人を心から信頼することができず、恋愛がいつも上手くいかない、なぜかいつも同じパターンになってしまう。そんなあなたはもしかして見捨てられ不安を持っているのかもしれません。
見捨てられ不安とは、相手に見捨てられることに対して強い不安を持ってしまうこと。
今回は、
を主にお伝えしていきます。
見捨てられ不安を持っていると、強い不安から色々な行動を引き起こしてしまうため、恋愛が上手くいかなくなってしまうのです。
- 大好きな相手なのに、いつも恋愛がうまくいかない
- 親友ができても、すぐに自分から関係を切ってしまう
- 好きになればなるほど、相手も自分も傷つけてしまう
見捨てられ不安を解決できないままでいると、相手と分かりあえずにいつも辛い思いを抱えて生きることになります。
ここでは見捨てられ不安について、徹底解説していきます。
見捨てられ不安の原因や解決方法も紹介します。
見捨てられ不安度合いを自己診断でチェックする項目もあるので、あなたの見捨てられ不安度もチェックしてみて下さいね。
見捨てられ不安とは?
見捨てられ不安とは、相手に見捨てられてしまうのではないか、嫌われてしまうのではないかと過度に不安を持つことです。
相手のちょっとした発言や行動も気になり、勝手に被害妄想して一方的に傷つきます。
一度思い込んでしまうと猜疑心が大きくなるので、相手の言い分もただの言い訳にしか聞こえなくなってしまいます。
そして怒りに任せて衝動的な行動をとるなどして相手を傷つけ、自分も傷つけてしまうのです。
では、見捨てられ不安の人が具体的にはどんな特徴を持っているのか見てみましょう。
見捨てられ不安を持つ人の特徴
見捨てられ不安を持つ人の特徴には大きく次の2つがあります。
- 極端な思考
- 不安のあまり自分から関係を断つ
まず「極端な思考」ですが、白でなければ黒、好きでなければ嫌い、という感じです。
見捨てられ不安の人は、相手から見捨てられないか不安で不安で仕方なく、いつも焦燥感を感じています。
そのため、恋愛中は心穏やかな日が少なく、毎日辛い思いをしています。
例えば、メールの返信が遅れたり、話しかけた時の返事が生返事だったりすると、「相手は自分をもう好きではないのかも」と思ってしまいます。
相手にしてみれば、たまたま忙しかったり疲れていたりしただけかもしれません。
しかし見捨てられ不安を持つ人はそんな相手の事情も想像できないくらい、気持ちに余裕がないのです。
いつも自分に愛情が向けられていないと「嫌われている」と思い込み、「どうしたら愛情を取り戻せるか」と必死に考えます。
また、相手のちょっとした言動や態度で、自分の存在自体を全否定されたと思い込むのも特徴です。
自分の好きな曲やアイドルなどを否定されたり、会話の中に「でも」があると、その事柄についてではなく自分自身を否定されたと思い込むのです。
否定されるのが怖いので、いつも相手に合わせてしまいます。つまり、自分の考えを押し殺して常に我慢しているのです。
そのため知らないうちに怒りやストレスを溜めていきます。
さらに、独占欲が強く、いつも相手のことばかり考えていて、「いつか見捨てられるのではないか」と不安が絶えません。
「私はいつもあなたのことを考えているのに、どうして同じだけ愛情をくれないの?」と思うのですね。
そのため普通では考えられないような極端な行動に出て相手を試すようなことをしたりもします。
その最たるものがストーカー行為や犯罪です。
自殺未遂や自傷行為をして相手の気をひこうとすることもあります。
また、こんなに辛いなら、いっそ自分から離れよう、と思うのも特徴です。
相手が離れる恐怖に耐えられなくなり、自分から関係を絶ってしまうのです。
しかし、離れても不安が消えないため、離れてはくっつきを繰り返します。
