2006年頃に大ブームを起こし、今でもスピリチュアルの世界では有名な「鏡の法則」。
けれど、この鏡の法則には本を読んで感動したという声と同じくらい「うさんくさい」「おかしい」「嘘でしょ」という声があるのも事実です。
鏡の法則のストーリー自体は確かに少し強引な展開ではあります。
けれど、この鏡の法則に書かれていることを正しく理解して実行すれば、あなたが今持っている人間関係の悩みを解決できる可能性はとても高いのです。
そこで今回は
この3点をわかりやすく解説していきます。
最後までお付き合いいただければ、あなたが今嫌いだと感じている人を好きな人に変えることができますよ。
鏡の法則とは?
鏡の法則とは、2006年5月に野口嘉則さんが発売した100万部を超えるベストセラーです。
今では、この鏡の法則を仕事などの人間関係に応用したものも多く見られるようになりました。
そこで、まずは鏡の法則について詳しく解説していきます。
- 鏡の法則のあらすじは?
- 物事には必ず原因と結果があるって本当?
- 嫌いな人はあなた自身かも?
- 鏡の法則と因果応報は似ているって本当?
- 「鏡に映るのは過去の自分」と言われる理由は?
- 鏡の法則と引き寄せの法則の共通点は?
- 鏡の法則を理解するためには自分を見つめ直す必要があるの?
この7つの疑問に対してお答えしていきます。
鏡の法則がどんなものかわかれば、今あなたが抱えている人間関係の悩みを改善できる可能性が高くなりますよ。
鏡の法則の本はどんなストーリー?あらすじをご紹介します
鏡の法則は子育てに悩む主婦(主人公)が悩みを解決するまでを描いたストーリーです。
その悩みの解決方法が鏡の法則と呼ばれるもので、息子のいじめも主人公である主婦の深層心理にあるネガティブな気持ちが原因だとカウンセラーは説きます。
そして、主人公はカウンセラーの言う通りにワークをこなし、無事息子のいじめ問題を解決します。
この時に使われたワークというのが
- 父親を許せないと感じている気持ちを書き出す
- 父親への感謝の気持ちと許すことを書き出す
- 実際に直接父親へ感謝の気持ちを伝える
- 父親に対してベストな接し方を考えて書き出す
- 寝ている子供に向かってありがとうを100回いう
この5つです。
※この父親というのは、主人公の父親のことです。
この5つのワークをこなすことで、主人公が気づいていなかった「父親にもっと自分を信頼して欲しかった」という気持ちや「父親にもっと優しくすればよかった」という気持ちに気づくことができたのです。
その結果、夫に対しても子供に対しても信頼して接することができるようになり、今まで心を開いでくれなかった息子が心を開いてくれるようにもなりました。
このように一見関係ないような父親との関係を改善することで、夫や子供との家族関係もよくなりますと言うのが、かなりざっくりですが鏡の法則のあらすじです。
では、次に鏡の法則が伝えている「物事には必ず原因と結果がある」ということについてご紹介していきます。
全ての物事には必ず原因と結果がある
私たちが目にしている全ての物事には、必ず原因と結果があります。
昔のことわざでも表裏一体ということわざがあるように、原因がなければ結果は生まれません。
鏡の法則のストーリーでいうと、
- 原因…主人公の父親に対してのネガティブな感情
- 結果…息子のいじめや主人公が感じている夫や息子との違和感
という主人公さえ気づかないほど関係が薄いことが原因と結果になっていることもあります。
そしてもう一ついえるのは、父親との関係を修復しないまま過ごしていた主人公は、自分の息子から信頼されないという「結果」を作ってしまいます。
私たちの世界でも、実際に「なんとかなる!」と考えて生きている人は本当になんとかなっているし、「事故や怪我にあったらどうしよう……」と心配ばかりしている人は不運に巻き込まれてしまっています。
このように、原因と結果の法則というのは、自分の内面を「原因」とし目の前の世界を「結果」とし世の中は動いています。
成功者を何人か思い浮かべてみてください。
その中に、ネガティブな人はおそらくいなかったはずです。
成功者になっている人は、内面がポジティブなオーラで満ち溢れているのです。
成功という結果を手にしたいなら、そのための原因となる内面を整える必要がある。
それがこの原因と結果の法則というわけです。
今内面がネガティブで、ポジティブに変わるための方法がわからない人にはこちらの記事がおすすめです。
⇒マイナス思考を傷つかずに変えたい!プラス思考を作る方法とは?
