奈良県にあるパワースポットの名高い『玉置神社』。
玉置神社は不思議な謂れがあり、神様に呼ばれないとたどり着けないと言われています。
ここは世界遺産に指定された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一角に位置します。
紀伊山地は飛鳥・奈良・京都にまたがる紀伊半島の大部分を占めていて、今でも鬱蒼たる原生林に覆われた山々は、神仏の宿る山として、古の昔から信仰されてきた強力なパワースポットです。
この世界遺産の中には熊野古道や熊野神社、那智の滝など、ひとつひとつでもかなり有名なパワースポットが入っています。
1076mの霊峰玉置山はかつて山伏姿の行者が行き来する修行の場でした。
玉置神社はその山頂付近にある、霊験あらたかな神社です。
今回は、
について、ご紹介します。
最近気になっている!と感じたら、ぜひ読んでみてください。
1.神様に呼ばれないとたどり着けない?
玉置神社は不思議な謂れがあり、神様に呼ばれないとたどり着けないと言われています。
呼ばれるとは「最近なんとなく気になっている」「行きたくなった」など今まで知らなかったり、知っていても興味がなかったのに急に気になりだす時です。
実際行こうとすればスルスルと引き寄せられるように何のトラブルもなくたどり着けるようです。
反対に、ただの観光気分だったり、個人の欲望を祈願するために行こうとすると、たどり着けないと言います。
途中で事故に遭ったり、急な体調不良、仕事の都合がつかなくなったなど。
一番多く聞くのは「カーナビが壊れる」「落石で通行止め」というものです。
玉置神社の神様は厳しい神様で、邪心があると受け付けないと言われています。
これまでご紹介しているパワースポットとは、なんとなく格が違う気がしますね。
記事を書きながらも思わず姿勢を正さずにはいられない気分です。
2.玉置神社の由来とご利益
玉置神社は、第10代崇神天皇の時、火防鎮護と悪魔退撤のために創建されました。
2003年(平成15年)には御鎮座2050年祭を迎えました。
そうです、創建紀元前37年の大変由緒ある、格式高い神社です!
特に敷地内にある玉石杜(たまいしのもり)には妖魔退散のご神力があるとのことで、平安時代に大峰修験道の本拠となってからは、白河院、後白河院、後鳥羽院などの歴代天皇が参拝したり、空海、弘法大師などの錚々たる修験者たちが訪れました。
玉石杜
玉置神社が建てられる基になった、末社・玉石社(たまいしのもり)。
ここは神社ですが特に社殿があるわけではなく、ご神体は黒い大きな玉石そのものです。
また、御祭神は大巳貴命(おおむじなのみこと)です。
ご神体の周りには3本の大木が囲むように立っており、その大木が囲んだ内側に白い玉石が敷き詰められ、奥にご神体の玉石が鎮座しています。
このご神体の玉石に礼拝する信仰様式が古代から現代まで受け継がれています。
参拝に訪れたら、玉置神社本殿よりもまずこちらにお参りします。
玉置神社全体もパワースポットですが、ここがその中でも最強のパワースポットであると言われています。
摂社・三柱神社
本殿敷地内にある三柱神社。
摂社とは、本社に縁の深い神様や、由緒ある神様をお祭りする神社のことです。
御祭神は
- 倉稲魂神(うがのみたまのかみ)・・・京都の伏見稲荷大社で農業や商売繁盛
- 天御柱神(あめのみはしらのかみ)・・・奈良県生駒郡の龍田大社で風を司る神様
- 国御柱神(くにのみはしらのかみ)・・・ 〃
です。
三柱神社は別名稲荷社と呼ばれており、元は眷属(神様の使い)でしたが、現在は格上げされているとのことです。
ご利益は心願成就、海上安全、そして全国でも珍しい悪魔退散などで、不幸が続いたりする人がご祈祷をお願いしに行くことでも知られています。
3.玉置神社のパワー
玉置神社はたどり着けないと最初にお伝えしましたが、確かに行く人を選ぶ、というか行く人を試す神様がおいでになるようです。
というのも、たどり着ける人にはどうやら2種類あるようなのです。
それは、
- 縁のある人は身を清め、心を正しくして生活しないと参拝を計画してもトラブルに見舞われ参拝できなくなるので、日頃から身を清め、精進しなければならない
- 縁のない人は山の獣と同等扱いにされ、問題なく参拝できる
という言い伝えです。
出来ればご縁があって神様に呼ばれたいですね。
そのほかにも
- 個人祈願は受け付けない
- 玉置山の悪口は御法度(恐ろしい罰があたる)
- 無用の立ち入りは御法度(敬虔な態度、心構えが要求される)
などがあり、玉置神社の神様の清廉潔癖さや、並々ならぬパワーを感じます。
ちなみに玉置神社のパンフレットには
御祭神は宇宙から大きなエネルギーとパワーで初めて大地を誕生させた神、日本書紀に最初に記されている「国常立尊」です。この偉大なエネルギーとパワーが事業活性・活力の創造・心機充実の御神徳を生み出します。
と書いてあるそうです。
偉大なエネルギーとパワー・・・。
これは確かに、宇宙規模の神社という雰囲気ですね。
4.玉置神社への行き方
車で行くには五條経由か新宮市経由で。
玉置神社駐車場まで車で入れます。
電車で行くなら十津川温泉を目指します。
バスは早い時間で本数も少ないので一泊するのが無難です。
バスは村営のものと世界遺産予約バスがあります。
時間はダイヤ改正している可能性があるので役場に電話で確認するのが一番です。
世界遺産予約バスは土日祝日のみの運行で、事前予約が必要です(1名から可)。
詳しくは公式サイトに案内がありますのでご覧ください。
http://www.tamakijinja.or.jp/access/index.html
最寄駅からはタクシーも乗れますが、タクシーは2台しかないので、早めの予約が必要です。
公式サイトに地図が貼ってありましたが、これを見る限り、事前に交通を良くチェックしていったほうがよさそうです。
十津川温泉から玉置神社駐車場までは車で約30分くらい、玉置神社駐車場からは山道を20分ほど歩きます。
参道を歩いた人の経験談を見てみると、皆一様にして奥に進むほど「空気が変わった」と言っています。
感じる力の強い人は、本殿の鳥居をくぐった途端「色彩のない世界に入った」と言っています。
まとめ
不思議なパワーを持つ玉置神社。
観光など中途半端な気持ちではいけなさそうですね。
もし行くなら身を清め、生活を正しましょう。
だけどこの記事を読んでいる時点で、もしかしたらもう呼ばれているのかもしれませんね。
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