見捨てられ不安を持つ人は、見捨てられるのではないかという不安と思い込みが強く、我慢してストレスを溜め込んでいるため衝動的になりやすいのが特徴です。
見捨てられ不安からくる3つの行動
見捨てられ不安を持つ人は、特徴的な共通した行動をします。
- 試し行動
- しがみつき
- 突き放しやこき下ろし
では一つずつ解説していきますね。
見捨てられ不安からくる「試し行動」
相手がどこまで自分のわがままを許してくれるか、どれだけ無償の愛情を持っているかを試します。
ちなみにこれは、私の知り合いから聞いた体験談です。
知り合いもその彼女もお互いに東京在住なのですが、夜中に寝ていたところ、「今群馬にいるの。迎えにきて」と彼女から泣きながら電話がかかって来たそうです。
彼女とは喧嘩もしていないし、この2〜3日忙しくて電話ができなかっただけです。
彼は彼女のことは好きでしたが、日頃の彼女の独占欲に振り回されて正直疲れ切っていました。
それで夜中に電話を受けた時も、内心「明日も仕事もあるし、どうして自分が群馬まで迎えにいかなきゃいけないんだ、面倒臭い」と思いました。
しかし、経験から逆上させるとますます電話が長引くため、とりあえずその場はなんとか電話で説得して自力で帰ってもらいました。
そして後日別れたそうです。
これは本当に極端な例ですが、愛情を感じられないと行動もどんどんとエスカレートしていきます。
リストカットをして相手の気をひこうとしたり、自殺をほのめかして相手を脅したりすることもあります。
見捨てられ不安からくる「しがみつき」
見捨てられ不安を持つ人は、しがみついて依存します。
相手に嫌われたくないので相手にしがみついて束縛し、わがままを言って相手の行動を規制します。
また、なんでも相手ありきで物事を考える、行動するといった依存も特徴です。
相手のことはなんでも知っていないと気が済まなくなり、メールや電話も昼夜を問わず頻繁にします。
メールに対する返信がなかったり電話に出なかったりすると、応対するまでしつこくしたり、ひどくなると自宅まで押しかけます。
見捨てられ不安からくる「突き放しやこき下ろし」
見捨てられ不安の人は見捨てられる恐怖のあまり、自分から突き放したりひどいことを言ってこき下ろしたりすることもあります。
見捨てられ不安の人には「好き」と「嫌い」の両極しかありません。
そのため相手が振り向く可能性がないとわかった途端、悪口を言ったり突き放したりして「大嫌い」になります。
好きだという気持ちを持っている時は「相手なしでは生きていけない」くらいになります。
しかし、一旦嫌いになると同じくらいの激しいエネルギーで相手に憎悪を抱きます。
なぜ好きから反対側の嫌いになってしまうかというと、「見捨てられる前に見捨ててしまおう」と思うからです。
拒絶されるのが怖いあまりに、自分から先に拒絶して安心しようと思うのです。
そのため、親しくなってくると自分から関係を切って、孤独になる人が多いのです。
あなたの見捨てられ不安度は?自己診断チェック10項目
あなたの見捨てられ不安度を自己診断でチェックしてみましょう。
思い当たるものが複数あれば、改善が必要です。
- メールの返信が遅いと不安になり、いてもたってもいられなくなる
- 常に愛情を確かめないと不安
- 相手の携帯をこっそりチェックしている
- 相手のスケジュールを逐一知っていないと不安
- いつも相手のことで頭がいっぱいで、自分を愛しているかどうか不安
- 相手が他の異性と話しているのを想像するだけで怒りを感じる
- 相手と24時間一緒にいたいと思い、その気持ちを我慢できない
- 相手が自分の思い通りに行動してくれないと不安になる
- 相手が自分のことを好きでないとわかると一気に嫌いになることがある
- いつも自分を優先してくれないと不安になる
いかがでしたか?
