今回は、生霊の対処法と寄せ付けない方法についてお話しします。
あなたは最近こんなことを感じていませんか。
「最近なんだか寝付けなくて身体がだるい。薬を飲んでも治らない…。」
「仕事でも家でもトラブル続きで嫌!何かに邪魔されてるの!?」
もし当てはまるのであれば、原因は生霊かもしれません。放っておくと、ますます悪化してしまうことも…。
今回は生霊の正体や症状を説明し、効果的な対処法や寄せ付けない為の予防策までお伝えします。
もし今、生霊に悩んでいるのなら、今回の内容を読んで対処法を実践してみてください。
生霊の意味とは?
生霊とは「いきりょう」または「せいれい」「いきすだま」と呼ばれ、この世に生きている人が霊となってしまうことをいいます。
生霊となる原因は、嫉妬や憎しみなどの“特定の相手への強い執着心”です。
具体例として、以下のストーリーをご覧ください。
…このストーリーでは自分の身に覚えのないところで妬まれてしまっています。
Bさんはちょっとした思い違いを誰にも言えず、無意識に嫉妬心を溜め込んでしまいました。
やり場のない怒りのエネルギーを溜め込み、強い執着心から無意識に生霊となってしまったのです。
生霊の正体は負のエネルギー
いわゆる幽霊である死霊の正体は、亡くなった人の魂です。
一方、生霊の正体は、「人の負のエネルギーの一部」と言われています。
強い執着心が高じて負のエネルギーとなり、それを相手に飛ばし、相手を不幸にしようと様々な悪さをします。
そのため、生霊を飛ばしている人も意識が朦朧とする、記憶のない空白の時間があるなどの症状に見舞われます。
相手を嫌う感情だけでなく、相手への好意が執着心となって生霊になるケースもあります。
好きが高じて「自分の好意を果たすために相手がどうなってもいい!」という境地に達すると、生霊になりやすいです。
結果的に負のエネルギーと呼ぶべきでしょう。
恋愛中は生霊を飛ばされることが多い
先ほどの【思い込みの激しいBさん】の例のように、恋愛感情が絡むと生霊を飛ばされやすくなります。なぜなら無意識のうちに恨みを買いやすいからです。
生霊の元になるのは嫉妬や妬み、逆恨みです。もちろん軽い逆恨み程度なら生霊にはなりません。
ただし、先ほどのストーリーのように、相手が思い込みの激しい人だった場合、執着心から生霊になる可能性が高いです。
「私は誰かから恨まれる覚えなんてない!」という人でも、こうして知らずに逆恨みされてしまうこともあるのです。
生霊を飛ばされてるかも?気になる症状をチェック
生霊を飛ばされることによる症状は、頭痛や不眠などの身体的症状だけではありません。
以下に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
生霊を飛ばされた時の症状
生霊を飛ばされた時の症状は、身体的・精神的・身の回りの変化の3種類に分かれます。
当てはまる症状が複数あり、身体的症状が薬を飲んでも治らない場合は、生霊の可能性があるといえるでしょう。
身体的症状
- 頭痛、頭が重い、頭がぼーっとする
- 眠れない、眠りが浅い
- 肩や背中に何かがのしかかっているような気がする
- 手首、足首などに手形のような跡がある
- 意識はあるのに身体が動かなくなる
精神的症状
- そわそわして気分が安定しない
- 今まで楽しかったことが楽しくなくなる
- イライラ、カリカリする
- 悪夢にうなされる
身の回りの変化
- テレビや照明が突然消える
- 空気がよどんだ感じがする
- 見えない誰かの視線を感じる
- 正体不明の声がする
- 何も無いのに変な匂いがするもの
これらの症状が生霊などの霊によるものである場合、霊が原因の障害ということで霊障と呼ばれます。
生霊がつきやすい人
生霊に取り憑かれやすいのは、一言でいえば「自分のエネルギーが不足している人」です。
誰かにイライラしていたり、疲れていたり、自分を悲観していたりしませんか?
