「変わりたいのに変われない自分が嫌い」「同じことを繰り返してしまう」といった悩みを抱えていませんか。見捨てられ不安や依存体質などがあって変わりたいもののうまく行かず、現在の自分に悩む方も多いでしょう。
『なりたい姿』が明確であったとしても、自分を変えるのはかんたんなことではありません。なぜなら、自分だけでは根本的な『変われない原因』にアプローチできていないことが多いためです。
努力をしても変われないと感じているのなら、あなたのなかに隠された本当の原因を知って、悩みを解決しましょう。
この記事では、「変わりたいのに変われない」原因をくわしく解説していきます。変われない本当の原因を突き止める方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。
「変わりたいのに変われない」よく言われる原因

「変わりたいのに変われない」原因は、自分の性格や思考のクセに関係しているとの考えが一般的です。
周囲から、「変われないのは意思が弱いからだ」「行動しないから変われない」「変われないのは甘え」と責められた経験を持つ方もいらっしゃるでしょう。
変われない原因とされる代表的な性格や思考のクセには、次のようなものがあります。
意思が弱い・完璧主義である・先延ばしグセがある・恐怖心や不安感が強い・変化が嫌い・目標がない・行動力がない・自己中心的である
確かに、意思の強さや行動力は、なりたい姿に自分を変えるための大切な要素です。しかし、性格や思考のクセはあくまでも表面的なものにすぎません。
自分の性格や思考のクセがわかっていても変われないのなら、根本的な原因は別の場所にあるのです。根本的な原因を解消しないかぎり、「変わらなきゃ!」と努力しても、思うような結果にはつながらないでしょう。
「変わりたいのに変われない」原因の根本は潜在意識にある!

「変わりたいのに変われない」原因の根本は、あなたの『潜在意識』のなかにあります。潜在意識のブロックによって、あなた自身が無意識に「変わること」を恐れ、拒否している可能性があるのです。
たとえば、完璧主義を例に考えてみましょう。完璧主義の方は、「失敗すると自分の価値が下がり周囲に失望されてしまう」と思いがちです。しかし、失望されたくないあまり、完璧をめざし続けていると、やがて疲弊してしまいます。完璧主義でも、「本当は多少の失敗で周囲に失望されることはない」と頭では理解している方も多いでしょう。それでも変われないのは、自分では気づいていない潜在意識の中で「完璧主義になった根本的な原因」が影響しているからです。
「子ども時代に親からの期待が重く、100点以外だと怒られた」「完璧を求められ続けた」といった環境で育つと、潜在意識レベルで失敗を恐れるようになることがあります。その結果として完璧主義になり、潜在意識のなかで無意識に変わることを拒否したり、怖がったりしているのです。
潜在意識の影響について、さらにくわしく見ていきましょう。
潜在意識が原因で「変わりたいのに変われない」具体例
潜在意識が原因で変われない具体例を2つ紹介します。
- 過去の経験がトラウマになってしまっている例
- 前世(過去世)のカルマが影響している例
過去の経験や前世のカルマが影響していると、意思の力だけで自分を変えることが難しくなってしまいます。さらに、「努力しても変われない」という新たな悩みにつながってしまうのです。
ご自身にあてはまる部分がないか、ぜひチェックしてみてください。
過去の経験がトラウマになってしまっている例
過去の経験が深いトラウマになると、潜在意識に組み込まれて「変わりたくても変われない」原因になってしまうことがあります。
たとえば、次のような例です。
- 子どものころに大人から「わがままを言うと嫌われるよ」と言われた
- 助けを求めたのに、「自分で何とかしなさい」と突き放された
子どものお願いごとに対して「わがまま」だと決めつけてしまう大人もいます。繰り返し「嫌われる」とネガティブな言葉で否定されてしまうと、潜在意識に「意見を言ってはいけない」と記憶され、他人に合わせてばかりになるでしょう。
つらいことや苦しいことがあって助けを求めたのに突き放され、「他人に頼ったら迷惑をかけてしまう」との思い込みにつながってしまうこともあります。
そういった出来事があっても、必ずしも記憶に残っているとは限りません。子ども時代の出来事は、大人になると記憶が薄れたり、忘れたりすることもあります。ところが、覚えていなくても潜在意識には刻み込まれてしまい、性格や思考のクセに反映されてしまうのです。
前世(過去世)のカルマが影響している例
前世(過去世)のカルマも潜在意識に大きく影響します。スピリチュアルの世界では、前世の記憶・経験は、現世での性格や課題に大きな影響を与えると考えられているのです。
前世のカルマにより変わりたくても変われない例には、次のようなものがあります。
- 過去世で愛する人に裏切られたり、守れなかったりした
- 自分の言動により迫害を受けたり、真実を語って処罰を受けた
「恋愛に臆病で勇気が出ない」「異性が怖い」といった性格なら、過去世での愛する人との経験が影響しているのかもしれません。
自分自身の発言によって迫害や処罰を受けた経験から、魂が「声を出すのは危険」と記憶していて、人前でうまく話せない人もいらっしゃるでしょう。
過去の記憶と同じように、前世のカルマが潜在意識に刻まれている場合も、自分の力だけで変わるのは難しくなります。
潜在意識の影響はあなたが思っているより大きい
人間の意識は「顕在意識」と「潜在意識」の2つです。
- 顕在意識……普段の思考や意思決定など、自覚できる意識のこと
- 潜在意識……過去のトラウマや前世でのカルマなど、行動や感情に影響を与える、自覚できない意識のこと
顕在意識の割合は3~10%、潜在意識の割合は90%~97%だと言われています。つまり、私たちの行動や日常生活で起こる出来事のほとんどは、想像以上に潜在意識の影響を強く受けているのです。
潜在意識のなかにメンタルブロックがあると、無意識のレベルで心身が「変わりたくない」と思ってしまいます。メンタルブロックとは、あなたの行動や発想を制限する、壁のようなものです。メンタルブロックがあると、自由な発想や行動が妨げられてしまいます。そこで、今の状況から抜け出して変化していくには、潜在意識に働きかける方法が効果的です。
潜在意識が原因で「変われない」場合、自分で解決するのは難しい

効果的な方法だと言っても、潜在意識が原因で変われない場合、自分の力だけで解決するのは難しいでしょう。たとえば、次のような悩みは、潜在意識の書き換えで解決に導けるケースがあります。
- 自己肯定感が低く、「自分なんて成功しない」と思ってしまう
- 浪費がやめられないためにお金が溜まらず、苦労している
- 人間関係が上手くいかず、常に満たされない
しかし、知識を持たない状態で潜在意識にアプローチしようとしても、メンタルブロックの特定や浄化は難しく、思うような結果は得られないでしょう。また、心理カウンセラーに相談しても、ヒアリングだけでの解決は難しく、時間もかかってしまいます。
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