「ディビュークの箱」は、「呪いの箱」といわれています。
なぜなら、この箱を手に入れた人物が、次々と不可解な現象に遭遇したからです。
心霊現象に興味があるかたなら、きっとこの箱にも興味があることでしょう。
そこで、この記事では、
などについて紹介します。
ディビュークの箱はとても怖いものです。
いくらオカルトが好きなかたであっても、このような箱は引き寄せたくありませんよね。
しかし体質が変われば、怖いものを引き寄せないようにすることは可能です。
最後まで読んでいただければ、ディビュークの箱についての知識が深まると共に、このような存在を引き寄せない方法を知ることができますよ。
ディビュークの箱とは
ディビュークの箱とは、実在する「悪魔が封じられた箱」と呼ばれる箱のことです。
「ディビューク(Dybbuk)」とは古代ヘブライ語で「封じ込めた霊」を意味します。
これはザック・バガンの博物館に展示されている実際の「ディビュークの箱」です。
特に不気味な様子もなく、何の変哲もないワインキャビネットに見えます。
しかし、この箱を手に入れた人物は、
- 体調の悪化
- 害虫の大量発生
- 部屋の悪臭
- 幻覚
など次々と不可思議な現象に襲われました。
そのため、「ディビュークの箱」は「呪いの箱」と呼ばれているのです。
ディビュークの箱の歴史:起源からオークション売却、現在まで
「呪われた箱」「悪魔が封じられた箱」……そう呼ばれるディビュークの箱は、これまで様々な人物によって所有されてきました。
なぜなら箱を開けたマニス以降の持ち主は、不可解な現象に見舞われた結果、ディビュークの箱を手放しているからです。
それでは、ディビュークの箱の歴史について見ていきましょう。
所有者 | ディビュークの箱入手後の出来事 |
ハヴァレ(Havaleh) |
ハヴァレというポーランド人女性が、移民としてアメリカに来たときに、スペインで購入したディビュークの箱を祖国から持ち込む。彼女はその箱について家族に「絶対に開けてはいけない。自分が死んだら一緒に葬ってほしい」と依頼。 しかしユダヤ教の慣例により、それは叶わず、処分に困った孫娘が遺品整理のためにガレッジセールに出した。 |
マニス(Mannis) |
ガレッジセールに出されていた箱を、近所に住む骨董収集家のケビン・マニス(Kevin Mannis)が購入。 マニスが箱を開けると、中には、「1920年代のペニー硬貨が2つ、紐で縛られたブロンドの紙の束、紐で縛られた黒茶色の紙の束、ヘブライ語で”シャローム(shalom)”と刻まれた小さな像、小さな金色のワイン用ゴブレット(取っ手のないグラス)、乾燥した薔薇のつぼみが一つ、タコの足のような4本足のキャンドルホルダー」が入っていた。 その箱を手に入れた日から心霊現象、超常現象が起きはじめ、マニスは体調を崩し、不気味なことが続くようになる。 さらにマニスが誕生日プレゼントとして母親にディビュークの箱を贈ったところ、母親はその日に脳卒中を起こした。 ディビュークの箱がハヴァレ家の家宝だったことを知り、マニスはハヴァレの孫娘に返却を申し出る。しかしハヴァレの孫娘は返却を望まず、マニスが所持するように主張。孫娘は、「ディビュークの箱は祖母の裁縫室に保管されていた。その箱にはディビューク(dybbuk,死者の悪霊)が住んでいると言われていたので、決して開けられなかった」と話した。 やがてマニスはその箱をネットオークションに出品。 |
イオシフ(Iosif) |
ミズーリ州カークスビルにある、トルーマン州立大学の学生・イオシフ・ネイイオシツケ(Iosif Neitzke)が箱を入手。 イオシフがディビュークの箱を手にすると、家のライトが燃え、彼の髪は抜け落ちた。さらに、部屋の悪臭、害虫が増える、電子機器が故障する、幻覚が見える、など様々な現象が起こるようになる。 イオシフはディビュークの箱を大手オークション・サイトのebayに出品。出品時には自分自身が体験した奇怪な現象を書き添えたことなどから、オークションページは14万回以上のページビューを記録し、2004年7月25日のロサンゼルスタイムズ紙に記事が掲載される。 |
ジェイソン(Jason) |
ミズーリ州にある整骨療法に関する展示館の館長であるジェイソン・ハクストンがディビュークの箱を入手。 ディビュークの箱を入手後、じんましんや吐血など、ジェイソンの全身に奇怪な異常が現れるようになる。 ジェイソンは、ユダヤ教の宗教指導者である「ラビ」に相談し、箱の中の悪霊を封印する方法を探す。 封印は成功し、ジェイソンはディビュークの箱を秘密の場所に隠すが、その後に超常現象研究家に寄付。 |
