今回お話しするのは、古代エジプトのシンボルでもある「ホルスの目」についてです。
ホルスの目、と言われてもピンと来ないかもしれませんが、画像を見ていただければ、「あー、こんなの見たことある」と思っていただけるのではないでしょうか。
ちなみにホルスの目のデザインは、この記事のトップ画像みたいな形をしています。
実はこのホルスの目ですが、今や街中に溢れており、タトゥー、アクセサリー、お守り、イラストなど、色々なところで目にするようになっているのです。
さらにホルスの目は、あの有名な秘密結社「フリーメイソン」とも関係があると言われています。
そこで今回は、ホルスの目についてスピリチュアル的な見解から詳しく解説をしていきます。
気になる部分の真実に迫っていきますので、ぜひ読み進めてください。
ホルスの目の意味とは
ホルスの目はその名のとおり、古代エジプトの神様であるホルス神の「目」です。
ホルスは頭が隼になっていることから、ホルスの目は隼の目をモチーフに形作られており、そのデザインのおしゃれさから、さまざまな場所でデザインとして使われています。
そしてホルスの目のデザインには、実は隠された意味があります。
たとえば、正しく描かれたホルスの目のデザインには、宇宙の黄金比と呼ばれる「1:1.618」の比率が内包されているのです。
そしてほかにも、ホルスの目にはさまざまなスピリチュアル的意味が含まれています
ここからはそんなホルスの目について、基本的な詳細を説明していきます。
ホルスの目の起源である天空神ホルスとは
ホルスの目の持ち主である「ホルス」は、エジプト神話に登場する天空と太陽を司る隼の神です。
ホルスは、人の身体に隼の頭を持つ姿で描かれます。
まずはそんな天空神ホルスのことについて、詳しく掘り下げていきましょう。
実はエジプト神話において、ホルスという名前を持つ神様はもともと2柱存在していました。
1柱は、太陽神ラーの息子であるホルス。
もう1柱は、冥界と深く関わりを持つ2柱の神様、オシリスとイシスの息子であるホルスです。
しかし、やがてこの2柱のホルスは同一視されるようになり、エジプト神話の中でもとくに偉大な神と呼ばれるようになりました。
古代エジプトにおいて、ホルスは「王そのもの」の象徴です。
そのため、エジプトの王であった歴代のファラオはホルスの化身であり、地上に生きる神として崇められていたのです。
そしてその影響から、ホルスはエジプトでもっとも多様性のある神であるとも言われています。
どういうことかというと、王の権威を保つために、ホルスの設定は時代の移り変わりとともに変化していったという特徴を持つのです。
たとえば、太陽神ラーがエジプトの主神であるとされている時代には、ホルスはラーの息子であると言われるようになり、ファラオは神の息子という地位を持つようになりました。
また、ホルスがイシスの息子であると言われるようになると、イシスは玉座の守護者であり、幼いファラオの守護神であるという設定が追加されました。
ほかにも、ホルスやその周りの神々の設定は、その時代によって変化し、そのつど、王たるファラオの権威性も確保されてきたという歴史を持っているのです。
このようにホルスは、人の歴史とともにその立ち位置を変えてきました。
そのためホルスは、古代エジプトにおいて、もっとも人の世と深い関係性を持った神様だったのです。
ホルスの目は右目と左目で別々の意味を持つ
実はホルスの目は、左右で別々の意味を持っています。
右目が「ラーの目」、左目が「プロビデンスの目(もしくはウジャトの目)」と呼ばれており、それぞれ別の目であると言われているのです。
右目である「ラーの目」は、人間の松果体を表しています。
松果体とは、人間の脳にあるとても重要な器官のことです。
スピリチュアルの世界においても松果体は魂のありかと呼ばれ、とても大きな意味を持つ器官であるとされています。