自分の現状に不満を抱え、それを誰かのせいにしてしまう人はいわば“隙がある”状態です。
あなたの意識が外に向かっている分、自分の中にあるエネルギーが少なくなっており、他人のエネルギーの入る隙間ができてしまっています。
言い換えれば不幸体質の人ということです。不幸体質については以下の記事で解説しています。
不幸体質の原因チェックリスト!不幸が続く人が幸せになる方法5つ
生霊を無意識に飛ばしているかも?
生霊を飛ばされている想定でお話ししてきましたが、中には自ら生霊を飛ばしてしまっているために症状に悩まされている人もいます。
生霊になりやすい人
- 誰かにイライラして相手がどうなってもいいと思ってしまう
- 恋愛中で片思いがヒートアップしている
- 誰かに恨みがあるが、それを溜め込んでいる
- ずっと引っかかっていることがある
- 誰かに依存しやすい人
単に「好き嫌い」ではなく、執着、私怨の境地に達しないと生霊にはなりません。
恨みを溜め込んだり、反対に好きという気持ちでも相手に固執し過ぎたりすると、生霊になってしまうこともあります。
生霊を飛ばしている人も霊障を受ける
生霊を飛ばされている側だけでなく、飛ばしている側の人も霊障を受けます。
なぜなら生霊は自分のエネルギーの一部であり、生霊を飛ばすということは自分のエネルギーを一部失うことだからです。
具体的にはなんとなく頭がぼーっとする、自分でも何をしていたのか分からない空白の時間がある、仕事でミスを連発するといった症状が現れます。
人を呪っても、自分に良いことは無いのです。
生霊返しをされたら大変!
生霊を飛ばされている側の人が生霊を追い払う手段として、生霊返しというものを行うことがあります。
生霊を飛ばしている時にこれを受けたら大変です!
あなたが相手に生霊として飛ばし、相手を不幸にするよう仕向けていたエネルギーが自分に跳ね返ってくるのです。
つまり、自分で自分を不幸にしてしまうということです。
おまけに跳ね返ってくる、ということは元のエネルギーよりも大きくなって返ってくる可能性が高いということ。
ですから生霊を飛ばされている側だけでなく、飛ばしてしまったと気付いた場合にも対処が必要なのです。
次からは生霊を飛ばされた時、飛ばした時の効果的な対処法をそれぞれご紹介します。
生霊を飛ばされた時に効果的な対処法
生霊を飛ばされたら、焦って霊媒師を探す前に、次の3つの対処法を試してみてください。
- 自分を内観する
- 取り憑いている生霊を思いやる
- 生霊になった相手と話し合う
一つずつ説明していきますね。
生霊を飛ばされたときの対策1.自分を内観する
自分を内観するというのは、エネルギーを集中して自分を見つめ直す時間を取るということです。
内観することで、自分の反省すべき点が見つかり、清々しい気持ちになるでしょう。そうなれば生霊は寄りつけません。
生霊がつきやすい人の特徴は「自分のエネルギーが不足している人」なので、内観することで自分の体を自分のエネルギーで満たしてしまえば、生霊が来ても跳ね返してしまうのです。
生霊が好むのは妬み嫉みといった負の感情ですから、それらを自分から取り除いてしまえば生霊は自然に離れていきます。
「内観」を具体的にいうなら、
- 瞑想をする
- 自分の思いを紙に書きだす
などの方法があります。
どんな方法でも良いので、落ち着いて自分と向き合う時間をとることが大切です。
自分を内観する方法は色々とありますが、今回の目的は負の感情を沈めることですからマインドフルネス瞑想がおすすめです。
マインドフルネス瞑想については以下の記事をご覧ください。
【決定版】マインドフルネス瞑想入門!瞑想のやり方を簡単に解説
生霊を飛ばされたときの対策2.取り憑いている生霊を思いやる
生霊を飛ばしている人は、必ずしも悪意があるわけではありません。
どうしようもなく執着してしまった結果、それが生霊となって現れてしまい、自分も霊障を受けるのです。
そして生霊を飛ばしている人もまた、自分のエネルギーが不足している状態になっています。
そう考えると、彼らも少しかわいそうに思えませんか?