思考をマイナスからプラスに変える方法について詳しく解説しています。
「原因」となる内面を整えられると「結果」として現実世界の成功が手に入る可能性は高くなりますよ。
類は友を呼ぶ?嫌いな人=あなた自身かも
嫌いな人にはあなた自身の内面が投影されています。
「そんなことない! 嫌いな人と自分の共通点なんかない」と多くの人は感じますよね。
この納得できない気持ちについては後ほどお話しします。
では、嫌いな人にあなたの何が投影されているのかというと「裁きの姿勢を持った内面」です。
もう少し具体的に説明しますと、嫌いな人が目の前にたくさんいるという人ほど「自分ルール」がたくさんあります。
- 時間を守らない人が嫌い
- 仕事でミスをする人が嫌い
- 謝れない人が嫌い
など挙げだすとキリがないですが、この「〇〇が嫌い」という気持ちを持っていると、他人に対する目線が「粗探し」のようになってしまっているのです。
この粗探しが続いていくと、自分自身に対しても嫌いな部分ばかりが目についてしまい、ポジティブなエネルギーを持つことが難しくなってしまいます。
逆に、裁きの姿勢を持っていない人は、人の長所を見つけるのがとても上手です。
つまり、人や自分の粗探しをすることがないので、自然と嫌いな人が目の前にいなくなるという状況となるのです。
裁きの姿勢を持っている状態だと、「自分は悪くない」と考えてしまいます。
そのため、嫌いな人=自分と言われると、そのことに反発したくなってしまうのです。
けれど「他人は自分を映す鏡」だと考えるとどうでしょうか?
類は友を呼ぶとも言いますが、ポジティブな人の周りにはポジティブな人が集まっています。
「私の周りには嫌いな人だらけで楽しくない」と感じている人は、一度自分が裁きの姿勢で他人を評価していないかどうかを見つめ直してみてください。
鏡の法則=因果応報?
鏡の法則を読み解いていくと、因果応報という言葉にたどり着きます。
鏡というのは、今のあなたを映しますよね。
あなたが元気いっぱいなのに、鏡の中のあなたが疲れた顔をしているのはありえないこと。
つまり、鏡の法則の因果応報というのは、その言葉通り「自分の行いが自分に返ってくる」ということなのです。
鏡の法則のストーリでは、主人公の父親に対してのネガティブな感情が、息子の問題として返ってきましたよね。
これは突拍子もないことに聞こえますが、私たちの日常でも起きていることなのです。
例えばですが、人の悪口ばかりを言っている人は同じような人を引き寄せますし、逆に人に感謝の気持ちを伝えられる人は、人間関係にあまり悩まないことが多いです。
このように、自分がやってもいないことは起きないので、今望まないことが起きているとしたらそれは過去の自分の行動が返ってきているということ。
ただこの因果応報は、常に小さく返ってくる人もいれば、後々大きなことになって返ってくる人もいます。
どのタイミングでどのような因果応報が起こるかはわかりませんが、自分の行いは必ず返ってくると考えた方がいいのです。
鏡の法則の因果応報をしっかり理解していると、自分の行動を改めることができますよね。
今持っている悩みが何に繋がっているのかを考えてみてください。
鏡に映っているのは過去の自分?
鏡に自分の内面が映っているというお話をしましたが、そこに映っているのは過去のあなたです。
鏡に映る過去の自分の姿というのは「過去どのような態度を人にしていたか」ということ。
人の批判ばかりしていた人は、その行いが鏡に映り自分に返ってきた結果として自分自身も批判にさらされることになります。
私たちが発した言葉というのは、すべて自分に返ってきます。
そして、その言葉が返ってきた現象を「鏡に映るのは過去の自分」という風に表現されるのです。
例えば、周囲に常に感謝の気持ちを忘れずに「ありがとう」が口癖の人がいたとします。
「ありがとう」という言葉は、相手だけでなく自分自身も認める言葉です。
そのような人の周りには同じように、ありがとうを自然に口にする人が集まってきます。
潜在意識がプラスになっているかマイナスになっているかで、引き寄せられる人も物事も変わってきます。
スピリチュアル的考え方だと、現在、過去、未来は全て繋がっています。
つまり過去の自分の行動を「終わったこと」だと切り捨てないことが大切なのです。
鏡に映る過去の自分の行動が今の状況を作っているのだとすれば、
- 自分は悪くない
- 状況が悪いんだ
- 他人が悪いんだ
と他責にならずに、自責の考えを持つこともできますよね。
自分に原因があるのかも? と一度立ち止まって考えることがとても大切になってくるのです。
鏡の法則と引き寄せの法則の共通点は?
