20年ほど前にテレビに引っ張りだこだった細木数子さんが提唱していた六星占術。
その中で「運気が下がる期間」とされているのが、大殺界です。
大殺界に入っている時は、新しいことを始めるのには適さないとされています。
その理由は、大殺界中はエネルギーが低下しているから。
行動するためのエネルギーが足りなくなっているので、新しいことをスタートしてもうまくいきにくいのです。
そもそも細木数子さんをあまり知らない世代や、なんとなく占いをするようなライトな人などには、大殺界の本質があまり知られていないのも事実です。
もし、六星占術の「○○星人」をおさらいしたい人がいれば、それぞれ詳しく解説している記事がありますので、こちらをご覧ください。
どの星人にも大殺界はあり、タイミングは別として気を付けなければならない時はあります。
「大殺界」という字面がインパクトが強く、なんとなく嫌なことが起こる期間なのでは？との印象が強いですよね。
大殺界は確かに注意して過ごさなければなりません。
だからといって、必要以上に恐れる必要はないのです。
今回の記事では、大殺界を正しく理解するために
この6つのポイントを解説していきます。
誰だって運気がよくないタイミングといわれれば、できるだけそのよくないタイミングをどうにかしたいと感じますよね。
今回の記事を最後までチェックしていたければ、六星占術にあまり詳しくない人でも、大殺界の正しい対策や方法が学べます。
あなたの運気を高めるためにも、ぜひ大殺界を乗り切りましょう。
大殺界とは？
大殺界とは、六星占術で提唱されている運気が特に悪くなる期間のことです。
六星占術では占命盤を使って運気を見ていきます。
その占命盤には12の運気があり、1つの運気を1年または1か月だと考えていています。
少しわかりにくいですが、1つの占命盤を見てわかるのがこちら。
- 年運…1年の運気を12の運気に分ける。12月を起点として、時計回りに進んでいく
- 月運…1年に1つの運気が当てはまる。今年を起点として未来は時計回り、過去は反時計回りとなる
大前提として、六星占術が提唱するあなたの○○星人によって、占命盤の中身は変わります。
このようにそれぞれのタイミングに意味があります。
赤字で示した陰影・停止・減退が大殺界にあたるので、この期間は自分の行動に注意しましょう。
大殺界はすべての人に平等に来るものではありません。
死ぬ直前に来る人もいれば、人生の輝かしい時に来る人も。
- 陰影（大殺界の始まり）
- 停止（大殺界のピーク）
- 減退（大殺界の終わり）
まずは大殺界にあたる3つのタイミングがどういうものなのかを詳しく解説していきます。
陰影
大殺界のスタートラインとなる陰影は、文字通り運気に陰りが見え始めるタイミングです。
陰影に入る前年は、運気のピークとなるためその落差に戸惑う人は多いです。
どんな人でも光があれば影もあります。
嫌なことが起きても必要以上に落ち込まずに、ある程度の開き直りが大切です。
とはいえ、運気の下がり始めに気を付けるべきことを知りたいですよね。
悩み別に簡単にまとめましたので、ご覧ください。
| 悩み | 起こること | 対処法 |
| 人間関係 |
|
まじめすぎることのないように、するべき主張はしっかりとする。周りに対する感謝や気遣いを忘れない言動を心掛ける |
| お金 |
|
家電サイクルを見直してみて、10年たっているならあきらめる。大殺界だからだと思いつめないことが大切 |
運気が下がり始めるタイミングなので、あらゆる嫌なことが起こる可能性があります。
とはいえ、モノには寿命がありますし、対人関係なら日頃の言動を注意するだけで防げることもあります。
あなたの陰影がいつなのかを把握し、運気が下がり始めたなと感じたら、いつも以上に行動には気を付けましょう。
また陰影の前年は運気のピークなので、ぜひそのタイミングを逃さないようにしてくださいね。
停止
大殺界2年目の停止は、文字通り物事が停止する時で、12年間の運気の中で最も悪いタイミング。
何をやってもうまくいかない時なので、「停止」が明けるのをじっと待ちましょう。
あなたに気を付けてほしいのは、あなたが辛い・しんどいと思っていることをあまり態度に出さないこと。
もちろん仕事での人間関係がうまくいかなければ、ため息もでますし家族に八つ当たりしてしまうこともありますよね。
しかし、家で待っている家族はどうでしょうか？
仕事で疲れてイライラしているあなたを最初は気遣っていても、そのうち「もういいや」となってしまう可能性がとても高いのです。
家族はあなたのご機嫌取りをするためにいるのではありません。
ですが、常に笑顔で気持ちを張り詰めているのは、あなたの心が壊れてしまうのでやめましょう。
では、停止の期間を必要以上に悪くしないためには、「自分の心に素直になること」が非常に大切です。
仕事でつらいなら、家に帰ったときに「察してほしい」という態度ではなく、素直に辛いといってください。