ホルスの目(ラーの目)と松果体の詳しい話はこの記事でもまとめていきますので、読み進めるかリンクをクリックして確認してみてください。
一方、左目である「プロビデンスの目(ウジャトの目)」は、「全能の目」、もしくは「万物を見通す目」と言われており、人ならざる存在、つまり神の目であることを表しています。
都市伝説にまつわるテレビ番組なんかでよく見かける「ピラミッドに描かれた目」は、このプロビデンスの目です。
実はこのプロビデンスの目は、秘密結社フリーメイソンと深い関係があります。
この辺りの関係性についてもこの記事で詳しく語っていますので、気になる場合はリンクからそちらを先に確認してみてください。
このように、ホルスの目は左右がそれぞれ別の目であり、持っている意味もそれぞれ違っているのです。
右目である「ラーの目」が松果体という人間が持っている器官を表しているのに対して、左目にある「プロビデンスの目」は、万物を見通す神の目を表しているということですね。
ホルスの目が持つ魔術的な意味
ホルスの目は、魔術的にも大きな意味を持っています。
とくにホルスの母親であるイシスは、死者をも蘇らせる稀代の魔術師であると言われる存在です。
このことから魔術を行う人々の間では、今でもこのホルスの目が一種のシンボルとして扱われています。
また、魔除けとしてホルスの目の形をしたアクセサリーを飾っておくという風習もありますし、おまじないとしてホルスの目を紙に書き込むというものもあります。
このように現代でも、ホルスの目は魔術的に深い意味を持っていると信じられているのです。
ホルスの目と松果体の関係性とは?
ホルスの右目である「ラーの目」が人間の松果体を表していることから、ホルスの目と松果体には深い関係性があります。
ちなみ松果体とは人の脳にある小さな器官のことで、スピリチュアルにおいては魂の在りかであるとさえ言われている場所です。
そして、この「目」、「松果体」というキーワードでもう1つ浮かび上がってくるキーワードがあります。
それが「第三の目」です。
第三の目は、人が持つ7つのチャクラの6つ目で、物質と精神を繋ぐ場所であると言われています。
そしてもちろん、第三の目があるとされる場所も、ラーの目と同じ、松果体のある場所なのです。
つまり、「ラーの目=第三の目=松果体」であると言っても良いわけですね。
第三の目については、詳しく説明している記事もありますので、そちらも併せて参考にしてみてください。
⇒第三の目が開いている人は真実を見抜く!開眼して覚醒する3つの方法
スピリチュアルにおいて松果体は、精神的に物事を感じることができる器官である言われています。
2008年、アメリカのメリーランド大学のヨシザワ・マサト氏と、ウィリアム・ジェフリー氏の2名の科学者が、ある魚の研究をしていました。
その魚はメキシコの洞窟に生息していて、目がありません。
しかしこの目がないはずの魚が、なんと光を感知しているというのです。
光の受容体がないにもかかわらず、どうやってこの魚は光を感知しているのか、とアメリカのメリーランド大学の両名は研究をしていたわけですね。
そして両名は研究発表にて、「脳の松果体が直接光を感じとっていると結論付けた」という発表をしました。
つまり、「目」という物質的な光感知のための器官がない魚は、松果体という精神な目によって光を感知していた可能性があるということなのです。
この魚は文字通り、普通の目ではない「第三の目」を持っていたわけですね。
このことからホルスの右目であるラーの目は、松果体=精神的な目(第三の目)を表しているのではないか、と考えられます。
スピリチュアルにおいて、物質的な感覚を捨てて精神的な感覚を得ることは、真実を知るうえでとても重要視されています。
ホルスの目もまた、その重要性を物語っているのかもしれませんね。
ホルスの目はフリーメイソンの象徴!?