鏡の法則と引き寄せの法則の共通点は、どちらも潜在意識に深く関わっています。
鏡の法則は、自分の内面を他人に投影しているというものですよね。
引き寄せの法則は、潜在意識にあるものを引き寄せてしまうというものです。
どちらも、自分の内面にあるものが主になってくるので、人生を好転させたいなと考えているなら、自分の潜在意識と向き合う必要があります。
引き寄せの法則でも、潜在意識にあるものが引き寄せられるといいますよね。
引き寄せの法則についてはこちらの記事を参考にしてください。
⇒はじめての引き寄せの法則!簡単なやり方と本質は完ペキ!恋愛や仕事、見た目まで変わるって本当?
幸運を引き寄せたければ、潜在意識意を変えましょうというのもそのためです。
鏡の法則は、自分を他人に投影しているものなので、一見違うようにも思うのですが、自分の内面を作っているのは潜在意識なので、結局は同じなのです。
内面がマイナスに傾いている人というのは、怒りっぽくなったり自分は悪くないのになぜうまくいかないんだと思ったりしています。
そのため、同じように怒りっぽい人やうまくいかないような出来事を引き寄せてしまいます。
鏡の法則と引き寄せの法則の共通点は、潜在意識が何を求めているのかということです。
潜在意識がプラスにきちんと向いていれば、幸運を引き寄せられる環境を自然と作ってくれますが、マイナスに向いていれば状況は悪くなるばかりです。
その潜在意識を含めた自分との向き合い方についてお話ししていきますね。
鏡の法則を理解するには、自分を見つめ直すのがおすすめ
鏡の法則をきちんと理解するためには、自分を見つめ直すのがおすすめです。
今の自分がどういう状況にあるのかをきちんと見極められないと、どんなチャンスも掴むことはできません。
色々なことがうまくいかない時というのは、自分の内面と向き合うことから逃げている状態なことが多いのです。
今あなたの周りに、怒りっぽかったりあなたを否定してくる人ばかりがいて、色々疲れているというのであれば、あなた自身がそういう行動に出ていないかどうかを考えてみてください。
もちろん、多くの人は「そんなことしていない」と考えるでしょう。
けれど、今していなかったとしても昔に人を傷つけてしまったり、人を否定したりしたことに向き合っていなければ、今その結果があなたに返ってきていると考えられます。
自分と向き合うには「紙に書く」というシンプルな方法がとても効果的です。
- 自分がどうなりたいのか
- 自分は何を思っているのか
- 自分に足りないものは何なのか
これらを紙に思うがまま書き出してください。
これをするときに大切なことは、あまり短所ばかりを書き出さないほうがいいということ。
自分の悪い部分ばかりをみてしまえば、自己否定につながってしまいます。
そうではなく、シンプルに今自分がどうしたいのかを知ることで、内面を整えることができるのです。
もし、紙に書くのが苦手ということであれば瞑想もおすすめです。
⇒【決定版】マインドフルネス瞑想入門!瞑想のやり方を簡単に解説
こちらの記事に瞑想の詳しいやり方を書いていますので、ぜひ参考にしてください。
自分の内面と向き合えていない状態だと、どんなアドバイスも素直に聞くことができません。
鏡の法則を日常生活に生かしたいと感じるのであれば、自分の内面と向き合って心をフラットな状態にしておく必要があります。
ありのままの自分を受け入れる自己受容について詳しく書いた記事も参考にしてみてください。
⇒【アドラー心理学】自己受容の意味とは?5つの方法でありのままの自分に!
ありのままの自分を好きになる方法について詳しく解説しています。
今の自分の心の方向をしっかり把握することで、柔軟な考え方ができるようになりますよ。
鏡の法則は嘘?うさんくさい?おかしいと感じるのはなぜかを解説します
鏡の法則には「人生が変わった」などの意見もあれば、「うさんくさい」という否定的な意見もあります。
鏡の法則に書かれていることが嘘かどうかはその人の受け止め方次第です。
ですが、そのうさんくさい、嘘だと感じてしまう原因が必ずあるはずですよね。
そこで、鏡の法則に拒否反応を示してしまう理由についてお話ししていきます。
主には
- ストーリーに怪しさを感じる
- 自分と嫌いな人に共通点を感じられない
- 自分を許すことができない
この3つが自分の中にあるために、鏡の法則を受け入れることができないのです。
一つ一つ詳しくご説明していきます。
鏡の法則が嘘に感じる理由1.ストーリーが怪しい
鏡の法則が嘘くさく感じてしまうのは、ストーリー展開が原因の可能性が高いです。
その理由は「本来の悩みに直接的な解決策を提示するのではなく、一見関係なさそうなことをまずは解決しよう」という遠回りなストーリー展開に対してうさんくささを感じる人が多いのです。
主人公の主婦が悩んでいるのは、息子のいじめと息子が心を開いてくれないことでした。
けれど、その悩みを相談したカウンセラーが提案した解決策は
- 父親との人間関係の修復
- 夫に対するマイナスの感情を整理すること
- 息子を信頼していますか?