シンプルに見えてとても難しい方法ですが、停止の期間は自分と向き合うのが一番です。
あなたの心が何を望んでいるのかがつかめれば、あなたの中に溜まってるモヤモヤを少しは解消できるかもしれません。
あなたの心の辛さを家族や友人知人に丸投げすると、さらに状況は悪化します。
なので、あなたが心を晴らすためにできることを実践し、どうしても辛ければ辛いと周りに助けを求めてください。
停止の期間は大殺界の中でも最も運気が下がる最悪の年です。
新しいことにチャレンジしようとはせず、現状を悪化させないために努めましょう。
そうすることで、最小限のダメージで停止期間を乗り切れますよ。
減退
大殺界ラストの年になるのが、この減退です。
減退は、なにか嫌なことが起こるというよりも、この2年間で疲れ切ったあなたの心が原因で起こる大切な人との別れに気を付けるべきです。
誰しも辛いことが立て続けに起こると、心がモヤモヤして近くにいる大切な人に当たり散らしてしまう可能性がありますよね。
いくらお互いに大切だと思っている相手でも、どんな行動をしても受け入れてくれるわけではありません。
だからこそ、大殺界の2年間で疲れた心を癒してあげる必要があります。
「自分だけがつらい」「誰もわかってくれない」こんな思いは、一度忘れましょう。
もちろん簡単なことではないのは重々承知です。
しかし、この大殺界のラストに訪れる減退を乗り切れば、あなたの運勢は上昇します。
だからこそ、減退で大切な人との別れを招かないように、言動には気を漬けなければならないのです。
諸説ありますが、この減退はあなたが試されている1年ともいえます。
自分の心を強く持って、周りの人に対する態度をしっかりと見つめなおしてください。
そして、減退であなたが大切だと思っている人がいなくならないようにしておけば、減退が終わった後の運気上昇を晴れやかな気分で迎えられますよ。
大殺界と結婚の関係性
大殺界での結婚はできることなら避けた方がいいです。
結婚はその後の人生を一緒に過ごす相手を選ぶ大イベント。
そのため、大殺界で運気が弱っている時に結婚をすると幸せになれない可能性が高いです。
- 子宝にめぐまれにくい
- 離婚しやすくなる
- 小さな不満が溜まりやすい
もちろん大殺界に結婚してもうまくいく人はいます。
それはあなたの下がった運気よりも、相手の運気が強かった場合です。
とはいえ、運気が下がっている時には言動が粗雑なものになりやすいです。
そしてその粗雑な言動はパートナーとの間に小さなトラブルを招きやすくなってしまいます。
小さなトラブルの積み重ねが離婚の原因に繋がってしまう可能性もあるため、平穏な結婚生活を望む人には辛い結果となる確率が高いのです。
大殺界で結婚しても問題ないのは、授かり婚の場合だけ。
赤ちゃんを授かるのは奇跡で、大殺界の下がった運気を吹き飛ばすくらいの力を持っています。
だからこそ、大殺界でも授かり婚なのであれば結婚しても問題ありません。
とはいえ、大殺界をあまり強く意識しすぎると、その意識に引っ張られて余計に運気が下がってしまいます。
大殺界で出会って結婚までスピーディーに進むのは考え物ですが、大殺界以前から付き合っていてその流れで結婚をするのであれば、あまり気にしすぎないのもひとつです。
大殺界に結婚をするのであれば、自分の心をしっかりと持って、トラブルに巻き込まれないようにいつも以上に注意してくださいね。
大殺界と仕事の関係性
大殺界では、人間関係が悪くなる可能性が指摘されているので、職場で辛い思いをする可能性はとても高いです。
今までと同じようにしているのに、なぜか怒られてしまったり、仕事でミスを繰り返してしまったり……。
仕事で辛い思いをしてやめたいと感じる機会が増える人も多くいます。
大殺界だから仕事がうまくいかないということはありませんが、あなたが大殺界を意識しすぎるとその気持ちに引っ張られて嫌なことを引き寄せてしまう可能性があります。
大殺界は季節でいうと冬です。
冬には冬の対策をしっかりと行えば、必要以上に恐れる心配はないのです。
仕事をいつも以上に丁寧にこなし、言動に注意すればそこまで影響はないといえます。
しかし、仕事が辛いやめたいとの思いが強くなっている人には、次の項目で紹介する転職についてをチェックしてくださいね。
大殺界と転職の関係性
大殺界の時に転職してはいけないのは、とても有名な話です。
しかし大殺界に転職してその後うまくいっている人がいるのも事実。
大殺界を提唱する六星占術がブームになったのは、今から20年程度前です。
その頃は転職は特別なものでしたよね。
終身雇用の名残がまだまだあり、同じ会社に勤め続けるのが当たり前の価値観でした。
ですが、現代では雇用の流動性がどんどんと進んでいます。
同じ会社にずっと勤務する人は減少傾向にあり、転職へのハードルはどんどん下がっています。
