「慈悲の瞑想」とは、実践することで慈悲の念や慈しみの心を持てるようになる瞑想法です。
たとえば最近、会社や家庭でのストレスで、ついつい心が怒りでいっぱいになってしまうことはないでしょうか?
そういうときにこそ、慈悲の瞑想は効果を発揮します。
慈悲の瞑想を実践することで、心にゆとりが生まれ、とても穏やかな気持ちになることができるのです。
そこで今回は、慈悲の瞑想について、詳しい説明と実践方法をお伝えしていきます。
瞑想は、心のプロフェッショナルとして有名なメンタリストのDaiGoさんもおすすめしている手法です。
あなたも実生活に取り入れて、ゆとりのある人生を歩んでいきましょう。
慈悲の瞑想は仏教が生んだ癒しの作法
慈悲の瞑想は、「生きているすべてのものが幸せになりますように」という心を込めて行う瞑想です。
- イライラすることが多い
- ついつい怒鳴ってしまい、あとから後悔する
- 最近怒りっぽくなった
- 怒りで我を忘れてしまうことが多い
- 人を悲しませてしまうことが多い
- 今よりもやさしくなりたい
こういった悩みを抱えている場合は、とくに実践することをおすすめします。
慈悲の瞑想を実践すれば、イライラや怒りがなくなり、やさしい気持ちを抱くことができるようになるのです。
ここからそんな慈悲の瞑想について、詳細と効果について説明をしていきましょう。
慈悲の瞑想とは
慈悲の瞑想は仏教に伝わる瞑想法で、悟りを開くためのヴィパッサナー冥想の準備として実践されるものです。
慈悲の瞑想を行えば心を落ち着かせることができるので、次の瞑想に入りやすくなります。
さらに仏教では「慈悲の念」をとても大切にしており、悟りを開くための土台の1つであると考えられているのです。
そのため慈悲の瞑想は、仏教では重要な修行の1つとして捉えられているわけですね。
慈悲の瞑想の効果
慈悲の瞑想は仏教が生んだ瞑想法で、心を落ち着かせ、慈悲の念を抱くことができるようになるものです。
慈悲の瞑想を実践すれば、イライラやストレスが消え、人に対してやさしくなることができます。
慈悲の瞑想は、行えば精神が覚醒して奇跡的な効果が手に入る、というものではありません。
しかし、人生においてとても重要な感情を学べる瞑想法なのです。
そしてもう1つ大きな効果なのが、ほかの瞑想に入る前の準備として使えるという点です。
慈悲の瞑想を行えば、日々のストレスから解放されるため、精神的にフラットな状態で次の瞑想に移ることができるのです。
だからこそ仏教で慈悲の瞑想は、ヴィパッサナー冥想の前に行うものとされています。
あとは、未知リッチでも紹介しているマインドフルネス瞑想を行う前に慈悲の瞑想を行うのも良いですね。
マインドフルネス瞑想は、「今ここにあるもの」をそのまま受け取ることができるようになる瞑想です。
物事をありのままに受け止められるようになる、メンタルが改善する、脳の能力が高まる、などの効果があります。
マインドフルネス瞑想の詳しいやり方については別記事でまとめていますので、そちらの方を参照してみてください。
⇒【決定版】マインドフルネス瞑想入門!瞑想のやり方を簡単に解説
このように慈悲の瞑想は、自分を落ち着かせ、次のステップに行くための準備をするために効果的な手法です。
心の癒し目的で行うのももちろんおすすめですが、ほかの瞑想やメンタルトレーニングと組み合わせて行うことで、さらに大きな効果を得られます。
慈悲の瞑想の詳しいやり方
ここからは、慈悲の瞑想を正確に実践するための方法をお伝えしていきます。
慈悲の瞑想を始めとする瞑想は、自分の心と向き合い、前に進むうえでとても効果的なものです。
しかしその反面、心の深い部分と向き合うことになるため、やり方を間違えてしまうと危険な面もあるのです。
だからこそ慈悲の瞑想についても、ここで正確なやり方を覚えていってくださいね。
慈悲の瞑想で唱える言葉
慈悲の瞑想では、実践するさいに唱えなければいけない呪文があります。
省略バージョンと全文バージョンがありますので、この記事では両方をご紹介しますね。
〇省略バージョン
[frame01 text=”私は幸せでありますように
私の悩み苦しみが無くなりますように
私の願いことが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように”]
この省略バージョンは、まずは自分に対して慈悲の心を持つ、という目的で使うと良い呪文です。
とくに、慈悲の瞑想をやり始めた人におすすめです。
〇全文バージョン
[frame01 text=”私は幸せでありますように
私の悩み苦しみが無くなりますように
私の願いことが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように
私は幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみが無くなりますように
私の親しい人々の願いことが叶えられますように
私の親しい人々にも悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々が幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように
生きとし生けるものの願い事が叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
私の嫌いな人々も幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみが無くなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように
私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみが無くなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように”]
省略バージョンの慈悲が「私」だけに向いていたのに対し、こちらの全文バージョンを行えば、色々な人に慈悲の心が向けられるようになります。
- 私の親しい人
- 生きとし生けるもの
- 私の嫌いな人
- 私を嫌っている人
このような存在に対しても、慈悲の心を持てるようになるわけですね。
全文バージョンの慈悲の瞑想を続けていくうちに、自分だけでなく、親しい人にも慈悲の心を抱けるようになり、それがもっと広い範囲に広がっていきます。
そしてさらに慈悲の瞑想を続けていけば、自分の嫌いな人だったり自分を嫌いな人という、マイナスに捉えていた人たちにも慈悲の心を抱けるようになるのです。
最初は覚えやすく、心のブロックもかかりにくい省略バージョンで瞑想を行うのがおすすめです。
そして、慣れてくるにつれて全文バージョンに近づけていくことで、慈悲の瞑想はその本領を発揮していくでしょう。
慈悲の瞑想を実践するための7手順
慈悲の瞑想を実践するには、こちらの7手順を行ってください。
- 静かで集中できる場所に移動する
- 背筋を伸ばし、頭を上げた状態で座り、リラックスする
- できるだけ無心になり、省略バージョンの呪文を心の中で唱える
- 瞑想中はゆっくりと鼻呼吸を行う
- 1日5分間、毎日慈悲の瞑想を行う
- 自分の幸せを本気で願えるようになってきたら、徐々に呪文を全文バージョンに近づけていく
- 少なくとも2週間以上は続ける
以上の7手順で、慈悲の瞑想が徐々に効果を発揮するはずです。
とくに注意して欲しいのが、瞑想時間です。
瞑想時間は長ければ良いというわけではありません。
短い時間、集中して行うからこそ効果を発揮するんです。
そのため、慈悲の瞑想を行うときは、スマホのタイマーを設定するなどして、決められた時間で終われるように工夫しておきましょう。
また、慈悲の瞑想を行うと、好転反応が表れることがあります。
好転反応とは、良い状態に変わろうとするとき、その負荷で一時的に体調が悪くなることです。
軽い頭痛やめまい、発熱などの症状が出ることがありますが、あまり重くなく、さらに長引かないようなら、ここで慈悲の瞑想を辞めず、続けてみてください。
それらの症状は、まさに慈悲の瞑想が効果を発揮しているという証拠なのです。
慈悲の瞑想は潜在意識に働きかけている
慈悲の瞑想の効果には、実は心理学的な根拠があります。
というのも慈悲の瞑想は、人間の潜在意識に働きかける瞑想法なのです。
潜在意識は人の本音を司る深層心理で、人の意識の97%を占めてます。
つまり、いつも表に出てきている意識はたったの3%しかなく、実は人の思考や行動の大部分はこの潜在意識によって決定されているのです。
たとえば、どうしても嫌いな人がいたとします。
そしてあなたが、その嫌いな人に失礼な失敗をしてしまった状況を思い浮かべてみてください。
あなたはその嫌いな人に、心の底から謝ることができるでしょうか?
きっと心をこめられないだけでなく、表面上で謝ることにすら抵抗を覚えてしまうと思います。
それがまさに、潜在意識が働いている瞬間なのです。
あなたは表層の意識では、「失礼なことをしてしまったので謝らなければならない」と考えています。
しかし、97%を占める潜在意識は、「この人のことが嫌いだ」と考えているわけなのです。
その結果、あなたは頭では分かっていても、なかなか素直に謝ることができなくなってしまうんですね。
そしてここで、慈悲の瞑想の全文バージョンの呪文を思い出してみてください。
ばっちり、「嫌いな人」の幸せを願っていますよね?
これがまさに、潜在意識に働きかけ、書き換えるための呪文になっているのです。
潜在意識は人の意識の97%を占めているわけですから、とても大きな力を持っています。
だからこそ、慈悲の瞑想は素晴らしい効果を発揮することができるわけですね。
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あなたもこの機会に、ぜひ自分の潜在意識に触れてみてくださいね。
【まとめ】慈悲の瞑想で心の癒しを手に入れよう
今回は癒しの瞑想である慈悲の瞑想について、お話をしてきました。
慈悲の瞑想は、慈悲の念や慈しみの心を持つことで、心を穏やかにする瞑想です。
まずは自分に向けて慈悲の念を抱き、最終的には嫌いな人を含むすべての存在に慈悲の念を抱けるようになることが目的です。
慈悲の瞑想を行うということは、あなたの深層心理である潜在意識を書き換えることを意味しています。
潜在意識は人の意識の97%を占める重要な部分で、あなたの思考や行動に直結するものです。
もしこの潜在意識が慈悲の念を抱くことができれば、あなたは心身ともに深い癒しの効果を実感できるでしょう。
慈悲の瞑想と潜在意識の関係性についてはこの記事で詳しく解説していますので、もう1度読み返してみてください。
慈悲の瞑想を実践すれば、あなたは心を穏やかな状態にできるはずです。
もしあなたが、どうしもイライラが抜けなかったり、最近怒りっぽくなってしまったなぁと感じているのなら、この機会にぜひ慈悲の瞑想を試してみてください。
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