今回は、「簡単にできる変性意識状態への入り方」を紹介します。
「変性意識状態に入るのは難しい」
と感じている人は多いです。
しかし、引き寄せを実現させるためにも変性意識状態に入ることは大事ですよね。
そのため、「変性意識状態に入ることが難しいから」と、引き寄せを実現することを諦めてしまう人が多いのです。
でも実は、簡単に変性意識状態に入ることは、あなたが思っているほど難しいことではありません。
今回は、
について説明しますので、ぜひ参考にしてください。
変性意識状態の意味とは
変性意識状態の入り方を紹介する前に、まずは変性意識状態の意味について正しく理解しましょう。変性意識状態について簡単に説明します。
変性意識状態とは、普段の日常的な意識状態以外の意識状態のことです。
・・・何のことだかよくわかりませんよね。
つまり、無意識と意識の間、意識はあるけどより無意識に近い状態、もしくは無意識からの情報を普段より受け取りやすい状態、という意味です。
トランス状態といったほうが、イメージしやすいかもしれません。
トランス状態になりやすい行事としては、「祭り」が挙げられます。ご存知のように、祭りは季節の節目などに日常から離れて集団で行われるものです。
祭りは世界各地で古来より行われていますが、一種の集団トランス状態を生むものとしても知られています。日本の祭りやインディアンの土着祭りなどでも、軽い変性意識状態が引き起こされると言われてきました。
祭りの盛り上がりによる熱狂が引き起こす集団変性意識状態は、人間の根源的なパワーによるものです。
民俗学ではハレ(非日常)とケ(日常)で日常が分けられていますよね。
古来から人は、このハレとケを行き来することによって、精神のバランスを保っていたと考えられています。
当然、祭りは日常から離れて行うものなので、「ハレ」の行事です。
昔の人は祭り(=ハレ)を行うことによって、精神のバランスを保ち、ストレスを逃す知恵を自然と身につけていたんですね。
祭りのように、自然に変遷意識状態に入ることができるものは、今日でも世界各国で受け継がれ、実行されています。
また、心理学の世界ではカールロジャースが変性意識による癒しの重要さを述べています。
正しく変性意識状態を利用すれば、心の健康も保たれると考え、治療を行なっていました。
簡単な変性意識状態への入り方
それでは、さっそく「簡単な変性意識状態への入り方」について説明します。
変性意識状態への入り方とタイミング
普通、変性意識状態には簡単に入ることができませんが、日常生活の中でも、変性意識状態への入り方を意識しなくても、入れるタイミングがいくつかあります。
良し悪しに関係なく、変性意識状態に入れる行動をあげてみますね。
- ヘミシングやソルフェジオ周波数などの音を聴く
- アイソレーションタンクによる感覚遮断を行う
- 薬物を使用する
- アルコールを摂取する
- 電気的な刺激を脳の側頭部に与える
- 瞑想する
- 単調な動きの繰り返しを行う
- ジョギング(ランニングハイ)を行う
- 性行為を行う
- 催眠にかかる
- 極度の肉体的・精神的ストレス状態に陥る
- 極度の集中状態に入る
これらの行動を行うだけで、いちいち入り方を実践しなくても、自然と変性意識状態に入ることができるんですね。
ただ、薬物など法的にアウトだったり、極度のストレスなど危険を伴うものは絶対に行わないでください。
お酒を飲むときや、単純な作業を繰り返すとき、またジョギングを行うときなどに、変性意識状態に入ることに挑戦してみるのはいいですね。
最も簡単なのは「就寝前の一瞬」を使う入り方
日常の中で簡単にできる変性意識状態への入り方、それは、就寝前の朦朧とした一瞬を利用することです。
変性意識状態への入り方は、一見難しいようですが、実は寝る前のちょっとした時間ですんなり入ることが可能なんです。
具体的な入り方はとっても簡単です。
布団に入って体の力が抜け、徐々に眠りに落ちていくその瞬間、頑張って意識が消えないようにするだけです。
すると、眠っているような起きているような、不思議な状態になります。これが「変性意識状態への入り方が成功した状態」です。
この時、願望やなりたい将来を考えると、潜在意識が容易に書き換えられます。
