今回は、成功者に占い好きが多い理由や、占い好きの特徴についてお話します。
この3つについて、それぞれ詳しくお話していきます。
政治家やスポーツ選手、芸能人など、いわゆる成功者と言われる人は、なぜか占いが好きな人が多いですよね。
有名な占い師を抱えて定期的に見てもらっていたり、神社にお参りに通っていたりという話はよく耳にします。
また成功者に限らず、一般的な生活をしている人の中にも、占い好きはたくさんいますよね。
あなたもありませんか?
雑誌や情報番組の占いコーナーは必ず見てしまうとか、Facebookの今週の占いはついチェックしてしまうとか。
実は、占い好きな人にはある共通点があるんです。
ここでは、占い好きの人の心理的な特徴と、成功者はなぜ占い好きなのかについて、詳しく解説します。
占い好きの5つの心理的特徴
これから占い好きの心理的特徴を5つあげて解説していきます。
- 自己肯定感が低い
- 自分の不運を自分以外のせいにする
- 誰かに背中を押してもらいたい
- 自分の意見を肯定してもらいたい
- 誰かに話して楽になりたい
この5つが、占い好きに共通する心理的特徴なのです。
もしどれかに当てはまるようなら、あなたも占い好きかも?
1.自己肯定感が低い
占い好きの人は、自己肯定感が低く、自分で自分の価値を低く見積もっています。
なかなか自分を認められず、自分を受け入れられないんですね。
いくら周りより上手にできても、自分で自分を褒めてあげられないため、周りの人からの評価でやっと自分を認めてあげられるのです。
周りからの評価があって、初めて自分の存在価値を確かめることができるので、常に自分の考えや行動に他人の評価を求めています。
占いは、そんな自己肯定感の低い人にとって、手っ取り早く答えがもらえるツールなのです。
なので占い好きの人は、まるで占いの結果で自分の人生が決まってしまうかのように、結果に一喜一憂してしまうのです。
2.自分の不運を自分以外のせいにする
占い好きの人は、悪いことが起こると自分以外のせいにしてしまうことが多いです。
上司が悪い、会社が悪い、社会のせいだ、学校のせいだ、親のせいだ等々。
なにか嫌なことがあれば、環境や他人のせいにしてしまうんですね。
しかし、自分の人生は全て自分の選択でできています。
同じ出来事が起こっても、全員が同じ思考で同じ行動をとるわけではありませんよね。
上司に怒られても素直に受け入れ、いけなかったところを見直して改善しようとする人もいれば、人格を否定された気分になって落ち込み、場合によっては逆恨みする人もいます。
占いが好きな人は後者の考えになってしまうことが多く、
自分の選択で招いた結果だということを忘れ、全て環境や人のせいにしてしまうことがあります。
そして、不運の原因を自分以外のものだと考えてしまいがちな人は、
「悪いことはすべて運命のせいだ」と思いこんでしまうのです。
「悪いことが起こったのはたまたま方角が悪かったから」
「今日は星の巡り合わせが良くなかったからあんなことが起こってしまった」
などと考えてしまうんですね。
そういう考えに到りやすい人は、本人がそう思っていなくても、
占いを「悪いことが起こったことを、自分以外のせいにする言い訳」に使っていることが多いのです。
占い好きの人は、「言い訳を見つけて辻褄を合わせ、納得したい」ために、占いをしたがっている可能性があるということですね。
3.誰かに背中を押してもらいたい
占いが好きな人は自分に自信がなく、誰かに背中を押してもらいたい人です。
自分ではこうしたい、と思っていても最初の一歩を踏み出す勇気が出ないとき、占い師さんに「今ならタイミングがいいからやったほうがいいわよ」などと、背中を押してもらいたいのです。
- 好きな人に告白したいと考えているとき
- 転職したいと考えているとき
- どこか遠くへ転居したいと考えているとき
- 何か新しいことにチャレンジしたいと考えているとき
などなど、踏み出したいけれど勇気がない時、自分の判断が正しいかどうか不安になる時ってたくさんありますよね。
そんなとき、他者からゴーサインをもらうととても勇気づけられるものです。
占い好きな人は、そのゴーサインを占い師に求めているわけですね。
ある程度準備は整ったけど、最後の最後で迷っている時、本当にそれが正しいのか迷っている時、「大丈夫、ほらおやりなさい!」と人に最終決定をしてもらいたいという心理から、占いに頼っているのです。
4.自分の意見を肯定してもらいたい
占い好きな人は自信のない人が多く、自分の意見が正しいかどうかいつも不安なので、自分を肯定してもらいたい気持ちが常にあります。
人は悩んでいるとき、誰かに相談しながらも、実はあらかた心の中では答えが出ているものです。
しかし、占い好きな人は自分の答えに自信がないので、自分の意見を肯定してもらいたいんです。
これは人からの評価を得て存在価値を確かめることや、背中を押してもらいたいことにもつながりますね。
肯定してもらうとは、受け止めてもらうことです。
受け止めてもらい、「大丈夫だよ」と認めてもらいたいんですね。
また、自分の思っていることが合っているか間違えているかわからないとき、誰かに決めて欲しいという気持ちもあります。
