今回は自分が嫌いな人の7つの特徴と、自分を愛せるようになる今すぐできる方法をご紹介します。
自分が嫌いな人は、ひどいときは消えてしまいたいくらい落ち込んでしまいますよね。
自分嫌いを治すなんて難しいと感じているでしょう。
しかし、実は今すぐ簡単に始められる「自分を愛する」方法があるのです。
ぜひ試してみてくださいね。
自分が嫌いな人7つの特徴
自分が嫌いな人は、次の共通する7つの特徴を持っています。
- 悪いことが起きると全て自分のせいだと思ってしまう
- 自分ルールの「ねば」「べき」が多い
- 褒められても否定する
- 物事を極端に考える
- たった一度のことでも「いつも」と考えてしまう
- 完璧主義で自分の成果を認められない
- 自分が我慢すれば良いと考えている
この項目だけ見てもピンとくるものがある人もいたかと思います。
では、これからその特徴を詳しくみていきましょう。
自分が嫌いな人の特徴1. 悪いことが起きると全て自分のせいだと思ってしまう
自分が嫌いな人は、何か悪いことが起きると、自分が直接関わっていないことでも「自分のせいでそうなったのではないか」と考えます。
例えば今日初めて会ったにもかかわらず、彼氏の機嫌が悪いと「私が何かしたせいで怒っている」と感じてしまいます。
自分が嫌いな人の特徴2. 自分ルールの「ねば」「べき」が多い
自分が嫌いな人は自分の中で色々とルールがあります。
- 「30歳までに結婚しなければならない」
- 「お酒を飲んでも羽目を外してはならない」
- 「いつもきちんとした格好をするべき」
など、俗説やマスコミの言うことまで取り込んで「ねば」「べき」のルールをたくさん持っています。
自分が嫌いな人の特徴3. 褒められても否定する
人に褒められても「いえいえ、私なんて」「まぐれです」と全力で否定します。
自己肯定感が低いため、自分の良い面を受け入れられないのです。
自分が嫌いな人はネガティブ思考に陥りがちなので、自分の良い面を素直に受け入れられないばかりか、人の悪い面や欠点も大きく見えます。
一度人の悪い面を見てしまうと「あの人はあんな考え方だからつきあうのはやめよう」「ろくでもない人だ」と人格まで否定してしまうのです。
自分が嫌いな人の特徴4. 物事を極端に考える
自分が嫌いな人はオール・オア・ナッシングで、白でなければ黒で中間のグレーがない考え方です。
恋愛に関しても「あの人は好き」「あの人は嫌い」と白黒はっきりしています。
また、物事の決着をはっきりつけなければ落ち着かず、しばらく様子を見たり宙ぶらりんにしておくことが苦手です。
自分が嫌いな人の特徴5. たった一度のことでも「いつも」「全て」と考えてしまう
自分が嫌いな人は、たった一度のことでも、その出来事がいつも起こっていると考えてしまいます。
仕事などで一度ミスを犯すと「自分はいつもミスをしてしまう」と感じ、「またミスをしてしまうのではないか」と常に不安になります。
また、ウマの合わない人1人から無視されただけでも「自分はみんなから無視されている」と感じたりします。
自分が嫌いな人の特徴6. 完璧主義で自分の成果を認められない
自分が嫌いな人は完璧主義で自分に厳しい傾向があります。
たとえ人より優れていても、「100点を取らなければ意味がない」、「1番でなかったから絶望的だ」と感じてしまいます。
また、いつも現状で満足できず、「もっと努力しなければ」「もっとよくできるはずだ」と常に上を追い求めます。
完璧主義のおかげで成功する人もいますが、周りにも完璧を要求することが多いので周囲は疲れます。
自分が嫌いな人の特徴7. 自分が我慢すれば良いと考えている
自分が嫌いな人は自己犠牲の精神が強く、「自分さえ我慢すれば丸く収まる」と考えています。
そのため自分が損をしてしまう場合でも頼まれればつい引き受けてしまったり、不本意でも相手に合わせたりします。
自分は人より劣っているので、せめて人のために自分が犠牲になろうと考えているのですね。
いま挙げた7つの特徴を持っていて、何かのきっかけで作動すると「だから自分はダメなんだ」と思う理由となります。
そのため、自己肯定感が低く、自分の存在価値が認められないので消えてなくなりたくなることがあるのですね。
自分が嫌いになる原因
自分が嫌いになる原因は、潜在意識によるものです。
幼い頃から育ってきた環境で培われた潜在意識への刷り込みが、自分で自分を嫌いにしてしまっているのです。
育ってきた環境とは家庭のことです。
完璧な家庭などなく、それぞれの家庭は大なり小なり問題を抱えています。
- 親が仕事で忙しくてかまってもらえなかった
- 親が過保護すぎて甘やかされた
- 親が育児放棄していた
