今回はウニヒピリについて解説します。
ウニヒピリは、ホ・オポノポノの4つの要素の一つで、潜在意識を意味しています。
ウニヒピリについて語るには、ハワイに伝承される問題解決方法『ホ・オポノポノ』を先に知る必要があります。
まず、ホ・オポノポノは元々古代ハワイで、「大家族が壊れた家族関係を修復するために集まること」を目的としたもので、1958年マリー・カウェイ・プクイの著書が一番最初です。
その後1980年代に、人間州宝にもなった故モナ・シメオナ女史によって、個人で行うための新しいホ・オポノポノが創始され、モナ没後は、弟子のウハレアカラ・ヒューレンによって継承され、世界各地に広まりました。
ホ・オポノポノは、ハワイの辞典には、
「心の洗浄。祈り、議論、告白、後悔、互いの補償と許しによって関係を整える家族会議」と記載されています。
「ホ・オ」は目標、「ポノポノ」は完璧を意味します。
ホ・オポノポノは、完璧を目標として修正したり、元の状態に戻すという意味です。
転じて、現代では「取り戻す」というニュアンスで理解されています。
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で、「ウニヒピリ」って?という、せっかちなあなた。
3点について、順を追って説明しますね。
1.ホ・オポノポノの4つの要素
ホ・オポノポノでは、4つの要素で自己=セルフアイデンティティーが形成されているとしています。
- 神聖なる存在(ディヴニティー)
- 超意識(アウマクア)
- 意識(ウハネ)
- 潜在意識(ウニヒピリ)
この4つです。
ディヴニティーとは大いなるもの、宇宙とかそういったものです。
アウマクアは高次な自己、ハイヤーセルフのこと。
ウハネはいつも私たちが起きている時に考えたり思ったりしている”意識”です。
そしてウニヒピリはインナーチャイルドとそれにつながる集合無意識です。
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2.ウニヒピリとは
ホ・オポノポノでは、何か問題が起きた時、”記憶”が深くかかわっていると考えます。
私たちは生活するうえで、常に記憶が積み上げられています。
人生で問題が起きた時は、この蓄積された記憶をクリーニングすることで問題を解決できるとされています。
ホ・オポノポノの根本的な考え方は、
「自分が体験していることのすべては、100%自分の責任である」というもので、
普通は問題が起きた時、原因を自分の外(人や環境)に見出しがちですが、
ホ・オポノポノでは自分の記憶が原因だという考えなのです。
自らの記憶に対して「どの記憶が問題を引き起こしているのか」と問いかけた後、
- 「ありがとう」
- 「ごめんなさい」
- 「許してください」
- 「愛しています」
の言葉を繰り返して実践します。
ウニヒピリは正確に言うと、インナーチャイルドだけにとどまらず
(インナーチャイルドとは幼少期のトラウマなどのこと)、
地球の誕生から陸海空に存在するすべての動植物、生命体、無機質までの記憶
・・・アカシックレコードを含んだものの総称です。
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そしてウニヒピリはいつでも四六時中私たちと一緒にいます。
私たちはつい、自分の頭の中だけで(意識だけで)考えてしまいますが、ウニヒピリをケアしてあげることで、自分自身が平和になり、自由になることで周りにも良い影響を及ぼすことが出来るのです。
問題が起こったら、まず自分を見つめ、自分が変わる。
すると周りにも良い変化が波及する、ということです。
この「自分を見つめ」のところが、”ウニヒピリをケアする”にあたります。
3.ウニヒピリをケアする
じゃぁ、どうやってウニヒピリをケアするの?
ということですが、自分のウニヒピリに対して、「今まで放っておいてごめんね。」とウニヒピリを受け入れるだけです。
これ、機械的にやっていいんです。
機械的に4つの言葉、「ありがとう」「ごめんなさい」「許しています」「愛しています」を言うだけで、潜在意識が原因となる記憶を引き出してくれます。
あとは神聖なる存在が消去してくれるのです。
むむ?ちょっと意味が分かりませんか?
自分のウニヒピリ、つまりメモリーを好きになる、ということです。
受け入れることの基本は好きになることですよね?
好きになって「ありがとう」と言うことができます。
だから「ごめんね」「ゆるしてね」と謝れます。
ウニヒピリのケアは、記憶を手放す、とあります。
記憶を手放すとはクリーニングのこと。
ありがとう、ごめんね、の中には
「今までクリーニングせずにいてごめんね」も含まれています。
だからウニヒピリのケアは、ただクリーニングすればOKなんですね。
難しく考えるとどんどん思考のワナにはまって不自由になってしまいます。
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ウニヒピリを人格化して「会話しなければ」「交流しなければ」と思いこんでいる人もいるようです。
「~しなければ」という時点で思い込み・決めつけを行っていますのでウニヒピリを自由ではない状態にしていますね。
それよりも、好きになって手放してあげましょう。
ヒューレン博士はインタビューの中で、
病気や災難など「100%自分の責任」と思えないかもしれませんが、病気や災難が起こるのは、過去の記憶が再生されているからです。
顕在意識では理解不能でも、原因は自分の内にあります。ホ・オポノポノとは、実はこのメモリーを好きになることです。
メモリーに「愛しています」と言うとメモリーがはがれ落ちます。
雲が晴れて太陽の光が現れるように。
それが「手放す」ということです。
真に自分を愛し、大切にすることです。別に聖職者もグル(導師)も必要ない。
必要なのは自分だけです。
と言っています。
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難しく考えずに、ただ4つの言葉を唱える。
それこそが、自由で平和な自分を取り戻す極意なのではないでしょうか。
未知リッチ
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