変性意識状態に入っている時は、無意識の情報をより引き出しやすく、潜在意識を書き換えられる状態でもありますからね。
これを利用して、潜在意識を「自分の望む未来」に書き換えましょう。
ただし、変性意識状態に入っている時に、恨みや憎しみ、嫉妬、不安などのネガティブな感情を持つと、その通りに書き換わってしまうため、注意が必要です。
仮に復讐を目論んでいたとしても、願いは叶うかもしれませんが自分の心を汚してしまうことになるので、お勧めしません。
また、自分はダメだ、など失敗を思い出すのもNGです。失敗を強化してしまうことになるためです。
眠りに落ちる前の朦朧とした時間には、人への感謝やなりたい自分、明るい未来などをぼんやりと思い浮かべると良いでしょう。
これは一種の瞑想状態と同じなので、ストレスや不安からも解放されますよ。
変性意識状態への入り方は、最初はなかなか難しく、かえって目が冴えてしまうなんていうこともあるかもしれません。しかし、繰り返すうちにだんだん感覚をつかめてくるはずです。
また、就寝前に布団に寝た状態で瞑想を行うのもお勧めです。瞑想のやり方はこちらに詳しく書いてあるので、読んでみてくださいね。
変性意識状態がもたらす効果
変性意識状態に入ると、高揚感や恍惚状態、脱魂状態になるなどと言われています。シャーマンの降霊術や憑依現象などを思い浮かべるとわかりやすいですよね。
変性意識状態とは、「自分をより高めるための真の覚醒状態」だといわれています。
そのため変性意識状態に入ると、潜在意識を書き換えることができたり、自分を高めたりすることができるんですよ。
古代インドでは意識を4つの状態に分けています。
- 覚醒状態
- 夢を見ていない睡眠状態
- 夢を見ている状態
- 真の覚醒状態
そして、古代インドのヨガなどでは、変性意識状態が「真の覚醒状態」だとしており、そのほかの意識状態は醒めない「幻覚状態」であるという考えがあります。
そのため、自分をより高めようとする修行者や宗教団体の間で、変性意識状態への入り方の様々なテクニックが研究されてきました。
変性意識状態の危険性
変性意識状態への入り方を実践する際、危険を伴うことがあります。まず、安全な場所で行わないと現実的に怪我をしたり、事故に遭ってしまうことが考えられます。
また、トランス状態になって、元に戻れなくなるという話をよく耳にします。
通常の意識状態ではないため、瞑想などであまり長い時間変性意識状態に入っていると、通常の意識状態に戻りにくくなるという危険は、確かに存在します。
変性意識状態への入り方に成功すると、なんでもできそうな気分になるため、ときに信じられないような行動を起こしてしまう、という危険もありますね。
幻覚や幻聴などの不思議体験をする場合もあるため、突然窓から飛び降りたり、裸足のまま外に飛び出すという事例も報告されています。
また、人が変性意識状態に入っているときは、心理的にコントロールしやすくなっているので、悪用すると大変なことになります。
これはいわゆるマインドコントロールと呼ばれるものですが、他人の思考や感覚、行動を誘導や操作することができ、信仰宗教団体が使う手口として有名です。
変性意識状態への入り方を行うときは、必ず安全な場所で行い、深く長くなりすぎないよう注意しましょう。
変性意識状態まとめ
変性意識状態の入り方はとても簡単で、これによって引き寄せを実現したり、潜在意識を書き換えることが可能です。
しかし、やり方によっては危険も伴うため、取り扱いには十分注意しなければなりません。
- 変性意識状態とは潜在意識の情報を受け取りやすい状態のこと
- 変性意識状態には瞑想やジョギングのほか、薬物やアルコールなどでも入る
- 変性意識状態は寝る前の朦朧とした瞬間を利用すれば簡単に入れる
- 変性意識状態時の脳の仕組みは未だ未解明
- 変性意識状態に入るときの注意は長く深く入らないこと
変性意識状態は上手に利用すれば、潜在意識を書き換えることができ、願望が叶ったり心が浄化されて不安やストレスからも解放されます。
就寝前の一瞬を上手に使えば引き寄せも楽に実現可能ですよ。
変性意識状態への入り方は、自分が望む「良い未来」のためだけに、注意して行なってください。
コメント