飛ばす側もなりたくて生霊になったわけではなく、その上自分自身も霊障で被害を受けるのです。
生霊に対して、「辛い思いをしたね」と思いやる気持ちが生まれれば、生霊はそこにいられなくなります。
生霊が好きなのは妬みや憎しみといった負の感情だからです。
さらに人を思いやる気持ちを持つと、結果的にあなたの幸運を引き寄せます。それについては以下の引き寄せの法則で解説しています。
反対に、「なんで私がとりつかれなければいけないんだ!」と思っているとますます生霊に付け入る隙を与えます。
お互いに妬みや憎しみで心が荒んでいいことは一つもありません。
自分の心を浄化するいい機会だと思って相手を思いやってみてください。
生霊を飛ばされたときの対策3.生霊になった相手と話し合う
生霊になっている相手に心当たりがある場合に最も有効な方法です。相手とのわだかまりを解消し、生霊の原因を断つのです。
「気付かないうちに逆恨みされていた」「誤解があった」ということもあります。根本解決のためには自分の非を認め、反省することが一番です。
「私は悪くないのに!」という感情は生霊を呼び込むだけですのでこの際、捨てましょう。
お互いの幸せを第一に考えるなら、円満な話し合いが一番です。
「自分に取り憑いた相手と冷静に話し合うなんてどうしたらできるの?」という人は以下の記事で解説している傾聴というスキルを使ってみましょう。
傾聴力の意味とは?人を癒すコミュニケーションスキルの使い方を公開
生霊にお祓いや除霊は逆効果!?
霊と言うと、「お祓いしなきゃ!」と思う人もいるでしょうが、これは逆効果になりやすいです。
生霊の原因は執着心ですから、一度お祓いや除霊をしてもらっても、根本が解決していなければ、また取り憑かれるでしょう。
しかも執着心によってさらに強力なダメージを受けることもあります。
また、生霊返しを薦められる場合もあるでしょうが、これは生霊を飛ばしている相手に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
生霊の正体は案外身近な人かもしれません。相手を不幸にする方法をとるよりも、円満な解決の仕方をしたほうが、お互いにとって幸せでしょう。
生霊を飛ばしたと気付いた時の対処法
生霊は飛ばしてしまった方も霊障を受けますし、生霊返しをされる可能性もあります。
以下に対処法をまとめましたので、できる限り早めに対処しましょう。
生霊を飛ばしたと気付いた時の対処法
生霊を飛ばしてしまった時に呼び戻す方法としてもっとも効果的なのが、言霊(ことだま)です。
これは生霊に対し、「戻っておいで」と口に出して呼びかけることです。声に出すというところがポイントです。
「え?それでいいの?」と思われるかもしれませんが、口にした言葉というのは意外なパワーを持っています。
よく、朝なかなか起きられない人が「○時に起きる」と唱える方法が有効と言われていますよね。あれも言霊の力です。
意識的に言霊を飛ばしても十分効果があるので試してみてください。
【まとめ】明るく幸せに生きることで生霊を寄せ付けない
生霊を飛ばす側も飛ばされる側も、原因となるのは妬みや憎しみ、恨みといった負の感情です。
言い換えれば心清らかに明るく幸せに生きていれば生霊を寄せ付けることはないのです。
人を羨んだり、妬んだり、蔑んだりといった感情を持たないようにすることで、生霊に悩まされることもなくなるでしょう。
簡単なことではありませんが、限られた人生の時間ですから幸せに生きられた方が良いですよね。
まずは自分を見つめ直し、心安らぐ時間を取ってみてください。
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