- 親が厳しすぎて要求が高かった
- 親に暴力や性的・精神的な虐待を受けていた
- 親がアルコール中毒やうつ病で精神的に不安定だった
程度の差こそあれ、各家庭には様々な事情があります。
子どもは親がいなければ生きていけないため、親に見放されないようにするしかありません。
例えば親が忙しくてかまってもらえなければ、何かで注意を引く必要があります。
何かのきっかけで下の兄弟の面倒を見て褒めてもらう経験をすると、「下の兄弟の面倒を見れば褒めてもらえる」と幼いながらも無意識に学ぶのです。
そして、自分が甘えたい時でも我慢して、下の兄弟や他人を優先すれば愛情をもらえる、という潜在意識への刷り込みがなされます。
潜在意識への刷り込みが、先にあげた7つの特徴を作り出し、その価値観に自分の行動が及ばないと「自分はダメだ」と落ち込んでしまうのです。
自分が嫌いな人は、自分の嫌いな部分は持って生まれた性格のせいだと思っていますが、実はそうではありません。
人に好かれたいがために無理して愛想を振りまいたり、自分を押し殺して人に合わせ過ぎると疲れてしまい、自分が嫌いになってしまいますよね。
しかしそれは、幼い頃に無意識に感じた「見捨てられるのではないか」という強い不安や「人に合わせなければ愛してもらえない」という潜在意識への刷り込みによるものなのです。
潜在意識への刷り込みが原因なら、変わることはできないのか、自分を好きになることはできないのかというと、そんなことはありません。
潜在意識は大人になってからでも十分書き換えることが可能です。
⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
自分嫌いを克服して自分を愛する方法
自分嫌いを克服して自分を愛するには、潜在意識で刷り込まれた「自分専用の色眼鏡」を外す必要があります。
その方法が、あとでご紹介するマインドフルネス瞑想です。
自分専用の色眼鏡とは、自分ルールや完璧主義などからくる「ものごとを歪んで捉える」思考のことです。
物事をそのまま受け取れず、色眼鏡をかけて歪んだ解釈を加えてしまい、良し悪しや好き嫌いの判断を下しているのです。
しかし、自分を愛せる人は、自分にも人にも寛容で、「そんなこともあるよね」といろいろな見方ができるので、自分も人も許せます。
それは「いい加減な人」と映るかもしれませんが、実は心の健康にとってはとても重要なことです。
自分や人に「良し悪し」「好き嫌い」の判断をつける人は、常に競争の中にいるので苦しいし、人を心から信頼することができません。
自分嫌いを克服し、自分を愛せるようになるには、物事や自分をありのまま認めて受け入れることです。
色眼鏡をかけずに「自分は今そう感じているんだ」「こういうことが起こっているんだ」と受け入れると、いろいろな視点から物事を捉えることができるようになります。
色眼鏡を外してありのままを受け入れるには、マインドフルネス瞑想が有効です。
マインドフルネス瞑想は、自分の中に沸き起こった感情を抑えない訓練をする方法です。
マインドフルネス瞑想を続けるとありのままを受け入れるようになれ、不安やストレスの軽減、人間関係の改善などができます。
マインドフルネス瞑想は、その有効性が買われてビジネス界でも知られています。
よく知られたところではスティーブ・ジョブスが行なっていたし、現在Googleをはじめ世界的な大手企業が社員研修などで取り入れています。
⇒【決定版】マインドフルネス瞑想入門!瞑想のやり方を簡単に解説
【まとめ】恋愛で失敗してもイライラしても自分を責めないで
自分嫌いな人が「自分が嫌い」と感じるのは、恋愛での失敗や職場での人間関係が悪いときに多い傾向があります。
恋愛で失敗するととてつもない絶望感が襲いかかり、「自分のこんなところがダメだから自分は愛してもらえない」と落ち込むことがありますね。
また、職場でミスすると「なんで自分はこうなんだ。また周りに迷惑をかけてしまう」とイライラして自分を責めてしまいます。
しかし、どうか自分を責めないでください。
自分の嫌いだと思う部分は、育った過程で親から愛されるために選択せざるを得なかった結果なのです。
それは親のせいでも、ましてやあなたのせいでもありません。
原因の追究よりも、あなたの「自分が嫌い」ということを克服して生きづらさを解消することを考えましょう。
今回ご紹介したマインドフルネス瞑想は、習慣化して何度も繰り返すうちに、自然と内面が変わってくる優れた方法です。
ぜひ実践して、自分を愛し、人からも愛されるあなたになってください。
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