この記事では、「決めることで潜在意識を変化させる仕組み・方法」をわかりやすく解説します。
あなたは、「決めることで、理想の自分になれる」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
その仕組みと方法を理解すれば、潜在意識を操り、理想の自分になることは可能です。
逆に、「決めることで、理想の自分になれる」ということしか知らなければ、実際に成果を出すことは難しいでしょう。仕組みと方法を知り、行動に移していただければと思います。
それでは、
について、できる限りわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ決めると潜在意識が変化する?その仕組みとは?
決めると潜在意識が変化し、行動が変わり、人生が変わっていきます。
ではなぜ決めると潜在意識が変化するかというと、2つの理由があります。
- 決めることで、潜在意識にゴールを定められるから
- 強い意志(決めるという行為)は、「できないかも」という否定的な考えを打ち消すから
「○○したいな」や、「○○になれたらいいな」程度で明確に決めなかった場合、潜在意識はそれをゴールだと認識してくれません。「○○になる!」と断言することで、ようやくゴールを意識させることができ、夢や願望に向かって動き出すよう、潜在意識が考えてくれるようになります。
また、強い意志(決めるという行為)は、「できないかも」という否定的な考えを打ち消してくれます。ここでいう否定的な考えとは、「頑張ってもできないんじゃないか」とか「やっぱり無理かもしれない……」という、行動しないための理由のことです。
脳には、恒常性(こうじょうせい)という、元に戻る力が働いています。つまり、変化が嫌いで、挑戦を辞めさせようとしてきます。
何か始めようとしても、辞めたい理由をたくさん思いついて、結局行動できないということはありませんか? それは、この恒常性によって引き起こされているのです。
そのように行動を辞めさせようとしてくる脳をだまして、行動しやすくする方法というのが、「決める」ことなのです。
たとえば、「バレーボールの大会で優勝すると決めた」とします。優勝したいではなく、優勝すると決めてしまうのです。
決めてしまうと、「対戦相手のチームは強いし、多分勝てない」とか、「頑張って練習しても、負けるかもしれない」など考える機会は少なくなるでしょう。
「優勝する」と決めているので、「そのためにどうするか、何ができるか」だけしか考えなくなるのです。
この話を聞くと、「単に決めると言っても、否定的な考えが思い浮かばなくなるまでしっかり取り組まないといけないんだな」ということが伝わったかと思います。
「○○したい」、「○○ができるといいな」という弱い意志ではなく、「○○になる!」とはっきり決めることが重要ですし、その決意は継続的でなくてはいけません。
決めることで否定的なことが思い浮かばなくなれば、潜在意識が書き換わり、「自分の理想に到達するために何ができるか」だけ考えて行動できるようになるのです。
「決める」ことで、願いを叶える方法
決めることで願いを叶える方法ですが、これはもうシンプルに「決めるだけ」なんです。
とはいっても意志の力は弱いものですし、「決め続けることなんてできないよ!」という声が聞こえてきそうです。たしかに、ずっと決め続けるのは簡単なことではありません。それができなくて悩んでいるのだと思います。
ですのでここでは、ずっと決め続けるためのサポートになる方法を、2つお伝えしようと思います。
- 決めたことを紙に書いて毎日見る場所に貼っておく
- 決めたことをアファメーションする
「決めたことを紙に書いて毎日見る」というのは、何度も決めたことを意識しなおすことにつながり、潜在意識を書き換えるサポートになります。紙を貼る場所は、毎日見る場所ならどこでも構わないのですが、以下の場所などがいいでしょう。
- 学生さんなら、ペンケースの内側や毎日使っているノート・机
- 仕事をしているなら、毎日使う仕事道具(パソコンやデスク)
- 毎日確認するスマホ(スマホケースの内側に紙を貼る・待ち受け画像に設定する)
- 毎日見るであろう、トイレの壁
- 家を出る前に見る、ドアの内側
あなたの都合のいい場所に紙を貼り、毎日確認することで、少しずつ潜在意識を書き換えていきましょう。
アファメーションは、言葉のパワーによって潜在意識を書き換える方法です。言葉の持つ力はあなどれませんので、ぜひこちらも取り組んでみてください。言う文言を決める際、以下のポイントに注意してください。
- 進行形または完了形で断定的な言葉を使う
