今回は、地球を一つの生命体とみなす「ガイア理論」についてお話ししていきます。
突然ですが、地球には自浄作用がある、という説をご存知でしょうか？
人間の体が「免疫によって体に悪いものを退治する」のと同じように、地球にも「地球にとって悪いものを退治する自浄機能が備わっている」という考え方です。
そしてもしかすると、人類がその「悪いもの」として認識されている可能性があるのではないか、という仮説があります。
たとえば、「疫病」や「異常気象」は、人類を滅ぼすために発生している地球の免疫機能なのかもしれない、ということです。
こういった意思のようなものを、まるで一個の生命体のように地球が持っているという説を「ガイア理論」といいます。
中にはトンデモ理論として認識している人も多く、宗教によくある終末思想ではないのか、と言う人もいます。
しかし、人類が環境破壊を行っているのは事実で、もし仮に地球に意思があったのなら、「人類を撲滅したい」と思っていたとしても、不思議ではないのかもしれません。
それでは、ガイア理論と、それに関係する地球の自浄作用が人類に与える影響について、お話をしていきます。
ガイア理論が真実だとするならば、これは私たち人類にとってとても大きな問題です。
わかりやすく解説しますので、ぜひ読み進めてください。
ガイア理論を簡単に説明すると
ガイア理論を簡単に説明すると、地球を一個の生命体とみなし、「地球」と「その中に住む生物」が相互に関係しあって環境を作っている、という仮説のことです。
人間でたとえると、腸内環境は「人間」と「大腸菌」が相互に関係しあって作っていますよね？
地球と人間の関係性も、それと同じです。
要は、「地球にとっての人間」が、「人間にとっての大腸菌」に相当する、ということなのです。
このガイア理論を提唱したのは、NASAに勤務していた大気学者で、かつ化学者だったジェームズ・ラブロック氏です。
1960年代、ラブロック氏はのちのガイア理論となる「自己統制システム」という仮説を打ち立てました。
ラブロック氏が大気学者であったこともあり、当初、自己統制システムは、主に気候を中心とした仮説でした。
「生物と環境は相互に作用しあっていて、この相互作用には何らかの恒常性が認められる」、という内容だったのです。
そしてその恒常性が、気候だけでなく地球全体に関与しているとするのが「ガイア理論」です。
ちなみに、ガイア理論という名前をつけたのは、作家のウイリアム・ゴールディング氏です。
ギリシア神話に登場する女神「ガイア」にちなんだ名前だったのですが、この命名がリアリストである科学者の感情的な反発を招き、ガイア理論の発表当初は、強い批判が寄せられることとなりました。
しかし今では、ガイア理論に関する論文や書籍が発表される機会も増え、その認知度が高くなってきています。
また、日本における漫画やアニメでもよく登場するようになりましたので、「内容は知らないけれど言葉だけは知っている」という人も多いですね。
(例:ウルトラマンガイア、寄生獣、スペック、Fateなど)
ガイア理論は、知れば知るほど興味が持てる仮説です。
ぜひ、今回の記事を読み込んで、そのあとで自分でも色々調べてみてください。
ガイア理論が人類に及ぼす影響
ここからは、ガイア理論が真実だった場合、人類にどのような影響を与えるのかについて説明していきましょう。
あくまでも仮説ですが、ガイア理論が証明された場合、人類にとって大きな試練が訪れる可能性があります。
その試練とは、地球が人類を病原菌として扱い始めるということです。
ガイア理論は、「地球は一個の生物で、自らが環境を作ろうとする意思を持っている」とする仮説です。
そして、もし地球に意思があるのなら、自身の存続のために色々と手段を講じる、と考えるのが一般的ではないでしょうか。
人間が健康に気を使って塩分を控えたりするのと同じことですね。
そこで、人類が地球に対して行っている環境破壊を思い出してみてください。
地球から見た人類はまるで、身体を攻撃する病原体のようだと思いませんか？