ザック (Zak ) |
超常現象研究家のザック・バガン(Zak Bagans)は、ジェイソンからディビュークの箱を寄付される。 ザックは米ラスベガスに所有する「ホーンテッド・ミュージアム」にディビュークの箱を展示。 |
そんなディビュークの箱の中を撮影した写真があります。
箱を開けたマニスによると、中身は、
- 1920年代のペニー硬貨が2つ
- 紐で縛られたブロンドの紙の束
- ヘブライ語で”shalom”と刻まれた小さな像
- 紐で縛られた黒茶色の紙の束
- 小さな金色のワイン用ゴブレット
- 乾燥した薔薇のつぼみが一つ
- タコの足のような4本足のキャンドルホルダー
と記録されています。
マニスやイオシフは、超常現象や体調不良に悩まされたことから箱を手放しました。
しかし4人目の持ち主であるジェイソンが箱の中の悪霊を封印する方法を探し、無事に封印に成功したといわれています。
そして現在、ディビュークの箱はラスベガスにあるザック・バガンの博物館に展示されています。
ディビュークの箱をモチーフにした映画「ポゼッション」
そんなディビュークの箱をモチーフにしているのが、2012年のアメリカ映画「ポゼッション」です。
「ポゼッション (Possession)」という言葉には「悪魔がとりつくこと」という意味があります。
悪魔が封じ込められた箱を描いた映画にはぴったりなタイトルですね。
では、この映画「ポゼッション」について、
- 映画「ポゼッション」のあらすじ
- 映画はどこまでが実話なのか
- 映画で使用された蛾(ガ)について
- 本物のディビュークの箱が映画で使用されたことについて
などについて見てみましょう。
1.映画「ポゼッション」のあらすじ
バスケットボールコーチをしているクライドは3か月前に妻と離婚。週末ごとに娘のハンナとエミリーとの時間を過ごしていた。あるときエミリーはガレージセールでアンティークの木箱を購入する。それ以来、エミリーは箱に異常な執着を見せるようになる。蛾が大量発生するなどの変わった出来事が起こる中、次第にエミリーは常軌を逸した姿へと変貌していく……。
これが、映画「ポゼッション」のあらすじとなります。
2.映画はどこまでが実話なのか
「ポゼッション」では、実在する「ディビュークの箱」をモチーフとしています。
では、映画のどこまでが実話なのでしょうか。
実際の出来事は、
- ハヴァレの孫娘が箱をガレッジセールに出して遺品整理
- ケビン・マニスが購入し箱を開けるがオークションに出品
- 購入したイオシフが実際に起こった奇怪な出来事を書き添えてebayに出品
- ジェイソンが購入し、悪魔を再び箱に封じ込め、ザック・ハガンに寄付
という流れです。
つまり実話と同じ部分は「ガレージセールで呪われた箱を購入する」という部分になります。
登場人物や箱に閉じ込められた悪魔、悪魔祓いの内容はすべて創作であると考えられます。
3.映画で使用された蛾(ガ)について
ディビュークの箱の持ち主は、いずれも「サソリやゴキブリなどがわいてきた」と証言しています。
そこでオーレ・ボールネダル監督は、映画にも大量の蛾が発生するシーンを登場させています。
なんともおぞましいシーンです。
部屋の中央にいるのは、箱に魅入られた少女エミリー。
ベッドの上で身動き一つしないエミリーの周囲を、大量の蛾が飛んでいます。
このシーンに使われた蛾は、CGではなく、すべて本物です。
現実に起きた出来事をベースとした映画ということもあり、「ポゼッション」では、あらゆるシーンで現実味のある演出が用いられています。
このシーンを撮影するため、監督は蛾の専門家を起用し、撮影のタイミングで成虫となるように2000匹の幼虫をセットに運び込みました。
それにより、CGでは表現しきれない不気味さが演出されています。
本物のディビュークの箱が映画で使用されたことについて
この映画では、蛾だけではなく、ディビュークの箱も実物が使用されたといわれています。
これは徹底的に現実味のある演出にこだわったためでしょう。
それにより映画の撮影現場では、
- 奇妙な風が吹く
- 箱を入れた倉庫で不可解な火災が発生する
などの出来事があったといわれています。
興味があるかたは、ぜひ映画もチェックしてみてください。
本物?ディビュークの箱を開ける動画
さて、悪霊が封じられているとされる「ディビュークの箱」を開ける動画が話題になっています。
動画に登場するのは、ザック・バガンの博物館に展示されているものとは別の箱です。
