある意識のことで、普段から自覚することができない意識です。
ちなみに、私たちが常日頃、頭の中で考えている思想のことを顕在意識と言います。
「私はこれが得意だから、この道に進もう」と決めるのは顕在意識です。
しかし、「なんとなくここには近づきたくない」といった感覚的に嫌悪感を感じる場合などは、潜在意識が「ここには近づかないで」と警告を出している可能性があります。
頭で考えるよりも早く、そして強く行動に現れるのが潜在意識なのです。
私たちは常日頃からさまざまな選択を自分の意思で決定していますよね。
しかし実は、普段頭に思い浮かべている顕在意識は、人の意識全体のたった3%しか占めていないのです。
つまり、人の意識の97%という大部分を潜在意識という無自覚な意識が占めているという訳なんですね。
潜在意識には、過去世から引き継いでいる無自覚な意識が眠っています。
過去世を知りたいのであれば、まずはあなた自身の潜在意識と向き合うことが一番大切なのです。
未知リッチでは、「潜在意識で人生を書き換えるメール講座」という無料メール講座を配信しています。
その名のとおり、潜在意識を書き換えることでより良い人生を引き寄せるための講座です。
主催者の西澤さんは、今までに3000人以上の人を見てきた、経験豊富なプロの心理セラピストなので安心してくださいね。
すでに1万人いる読者さんからは、「恋人ができた!」「収入が2倍に増えた!」など、嬉しい声もいただいています。
過去世を知るための第一歩として、ぜひ潜在意識について学んでみてください。
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過去世リーディング方法2.恐怖症を知る
前世で亡くなった時の状況が、もしも非業の死を遂げたなら、その時の恐怖が現世にも受け継がれると言われています。
例えば、水難事故で亡くなったなら海や川、プールが怖い、火事で亡くなったならキャンプファイヤーや火事現場が怖い、高いところから落ちて亡くなったなら高所恐怖症であるなどです。
前世で犯罪を犯し、島流しにあった場所が蝶の群生する場所で、蝶に囲まれながら孤独に死んでいったため、蝶が苦手だと言う事例もあります。
何か特定のものや状態に特別恐怖を覚えるなら、それが前世の一つの手がかりになることがあるのです。
過去世リーディング方法3.行きたい場所を知る
一度も行ったことがないけれど、無性に行ってみたい場所がある場合、前世で住んでいたり、深く関わっていた場所である可能性があります。
今特に行きたい場所がない場合は、インターネットで探すという方法があります。
ネットで国内や海外の風景画像をとにかくたくさん閲覧し、直感で気に入ったものや気になるものがあったら、ピックアップしておくのです。
一定数集まったところで改めて見てみると、ある共通点が出てくるはずです。
それが特定の地域なら、出典を調べてみましょう。
地域や場所が絞れたら、そこがあなたの前世に深く関わっている場所です。
過去世リーディング方法4.瞑想を行う
過去世を知るためには、自分自身の心を集中させて、心を鎮めることが必要不可欠です。
心を無心に近い状態にする方法としておすすめなのが「瞑想」です。
瞑想と聞くと、神への祈りや悟りを開くなど、宗教的なイメージを持つ方の方が多いかもしれません。
しかし瞑想は、集中力を養ったり、心身のリラクゼーションや不安を軽くしたりする効果もあります。
仏教では、瞑想は「内観」を意味し、内観することで意識が「阿頼耶識(あらやしき)」と呼ばれる真相意識へ到達することで悟りを得られるとされていました。
ヒンドゥー教では、瞑想は真我(しんが)の会得や神との合一体験を意味し、輪廻転生からの解脱が最終目的であるとされています。
瞑想は潜在意識をコントロールする方法の一つでもあります。
過去世リーディング方法5.前世療法を行う
前世療法とは、セラピストなど専門家の元で退行催眠をし、前世を探っていく方法です。ヒプノセラピーや催眠療法などがあります。
前世療法は、生き方に悩む人が人生に役立つ情報を得るためのものです。
過去がどんな人生で現世にはどんなカルマを抱えて生まれてきたのか、どんな職業をしていて今世ではどんな仕事に向いているのかや、親しい人との前世での繋がりなどがわかります。
【まとめ】過去世を調べると現世の問題のヒントがある
生まれ変わりの事例などを見る限り、過去世は確かに存在しています。
また、自分の過去世を知ることで、「今の人生の生き方のヒント」を得ることができます。
過去世を知る方法については、
専門家に頼むと高額だったり、うまく誘導されずに結局見られなかったということもありますからね。
いきなりハードルの高い方法にチャレンジするのは難しいものです。
まずはここでご紹介した気楽にできるネットでの場所探しや、無料の前世占いなどで試してみてください。
- 潜在意識を知る
- 恐怖症を知る
- 行きたい場所を知る
- 瞑想を行う
- 前世療法を行う
簡単な方法であっても、それが自分の生き方を知るための一歩になるはずです。
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