カウンセラーはこれらのことを主人公に聞き、彼女の心の中にある問題を解決していきます。
この解決する方法が、宗教勧誘やネットワークビジネスでよく使われる手法と似ていることもあり、「出た……怪しい」となってしまう人が多いのです。
実際によく読んでみると、「こうしてくれない」と感じているその気持ちこそ自分が持っている心理そのものであるということを鏡の法則では伝えています。
けれど、肝心のストーリーに疑念を感じてしまう人が多く、その本質までたどりつくことができないのです。
鏡の法則には「少し疑念を抱いてしまうストーリー」に隠された本質の部分まで読み解けば納得できる内容が書かれています。
けれど、多くの人が拒否反応を示しやすいストーリーなので、「嘘だ! うさんくさい!」という気持ちを抱いてしまうのです。
鏡の法則が嘘に感じる理由2.嫌いな人=自分に納得できない
鏡の法則が受け入れられないという人は、嫌いな人=自分という部分に納得できないでいます。
もちろん、「嫌いな人は自分を投影している」と言われて、すんなり納得できる人は少ないです。
けれど、嫌いな人をじっくり観察してみると、あなたがその人を嫌いな部分は、あなたの中に必ず存在しているはず。
そのことさえ納得できないのは、嫌いな人に対して拒否反応を示し相手を理解できていないからです。
嫌いな人をじっくり観察し、分析できる人はそういません。
多くの人は「あの人だらしないから嫌い!」で終わってしまいます。
けれど、本当にその人のだらしない部分はあなたにはないのでしょうか?
多くの場合は自分の中にもだらしない部分があるのをわかっているので、嫌いな人を見るたびに「自分の嫌な部分を見せられている」気になって嫌気が差すのです。
けれど、この「許せない」と感じている気持ちを投影させた相手が現れた事こそが、魂の成長のチャンスとなります。
拒否反応を示して「似ている部分なんてない!」と一蹴してしまうのは簡単ですし、その一瞬はとても楽です。
しかし、長期的な目線で見た場合に「自分が持つ潜在的な許せない部分」を克服した方が楽になれます。
潜在的な許せない部分を克服するということは、目の前から嫌いな人が消えるということだからです。
嫌いな人=自分というこの方程式を「そんなわけない!」と一蹴してしまえば魂の成長はできません。
納得できないでしょうし、嫌いな人を理解するなんて絶対に嫌だと感じる人も多いですよね。
けれど、この今辛い作業をしっかりとこなすことで、目の前から嫌いな人が消えるのです。
嫌いな人=自分と考えるよりも、「嫌いな人が現れたということは、自分に潜在的な許せない何かがあるのかも」と考えましょう。
そうすることで、鏡の法則が伝えたい真意に気づくことができますよ。
鏡の法則が嘘に感じる理由3.自分を許せないことを認められない
鏡の法則を嘘だと感じてしまうのは、自分を許せないことを認められないからです。
自分のことが大嫌いで許せない人というのは、割とたくさんいます。
けれど、「自分を許せないことさえ認めたくない」という状態では、自分を見つめ直すことはできません。
鏡の法則で「嫌いな人は自分の嫌いな部分を投影している」と言われても、「自分の嫌いな部分なんてないし」となってしまうからです。
まず、自分を許せないと思ってしまう原因は、ありのままの自分では幸せになれないと思い込んでしまっているから。
そして、そんな思いを持っていることを恥ずかしいと感じてしまっているために、自分を認められないなんて思っていないと意地を張ってしまうのです。
自己否定に関して詳しく書いた記事がありますので、こちらも参考にしてみてください。
⇒【自己否定の克服法】自己否定感が強い人のためのカウンセリングとは?