ただ、これは一つ間違えると占い依存症につながるので注意が必要です。
自分で決められないことがあるたびに占いに頼っていると、自分がどうしたいのかがわからなくなり、占いから離れられなくなるからです。
5.誰かに話して楽になりたい
占い好きには女性が圧倒的に多いですが、女性の特性としてストレスを発散する方法に「話して楽になる」ということがあります。
もちろん女性に限らず、占い師に話をすることで楽になれるという人が多いんですね。
できれば身近な人に話したいけど、理由があって身近な人には話せない場合、占い師に話を聞いてもらってスッキリする人が多いんです。
占い師なら守秘義務をきちんと守ってくれるし、日常生活に関係ない人なので実害もありませんよね。
特に電話占いなら、対面でなくても電話で済むので、顔を見られる心配もなく、なお話しやすいです。
なので、手っ取り早く話して楽になりたいときは、占い師さんをつい頼ってしまう、という人が意外と多いんですね。
成功者に占い好きが多い理由
成功者に占い好きが多いのは、「芸能や政治の世界は実力以上に運の世界であるから」です。
芸能人や政治家、野球選手などの成功者は、一般の人よりも風水や縁起、占いを気にする人が多いですよね。
先輩からもらったお財布を大事に使うと、先輩の運が分けてもらえて成功すると信じて、もらった財布がボロボロになっても使い続けるアイドルや、占い師の助言で何度も芸名を変える芸人もいます。
また、テレビに映るプライベートのスポーツ選手の手首を見ると、パワーストーンのブレスレッドをしている人が多いし、結婚のゴーサインや引越しの場所まで占い師に相談して決めて、マスコミに取り沙汰される芸能人もいますよね。
彼ら芸能人がそこまで占いにこだわるのは、「たとえ実力があっても安定しない世界を生きているから」なんです。
特に芸能界などは不安定な業界で、仕事の声がかからなくなったら即収入に響いてくるので、日々不安と隣り合わせです。
多くの芸能人は、占いを頼ることで、少しでも不安を解消したいんですね。
また、成功者は他人から妬まれたり、足を引っ張られたりすることも多いでしょう。
政治家にしても、どこかでひとつでも失敗すれば、それが命取りになって政治生命が終わってしまうという例もたくさんありますね。
成功者ほど、現在の地位や栄光を手放したくないので、不安を抱えながら生きています。
なので、もともと占いを信じていなかった人でさえ、占い師から一つでもピタリと言い当てられればハマってしまうんですね。
このように、芸能人や成功者たちは、
「いつ不運に見まわれて堕ちてしまうかわからない、いつ人に足を引っ張られて地位を引きずり降ろされるかわからない」という不安定な世界で生きています。
一般の人たちよりも、不安やプレッシャーが大きい生活を送っているので、
先ほど挙げた「占い好きの心理的特徴」が自然と強くなってしまうんですね。
だからこそ、一般の人たちよりも、占いに頼ってしまいたくなるんです。
「占い好き」と「占い依存」は違うので注意!
占い好きの人と占いに依存する人とは根本的に違います。
「占い好き」の人は、占いを道しるべにして最後は自分で決定できる人です。
自分で決定するための参考として、占いではどうでているのか、意見を聞きつつ物事を決断するのですね。
それに対し、「占い依存」の人は占い師の言いなりになってしまいます。
占い依存の人は、いつも人から愛されたい、認められたいという欠乏感があります。
その欠乏感を埋めるために、時には優しく、時には厳しく助言してくれる占い師に精神的に頼り、どんどん占いにのめり込んでハマってしまうのです。
そうなると、自分で考えることや選択することをやめてしまい、自分の人生を人の判断で決定することになります。
詐欺まがいの占い師はこの欠乏感からくる依存心に漬け込み、心理操作を行って多額の寄付やお布施を要求してきたりします。
芸能人でも、数年間も占い師に洗脳されて、巨額の大金をつぎ込んだ挙句すべてを失ってしまったと、後からカミングアウトする人が後を絶ちません。
全ての判断を占いに頼るのは、依存症です。
自分の人生を占い師に明け渡すことと同じ行為なので、絶対にやめましょう。
まとめ
占い好きの人の心理特徴は、次の5つです。
- 自己肯定感が低い
- 自分の不運を自分以外のせいにする
- 誰かに背中を押してもらいたい
- 自分の意見を肯定してもらいたい
- 誰かに話して楽になりたい
そして、成功者や芸能人は、常に不安やプレッシャーを抱える世界で生きているために、これらの心理が強くなってしまう傾向があります。
だからこそ、成功者には占い好きが多いんですね。
「現在の地位や栄光を失うかもしれない」という不安を解消するために、占い師を頼ってしまうのです。
ただし、占いは自分で判断して決定するために参考にするもので、人生を決めてくれるものではありません。
占いの結果や、占い師の言葉を参考にして、最終的に自分で物事の決断ができる人は、占いをうまく活用できている「占い好き」な人です。
そうではなく、決断をすべて占いに任せて、自分で考えることを辞めてしまった人は「占い依存症」なのです。
占い依存症は、「人生の決定権を占いに委ねてしまっている」ので非常に危険です。
占いは正しく賢く利用して、人生をより楽しみましょう。
コメント