ホルスの目の左目にあたる「プロビデンスの目(ウジャトの目)」は、都市伝説としてよく名前の挙がる秘密結社「フリーメイソン」の象徴であるとされています。
フリーメイソンは自分たちのシンボルとしてピラミッドに目が書かれたイラストを使しているのですが、その目こそがホルスの左目である「プロビデンスの目(ウジャトの目)」なのです。
そこでここからは、ホルスの目とフリーメイソンについて、その関係性を掘り下げていきましょう。
ホルスの目とフリーメイソンの陰謀論とは
フリーメイソンと言えば陰謀論というくらい、フリーメイソンはよく陰謀とセットにして語られますが、それは彼らのシンボルであるホルスの目においても同じです。
ホルスの目があるところには、何かしらの陰謀もあるとセットで考えられることがとても多いんですね。
というのも、実はフリーメイソンのシンボルである「ピラミッドにホルスの目」というマークは、不自然なほど世界中のさまざまなところに散りばめられているのです。
ちなみにフリーメイソンは、元々中世ヨーロッパ時代に結成された石工組合が前身としてできた組織です。
現在、多くの著名人がメンバーになっており、世界を裏から牛耳っているのではないか、と噂されています。
とくに注目すべきなのは、「アメリカ初代大統領のジョージ・ワシントン」や「第93代内閣総理大臣の鳩山由紀夫」といった国の代表までもがフリーメイソンのメンバーであるという点です。
これはつまり、日本やアメリカといった国の中枢に、フリーメイソンが入り込んでいるということを意味しています。
さらに驚くべきことに、民主党本部の横の建物には、なんと三角の中に目が入っているロゴが掲げられているのです。
これは、ピラミッドに描かれたホルスの目、つまりフリーメイソンのシンボルを表していると噂されています。
そして、フリーメイソンのシンボルが掲げられているのは、民主党の本部だけではありません。
日本の千円札やアメリカの1ドル札といった国の紙幣にも、フリーメイソンのシンボルは隠されているのです。
このようなことから、フリーメイソンは多くの国の中枢に入りこんでいるのではないかと噂されています。
フリーメイソンに常に陰謀説がつきまとっているのには、それなりの理由があるということですね。
タトゥーやお守りなどホルスの目は町中に溢れている!
フリーメイソンのシンボルであるホルスの目は、何も国の中枢にだけ溢れているわけではありません。
もっと身近なところで、ホルスの目がデザインとして使われています。
- タトゥー
- 入れ墨
- お守り
- 洋服のイラスト
- 会社のロゴ
- ネックレス
- ペンダント
- イヤリング
たとえば、こういったものですね。
もちろんこの中には、単純にホルスの目のデザイン性が良いから、という理由で採用されているものもたくさんあるはずです。
さらに、ホルスの目にはお守りやパワーストーンのような効果もあります。
「ラーの目」を身につければ松果体が活性化されると言われ、「プロビデンスの目(ウジャトの目)」には守護神ウジャトの加護によって魔除けの効果があると言われているのです。
そのため、それらの効果を目当てにホルスの目のデザインが使われていることもあるのでしょう。
しかし、中にはそれら以外の目的でホルスの目が使われているものもあると噂されているのです。
もしかすると街中に溢れるホルスの目には、陰謀めいた意味があるのかもしれませんね。
【まとめ】ホルスの目の真実を知ろう
今回は、古代エジプトのシンボルで、スピリチュアル的にも大きな意味を持つホルスの目についてお話をしてきました。
ホルスの目は、左右でその意味が違ってきます。
右目は「ラーの目」と呼ばれており、人間の精神的な目である第三の目を表していると言われています。
スピリチュアルにおいて、物質にとらわれずに精神の目で物事を見れるようになるのはとても重要なことです。
ラーの目は、そのことを表しているとされているわけですね。
第三の目については、詳しくまとめた別記事がありますので、そちらの方も確認してみてください。
⇒第三の目が開いている人は真実を見抜く!開眼して覚醒する3つの方法
そして左目は、「プロビデンスの目(ウジャトの目)」と呼ばれる万物を見通す目です。
こちらは人ならざるもの、つまり神の目であり、都市伝説でよく名前が挙がる有名な秘密結社「フリーメイソン」のシンボルとしても使われています。
このようにホルスの目は、右目は人間の目を、左目は神の目を表しているのです。
街でホルスの目のデザインを見かけたときは、ぜひ左右どちらの目なのか確認してみてください。
それによって、そのデザインが持つ意味合いが変わってくるかもしれませんよ。
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