自分を否定してしまう気持ちを解消するためのヒントが見つかるかもしれませんよ。
そもそも、鏡の法則や引き寄せの法則に惹かれるということは、あなたは幸せになりたいと感じているはずなのです。
たとえば、潜在意識の中に「自分は収入が低いからダメなんだ」という意識があったとします。
けれど、そのことを認めたくなくて「自分にダメな部分なんてない!」と嫌な部分に蓋をし続けていると、自分が本当はどうしたいのかがわからなくなってしまいます。
そうなると、鏡の法則のように現状を変えてくれるきっかけに出会ったとしても、「自分には当てはまらないから嘘だ」と否定してしまいます。
人は、自分の考えと相反する説に出会うと「嘘だ!」と否定してしまいます。
特に鏡の法則のように、潜在意識にダイレクトに入ってくるものは拒否反応が出やすいです。
けれど、鏡の法則をしっかり理解して日常に活用すると、人間関係を改善することが可能になります。
そこで、鏡の法則の正しいやり方をここからご紹介していきますね。
このまま読み進めてもらえれば、人間関係の悩みを少しでも軽くすることができますよ。
全ての人間関係修復に役立つ!鏡の法則の正しいやり方とは?
鏡の法則は正しく理解し、日常生活に応用することで人間関係を修復することができます。
もし、今あなたの前にいる大嫌いな人を好きとまでは言わなくても、嫌いだと思わなくなれればストレスが軽減されませんか?
人を嫌い! と否定することにエネルギーを使うのは、あまりいいものではありませんよね。
そこで、鏡の法則を使った人間関係の悩み修復の手順をご紹介します。
- 嫌いな人の長所と短所を書き出そう
- 嫌いな人に「ありがとう」を言ってみよう
- 考え方を他責から自責に変えよう
- なりたい自分を書き出してみよう
- 鏡の法則で潜在意識を変えよう
この5つのステップを正しく実行すれば、あなたの人間関係の悩みが解消される可能性はかなり高くなります。
それでは、一つ一つご紹介していきます。
鏡の法則のやり方1.嫌いな人の長所と短所を書き出そう
鏡の法則を実践するなら、嫌いな人の長所と短所を書き出してみてください。
「嫌いな人の長所なんて何のために?」と思う人も多いですよね。
けれど、嫌いな人の長所を書き出すことで、相手を理解できるだけでなく自分自身の課題を見つけることもできます。
嫌いな人というのは、あなたの嫌な部分を投影した存在です。
けれど、その嫌いな人にも少しくらいは「ここが優れているな」と思う部分があるはずです。
誰しもが嫌いな人に対しては、拒否反応を示してしまいます。
嫌いな相手なんて理解したくないという気持ちこそ、自分が変わりたくないという深層心理の現れなのです。
もちろん、このワークを嫌々やっても何の解決にもなりません。
大事なのは、自分の心としっかり向き合って嫌いな人を分析してみることです。
例えば、
- 短所:人の悪口ばかりいう、自慢話が多い、上から目線
- 長所:面倒見がよく仕事ができる
だとしますね。
この短所に書かれていることを、あなた自身が本当にやっていないかをよく考えてみてください。
もし、心当たりがあるならそれを改善することで、目の前にいる嫌いな人が嫌いでなくなる可能性が高いのです。
短所だけでなく、長所も見つけてくださいと最初に言ったのは、自分にも当てはまる嫌な部分を改善できれば、残された相手の長所により目がいくからです。
そうすることで、好きとは思えなくても、嫌いな人に対しての関心が薄れ、ストレスが軽減されます。
嫌いな人の長所と短所を書き出すことは、自分自身を見つめ直すことにもつながります。
自分にないものだけを持っている人のことは、尊敬することはあっても嫌いになることはあまりありません。
目の前に嫌いな人が現れたら、それはあなたが成長できるチャンスでもあります。 嫌いな人に使うエネルギーを少しでも減らしたいなら、ぜひ嫌いな人の長所と短所を書き出してみてください。
そうすることで、あなた自身と向き合うことにもつながりますよ。
鏡の法則のやり方2.嫌いな人に「ありがとう」を言ってみる
鏡の法則を実践するなら、嫌いな人にありがとうと言ってみてください。
もちろん面と向かって言わなくてもOK。
嫌いな人にありがとうをいう理由は、嫌いな人を受け入れるためです。
嫌いな人というのはあなた自身の嫌な部分であると鏡の法則では言っています。
では、今あなたが持っていなくても、あなたが認めたくなくて捨ててしまった部分も含まれるとしたらどうでしょうか?