- 肯定的な言葉だけを使う
- 「私は」で始める
たとえば「お金持ちになる!」と決めた場合、「私はいつも十分なお金をもっています」のようにストレートに文言を決めてもいいですし、「私は毎年1ヶ月以上バカンスに出かけます」のように、お金持ちになりたい理由から文言を決めても構いません。上記の3つのポイントに従って、自由に文言を設定してみましょう。
文言を設定したら、毎日何度もその文言を唱えましょう。朝起きたときや寝る前など、決まったタイミングで唱えても構いません。外にいることが多く、声を出すのが恥ずかしければ、録音して何度も聞きなおすのもいいでしょう。
アファメーションについては以下の記事に詳しく書いてありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
⇒アファメーションとは?アファメーション3つの基本の方法とルール
決めることで潜在意識が書き換われば、夢や願望に向けて自然と行動するようになります。
潜在意識は、イメージと現実を区別できません。たとえばあなたがお金持ちになると決めて潜在意識を書き換えた場合、潜在意識では「すでにお金持ちになっている」というイメージを、現実だと認識してくれます。
その認識と現実のギャップを埋めるために、お金持ちになるための行動をとりたくなります。決めることで潜在意識が書き換わると、あなたの願望は実現に向けて動き出すでしょう。
決めても成功できないパターンと、その対処法
決めることで願望を叶える方法は「決める」ことだとお伝えし、そのサポート方法もお伝えしました。
それでも、決めている状態を継続させることは簡単なことではありません。
もっと成功率をあげていただくために、失敗してしまうパターンとその対処法もお伝えします。今回お伝えする失敗パターンは以下の通りです。
- 「決める」と「執着」が区別できていない
- 「できないかもしれない」と不安になってしまう
- 不安になっちゃいけないと思っている
- 実は決めたくないと思っている
- 願望を達成するための「手段」に納得できていない
この失敗パターンはありがちなことばかりなので、ぜひうまく対処して、潜在意識の書き換えを成功させましょう。
失敗パターン1.
「決める」と「執着」が区別できていない
執着は、1つのことに固執してしまうことで、あまりよくないこととされています。決めるうえで、執着と混同してしまう場合があるので、注意が必要です。
執着とはどんなことかというと、「○○になれていなければ、私は幸せになれない!」のように、願望に幸せをゆだねてしまっている場合が多いです。具体的には、以下のような場合が執着してしまっています。
- 彼と付き合えなければ幸せになれない
- 大会で優勝できなければ幸せになれない
- お金持ちになれなければ幸せになれない
- 美人になれなければ幸せになれない
自分以外のもの(他人・願望など)に幸せをゆだねてしまうと、求めるあまり「どうして○○してくれないの?」という負のエネルギーを発することになってしまいます。ストーカーのようになってしまうわけですね。
そんな執着のエネルギーを向けられたら、あなたも離れたくなってしまうでしょう。執着をすると、ほしいものがあなたから離れていくようになってしまうのです。
そうならないための対処法は、「自分を幸せにするのは、自分しかいない」と考えることです。「○○になれていなければ、私は幸せになれない!」のように自分以外に依存するのではなくて、「今でも幸せだけど、○○ならさらに幸せ」と、とらえましょう。
あなたの幸せはあなたがコントロールするべきです。身の周りの小さなことでもいいので、感謝すべきこと・幸せだなと思うことはありませんか? 小さなことでも幸せを感じようとする努力も必要です。
自分の外側に求めすぎて、執着してしまわないようにしましょう。
失敗パターン2.
「できないかもしれない」と不安になってしまう
できないかもしれないと思っているのと、「私は○○になる」と決めているのでは、雲泥の差があります。
できないかも……と不安になった状態を続けていると、潜在意識の書き換えは起こりません。「できないかも」という気持ちの方が実現に向かってしまうのです。
今までやろうと決めたことで叶わなかった経験があるかもしれませんが、今のあなたにそんなこと関係ありません。「これから○○になる!」とまずは決めてしまいましょう。
それに、不安になってしまっても「何度も決めなおせばOK」です。今のあなたがこれからどうしたいかを、何度も決めなおせばいいというだけです。
不安になってしまっているなと思ったら、自分と向き合ってみるといいですね。
失敗パターン3.