だからこそ、大殺界と転職はあまり関係ないのでは？ との説が増えてきています。
もちろん、何も考えずに転職するのはよくないです。
その後の数か月、数年の人生を左右することなので、慎重に判断していただきたいのは事実。
とはいえ、大殺界だからとせっかくの転職のチャンスを逃してしまうのは、非常にもったいないです。
大殺界は12年ベースでみると3年ですが、1年12か月ベースでみると3か月です。
かなりの期間が大殺界に当てはまるので、あなたが転職のチャンスを見つけたのであれば行動しましょう。
大殺界だからと転職チャンスを逃してしまうと、その後の結果によっては「あの時転職していればよかった」と後悔する可能性があるからです。
大殺界はあくまで人生における冬であるだけです。
必要以上に恐れることなく、チャンスがあるなら行動してください。
思い付きの転職やうまい話に乗っただけの転職はNGですが、そうでないなら転職しても問題はありませんよ。
大殺界と病気の関係性
大殺界だから病気になるということはありませんが、運気が下がるときは病気になりやすいのも事実です。
病は気からといわれるように、生命エネルギーが大殺界によって下がっているから病気を連れてくる可能性は否定できないです。
大殺界はそもそも運気が下がっているので、新しいことにチャレンジするのは避けるのがいいとされていますよね。
病気についても同じで、生命エネルギーが下がっている時に精力的な活動をしてしまうと、エネルギーが追いつきません。
その不調が心に出るか体に出るかは人によって異なります。
しかし、大殺界だからとのんびり構える心の余裕を持たないと、ついつい焦って行動をしてしまいがちです。
もし、大殺界に心身の不調を感じていながら、焦りや恐怖から休むのが難しいのであれば、その原因を突き止めてみましょう。
物事には必ず原因があるので、あなたの心に余裕が持てない原因を潜在意識に問いかけてみるのも一つの方法です。
潜在意識にはあなたの「今」を作っているすべての物事が記憶されています。
大殺界でゆっくりエネルギーを貯めなければいけない時に、ガンガン行動してしまう。
そんな不調を引き寄せてしまう負のループから抜け出せない原因が見えてくるかもしれません。
潜在意識にアクセスする一番手っ取り早いのは、プロの力を借りることです。
⇒3000人の人生相談から導き出した！願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは？
当サイトのメルマガなら無料でプロの心理セラピストである西澤さんの知識が得られます。
本を買うお金がかからないだけでなく、かなりわかりやすく解説してくれるので、0から潜在意識を学ぶのに最適です。
あなたが「大殺界だから病気まで引き寄せてしまった」と感じているのであれば、ぜひ潜在意識にアクセスしてみてください。
追い詰められている心を開放するきっかけがつかめるかもしれませんよ。
大殺界の時に引っ越しは大丈夫？
大殺界の時の引っ越しは、避けられるなら避けてください。
エネルギーが減退し、運気が下がっているのが大殺界なので、正しい判断が出来なくなってしまいます。
引っ越しをする際には、まずは物件選びを行いますよね。
この時に、不動産屋さんが必ずいい物件を紹介してくれるとは限りません。
判断力が低下した状態で、物件を選ぶと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
このように、大殺界での引っ越しは「今が大殺界のどのあたりなのか」によって変わります。
人の話を聞けなくなるタイミングでは、パートナー主導で物事を決めるのが難しい可能性も。
もし自分で決めなければ気が済まないのであれば、大殺界の3年間は引っ越しを避けましょう。
良からぬトラブルを招かないためにも、慎重に行動して下さいね。
まとめ
大殺界は、人生を12年サイクルで考えた時の冬の季節です。
冬だから何もしてはいけないというわけではありません。
「あなたがしっかり人の話を聞き、焦らず行動ができる」なら、新しいことにチャレンジするのはありです。
なぜなら、人生においてそう何度もチャンスは巡ってこないので、大殺界だからとそのチャンスを逃すのはもったいないからです。
とはいえ、大殺界中は心が乱れて正しい判断ができにくくなってしまうのも事実。
もし、あなたが大殺界だからと不安になるなら、一度その不安の原因がどこにあるのかを潜在意識に問いかけ見るのがおすすめです。
⇒3000人の人生相談から導き出した！願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは？
本文中でもご紹介しましたが、プロの心理セラピストである西澤さんの知識が無料で学べます。
冬の季節にあたる大殺界をぜひあなた自身の心を落ち着けるための期間に使ってください。
そうすれば、冬が明けて春が来ればより一層活躍できるはずですよ。
西澤裕倖
コメント