元々あった細胞(自然)を破壊し、それを材料にして、人体(地球)にはなかったはずの悪性腫瘍(化学物質)を作り出す病原体(人類)。
そしてあなたは、身体の中に病原体が入ったら、自前の免疫力や薬の力で、退治しようとしますよね。
そう考えると、地球が自浄作用という名の免疫力を発揮するかもしれないという説も、笑い話ではなくなってきます。
現に、異常気象や地震、エボラやペストなどは、地球の自浄作用によって発生したものではないか、という説もあります。
そして、もしこの説が正しければ、いつか地球の環境が、人類に適さない形に変貌してしまう可能性だってあるのです。
もしくは、氷河期、インフルエンザの変性、少子化などが起こって、人類に大打撃を与えてしまうのかもしれません。
これが、ガイア理論が人類に及ぼすかもしれない、恐ろしい影響です。
ガイア理論と超意識の関係性は？
ここからは、ガイア理論と超意識の関係性についてお話ししていきます。
ここまで、人類は地球の意思によって滅ぼされてしまうかもしれない、という話をしてきました。
しかし、実はまだ、地球と意思の交流を行う手だては残されているのです。
それが、「超意識」の存在です。
超意識とは、あらゆるものが共通で影響を受ける、個人の枠を超えた超常的な意識のことをいいます。
超意識は「神の意識」とも呼ばれ、全知全能を内包しており、繋がることができれば最高の幸福を得ることができると言われているのです。
そして、仮に地球に意思があるのだとすれば、その意思もまた、超意識から影響を受けているはずなのです。
つまり、超意識にアクセスすることができれば、地球の意思を感じとれる可能性があるというわけですね。
超意識について、詳しくは下記にまとめています。
超意識にアクセスすることで、地球のことを少しでも理解できるかもしれません。
ぜひ、確認してみてください。
【まとめ】ガイア理論は人類にとって大きな意味を持つ
今回は、ガイア理論についてお話してきました。
ガイア理論とは、地球を一個の生命体とみなし、「地球」と「その中に住む生物」が相互に関係しあって環境を作っている、という仮説になります。
人間にたとえると、「人間」と「大腸菌」が相互に関係しあって腸内環境を作っている、というのと同じですね。
あくまで仮説なのですが、ガイア理論が真実で地球が意思を持っていた場合、
地球の自浄作用により、環境汚染を繰り返す人類を病原菌として扱い始める可能性もあります。
現に、地震や異常気象や疫病は、地球の自浄作用として発生するものであるという説もあります。
もしも地球に意思があったなら、その地球の意思で、人類は絶滅してしまうかもしれないわけです。
しかし、地球の意思と交流を交わす手段は残されています。
それが、「超意識」の存在です。
超意識とは、あらゆるものが影響を受ける、個人の枠を超えた意識のことです。
神の意識と呼ばれ、全知全能を内包していると言われています。
そして、地球にも意思があるとするのなら、その意思もまた、超意識に影響されているはずなのです。
つまり、超意識にアクセスすることができれば、地球の意思を読み取ることが可能となり、どうすれば絶滅を回避できるのかが分かるかもしれない、ということですね。
無論、ここまでの話はすべて仮説です。
しかし、超意識の存在については、「ブーバ/キキ効果実験」という、その存在を裏付けるような実験結果もあります。
「ブーバ/キキ効果実験」の話については、下記の記事で紹介していますので、気になる方は確認してみてください。
⇒集合的無意識とは？アクセス方法やアカシックレコードとの関係を紹介
なんにせよ、「ガイア理論」の有無は人類にとって、とても大きな意味を持っています。
仮にガイア理論があった場合、今のまま環境破壊を繰り返していては、地球が人類を見限ってしまうかもしれませんからね。
そういう意味でも人類は、1度立ち止まって、地球の意思に耳を傾ける必要があるのかもしれませんね。
西澤裕倖
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