不安になっちゃいけないと思っている
先ほどの話と真逆のことを言っているようですが、「不安になっちゃダメだ」と思うのもNGです。
決めたことに向かって進んでいくうちに、不安になってしまうことは自然なこと。不安になったらまた私はダメなのかと思っている方が危ういです。
不安になる→私はまた失敗したのかと思う
という考えの流れができてしまうと、「自分はやっぱりダメなのか」とネガティブになってしまいます。
前述しましたが、不安になったらまた決めなおせばいいだけですし、一時的に不安になることは問題ありません。
不安になっちゃダメなんだ、強い意志を持ち続けないといけないんだと、変に縛られないようにしてください。
失敗パターン4.
実は決めたくないと思っている
決めてもなかなか行動に移していけない場合、本当はそのことを決めたくないと思っている可能性があります。
「社会的にこうあるべきだ」というように、知らず知らずのうちに固定概念にはまっているだけかもしれません。もしくは、本当は他のことがしたいのに、そうじゃないと思おうとしているだけの可能性もあります。
- 頑張りたくないけど、できればお金がほしい
- 好きなものをたくさん食べたいけど、できればやせたい
- 家事はしたくないけど、できると思われたい
そのように、根底ではやりたくないと思っていることを「できればこうなりたいな」という気持ちで決めても、うまくいかないことが多いです。決めてしまうとあなたに何かしらのデメリットがある場合、脳は無意識に回避しようとしてしまうのです。これを、創造的回避(クリエイティブアボイダンス)と言います。
あなたがこれから決めようとしていることは、本当に決めたいことでしょうか? あなたらしい生き方と矛盾していませんか?
あなたがこれから手に入れるのは、「決めたことが当たり前に手に入るようになっているあなた」です。
理想に自然と向かっていく存在になるはずなのに、「実はそこに向かいたくない」という想いがわいてくると、うまくいかなくなる可能性があります。
そうかもしれないと思ったら、リラックスして自分と向かい合い、どこに向かっていきたいのか考えて直してみるようにしましょう。ブレインダウンといって、考えを思いつく限り紙に書き出す方法もおすすめです。自分で考えるのが難しい場合、セラピストなど話を聞くプロに、話を聞いてもらうのも手です。
失敗パターン5.
願望を達成するための「手段」に納得できていない
願望を達成するための「手段」に納得できておらず、先に進めないというパターンもあります。
願望ルートを決めるとも言いますが、「どのようにその願望を叶えるか」に納得できていないことも失敗の原因になります。
もしかしたら、今あなたが考えている手段でなくても、願望がかなう方法があるかもしれません。○○をやらなければ願望は叶わないと思っていて、その○○がやりたくないことなら、他の手段を探すことから始めてみましょう。
「○○をやらずに、願望を叶える方法を探す」ということを、まず決めてみてはいかがでしょうか。意外と、その手段を選ばずに、もっとあなたらしく願望が叶う方法がみつかるかもしれません。
【まとめ】本当に願いを叶える!と決めるだけで、願いは叶っていく
あなたの願望を叶えるためには、「自分はそうなると決める」だけでいいのです。とは言っても決め続けることは大変なこと。そのサポートをする方法として、あなたの願いを紙に書いて毎日見たり、アファメーションをしたりしてみてください。
その際、「できたらいいな」ではなくて、「叶える!」と決め切ることが重要です。強い意志が、あなたを理想のあなたへと動かす力になっていきます。
途中で、できないかもと不安になっても大丈夫です。そのときはまた決めなおせばいいだけです。もしかしたら、本当の願望は違ったと気づくことができたのかもしれません。「進もうとしてみたら、自分に合わなかった」と気づけたならそれは進歩です。
不安になってしまっても、「自分にはやっぱり叶えられない」と落ち込まないようにしてくださいね。
とは言っても、自分一人で願望を決めて叶えることはとても大変です。やはり、プロの力を借りる方が、最短時間で成功させやすいです。
当サイト未知リッチの運営者の一人であり、心理セラピストの西澤裕倖氏は、今までに3000人以上の方から人生相談を受け、数多くの方の潜在意識の書き換えを成功させてきました。
そんな西澤氏が『願った通りの人生を引き寄せるたった1つの方法』という無料のメール講座を始めたので、まずはこちらを読んでみてはいかがでしょうか。決めることで願いを叶えるためには、潜在意識について知ることも重要です。
決めることで潜在意識を変え、願望を叶える体験ができれば、今後は何でもうまくいくようになるでしょう。決めることは、今すぐにリスクなく挑戦することができます。あなたのよりよい未来のために、ぜひ取り組んでみてくださいね。
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