この動画が公開されたのは2018年の12月15日ですが既に再生回数は800万回以上。
かなり多くの人が視聴している動画となっています。
動画の内容について簡単に説明します。
- 動画には1人の男性が登場し、購入した「ディビュークの箱」について説明
- 箱は蝋のようなもので封がされた状態である
- 箱を振るとカラカラという乾いた音がする
- ゴーストメーターを使って計測すると機械に反応が現れる
- 別な機械を使うと、中からの声が聞こえる
- 開封すると、中には水晶のようなものが入っている
不思議なことに、箱を開けて水晶を取り出したあとはゴーストメーターに反応が出ません。
しかし、その直後、壁にかかっていたものが落ちるなどの異変が発生しています。
動画の真偽は不明です。
それでも、男性が箱を開けたあとの、部屋の様子は実に不気味で、強く印象に残ります。
勇気があるかたは、ぜひ、動画もチェックしてみてくださいね。
【まとめ】ディビュークの箱のような悪霊ではなく、良いものを引き寄せて生きよう
この記事では、
- ディビュークの箱とは
- ディビュークの箱の歴史
- ディビュークの箱をモチーフにした映画について
- ディビュークの箱を開ける動画は本物か
について紹介しました。
「ディビュークの箱」に閉じ込められているような悪霊は大変怖いものですが、大抵の人は存在にすら気付かず過ごすことができます。
しかし、人によっては、悪霊を呼び寄せてしまう霊媒体質の人も存在します。
そのような人の場合、自分が望まずとも悪霊などを呼び寄せ、不可思議な現象に巻き込まれてしまうのです。
あなたにも、何か思い当たる部分はありませんか?
これまでの人生の中で、「なぜ自分だけがこんな悪い出来事に遭うのだろう?」と思った経験はないでしょうか。
そんな経験があるのなら、もしかしたら、あなたが霊媒体質で、自分でも気付かないうちに悪霊を引き寄せている可能性があります。
この霊媒体質を克服するためには、「引き寄せの法則をマスターすること」がとても効果的です。
霊媒体質は、病気ではなく、あくまで体質です。
そのため、病気のように、治そうと思って治せるものではありません。
もともとの霊能力が強い人の場合には、一生、その体質と付き合っていく覚悟が必要となります。
しかし、だからといって、霊媒体質を克服できないわけではありません。
霊媒体質とは、霊などスピリチュアルな存在を引き寄せてしまいます。
しかし「霊媒体質=悪霊だけを引き寄せる体質」ということではありません。
霊媒体質は、悪霊だけを引き寄せるのではなく、良いものも等しく引き寄せます。
そこで、良いものだけを引き寄せることができるようになれば「霊媒体質を克服できる」ということになる、というわけです。
それを実現してくれるのが「引き寄せの法則」です。
引き寄せの法則とは、「潜在意識」という深層に眠る意識を書き換えることで、願望を引き寄せることができる手法のことです。
この世のものには、物質から意識に至るまで、すべてに「波動」という固有の周波数が備わっています。
そして、波動には「波動共鳴」という、似た周波数のものを引き寄せる特性があるのです。
その特性を利用することで願望を叶えるのが、「引き寄せの法則」となります。
たとえば、心の底から「自分は幸せだ」と思っていれば、意識が幸せな波動を発することで、本当に幸せになれます。
しかし、心の底から「自分は不幸だ」と思っていれば、意識が不幸せな波動を発してしまうため、現実でも不幸になってしまうのです。
霊媒体質は、霊的なものをより強く引き寄せてしまう体質です。
ただし、どんなものを引き寄せるかは、あなたの意識が決めることなのです。
つまり、心の底から「自分はいいものだけを引き寄せる、悪いものは寄ってこない」と常に意識できるようになれば、引き寄せの法則が働いて、実際にその通りになるのです。
とはいえ、意識の書き換えをするのは、一人では難しいことでもあります。
たとえば、幸せな恋愛がしたいとき、「私は幸せな恋愛ができる」という形で意識を書き換えることができれば、現実に幸せな恋愛が引き寄せられてきます。
しかし、「幸せな恋愛がしたい」という意識が少しでも混ざると、「幸せな恋愛をしたいと思っている自分=幸せな恋愛ができていない自分」を引き寄せてしまうのです。
この辺りの意識の書き換え方が、引き寄せの法則の難しいところとなっています。
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