10項目中5項目以上あると、見捨てられ不安の傾向があります。
見捨てられ不安の傾向があると思う人は、辛い毎日から解放されるため、改善することをお勧めします。
見捨てられ不安の原因
見捨てられ不安の原因は、幼少時の親子関係にあります。
親子間で精神的な安全基地が築かれていないと「捨てられてしまうのではないか」「見放されてしまうのではないか」という慢性的な不安が生まれます。
見捨てられ不安になる原因には次のようなことがあります。
- 両親が離婚した
- 親から暴力を受けていた
- 親が育児放棄していた
- 親が過保護だった
- 親が厳しすぎた
- 他の兄弟と比べられた
- 親が無関心だった
- 親が忙しくて構ってもらえなかった
暴力や育児放棄などの特別なものから、一般家庭でもありがちなものまで、原因は様々です。
同じ要因を持つ親の元で育っても、全員が全員見捨てられ不安になるわけではありません。
個人の生まれ持っての気質や個性も影響しているのですね。
しかし、共通しているのは「親から無性の愛情をもらえなかったと感じた」という点でしょう。
無意識に、「親に気に入られるように行動しなければ自分の存在を認めてもらえなかった」、あるいは「見捨てられるという恐怖を感じていた」人です。
そういう人は、親の愛情を得るためには機嫌を取らなければならないと思い込んで成長します。
すると、「愛情を得るには機嫌を取らねばならない=愛しているなら機嫌をとるべきだ」という図式が出来上がります。
そのため、人に対しても自分と同じ生き方を無意識に強いてしまい、相手が自分の思い通りに行動しないと愛されていないと感じます。
それはただ感じない、というのではなく、激しい欠乏感や絶望、孤独感です。
それで、恋愛中でも自分の思い通りにならない相手には「私の機嫌を取り続けないなら、あなたを見捨てますよ」というメッセージを送らずにはいられなくなるのですね。
見捨てられ不安を克服する方法
見捨てられ不安を克服するには、心から信頼できる「安全基地」を作ることです。誰か一人でも、どんな自分でも受け入れてくれる信頼を持てる人を作ること、そしてどんな自分でも自分自身で受け入れることです。
自分で自分を受け入れることを自己受容と言います。
まずは自分以外の人と安定した信頼性を築くことで、自己受容も出来る様になります。
信頼できる人は親がベストですが、親が無理な場合は、友達やパートナーでも良いでしょう。
周囲の人で難しい時には、カウンセラーなどプロの手を借りることもできます。
現在、未知リッチで無料配信中の「潜在意識で人生を書き換えるメール講座」内で、未知リッチ運営者である西澤さんのカウンセリングをお得に受けられる案内をしています。
西澤さんはプロの心理セラピストで、今までに3000人以上の人生を変えてきた経験豊富なベテランです。
メール講座自体も、あなたが自己受容をして、見捨てられ不安を解消するのに、とても役立つ内容で配信しています。
この機会に、ぜひチェックしてみてください。
⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
「ありのままの自分でいいんだ」と思えるようになれば、見捨てられ不安はなくなり、生きづらさも解消されますよ。
恋愛での見捨てられ不安のまとめ
見捨てられ不安は恋愛で上手くいかない、同じパターンになってしまう原因になります。
見捨てられ不安を持つ人の特徴は次のようなものがあります。
- 極端な考え方
- いつも見捨てられるのではと不安
- 四六時中相手のことを考えている
- 相手のふとした言動や態度にも不安になる
- 衝動的な行動に走り自分や相手を傷つける
また、見捨てられ不安を持つ人は共通の行動をします。
- 相手を試す
- 相手にしがみつく
- 相手を突き放したりこき下ろす
見捨てられ不安を持っていると、とても生きづらいですよね。見捨てられ不安を克服するには、自分以外の人と精神的な安全基地を作ることです。
親がベストですが、周囲の友人やパートナーでも良いでしょう。
プロのカウンセラーの手を借りる方法もあります。
人と信頼関係を結ぶことによって自己受容もでき、感情に振り回されることが無くなり人生が楽になりますよ。
コメント