具体的にいうと、あなたの嫌いな人がとてもネガティブな人だとします。
あなた自身は、そんな自分が嫌で努力してポジティブな自分に生まれ変わりました。
けれど、心というのはプラスとマイナスの均衡が取れていなければなりません。
つまり、あなたが捨てたネガティブも心には必要な部分だということです。
そのことに気づいていないあなたは当然ネガティブな人を否定し、自分は頑張って変わったのに努力しない人なんて嫌いだ! と拒否反応を示してしまうのです。
ポジティブは置き換えると楽天的とも言えますよね。
逆にネガティブというのは慎重だったり思慮深いともいえるはずです。
つまりネガティブだから嫌い! と拒否反応を示す前に「慎重に判断してくれてありがとう」と相手を受け入れてみましょう。
相手の嫌な部分を受け入れるということは、自分のネガティブな部分も否定しなくても良いということになり、心を自然な状態にすることができるのです。
嫌いな人を受け入れ許すのはとても難しいことですが、それができれば自分自身の許せない部分も一つ減らせたということになります。
つまり、嫌いな人にありがとうをいうことで、あなた自身の成長にも繋がるのです。
鏡の法則のやり方3.マインドを他責から自責に変えよう
鏡の法則を実践するなら、他責マインドはぜひ捨ててください。
他責というのは、物事の責任が他人にあるという考え方です。
「〇〇のせいでこうなった! 私は悪くないのに」というのが他責マインドということになりますね。
この他責の考え方をしていると、自分が成長できないだけでなく他人を否定する機会が増えます。
その結果として、自分自身も否定してしまい「被害者」から抜け出せなくなってしまうのです。
誰でも思考の癖は持っています。
この「他人=悪者、自分=被害者」という思考が癖になっていると、常に「私っていつも悪いことが起きてかわいそう」と考えてしまいますよね。
この考え方こそが、あなたを被害者にする出来事を引き寄せているのです。
この他責マインドから抜け出すためには、
- 他人を責めていることに気づく
- 自分自身を落ち着かせる
この2点が重要です。
「なんであの人はいつもちゃんとしないの? そのせいで私が尻拭いをさせられているんだけど!」と思ってしまったら、「今の私はそう思っているんだね」と声に出してください。
これは、自分を客観的に見るための言葉です。
その出来事に対して、
- 本当に他人がちゃんとしなかったことだけが原因でしょうか?
- 自分にできることは何もなかったですか?
- 今から挽回のためにできることもないですか?
これらのことを自分に問いかけてみてください。
そして、他人を責めてしまったことに気づいた後は、「大丈夫だよ」と自分を落ち着かせてください。
このことを繰り返すことで、マインドを他責から自責にスイッチすることができます。
「変わるのは自分」これが認識できるということは、あなたが一つ成長したということです。
他人を責めるだけでは物事は何も解決しません。
それよりも、他者と協力し自分に責任があると考えて行動することで、他人を必要以上に責めなくなります。
その結果、他人や自分の弱さを受け入れることができ、気づけば他責マインドは消えているでしょう。
時間はかかりますが、自責マインドを手に入れればあなたの周りの人間関係は変わりますよ。
鏡の法則のやり方4.自分がどう思われたいかを書き出してみる
鏡の法則を実践するためには「自分がどう思われたいかを書き出す」というのが大切です。
自分が相手にどう思われたいかを書き出すことで、自分の内面を整理することができます。
鏡の法則とは、相手=自分ですからあなたが思われたいように相手に対しても思うことが重要。
相手に対して投げかけた思いが鏡に跳ね返って戻ってくるというわけです。
例えばですが、あなたが相手にどう思われたいかを考えた時に
- 良い人だと思われたい
- 優しい人だと思われたい
- 頼れる人だと思われたい
- 長所をちゃんとみて欲しい
これらのことを書き出したとします。
相手に対して、このように思われたいのであればまずはあなたが変わる必要があります。
- 相手を良い人だと思う
- 相手を優しい人だと思う
- 相手を頼れる人だと思う
- 相手の長所をちゃんと見る
理想はこのような形になります。
つまり、あなたが人から思われたいと思うことを、まずはあなたが実践する必要があるというわけです。
自分の行いは全て自分に返ってきます。
なかなかすぐに変わるのは難しいですから、まずは「自分がされて嫌なことをしない」ということから始めてください。
自分がミスをした時に「そんなに怒らなくても……」と感じることがあるなら、それはあなた自身が同じことをしてしまっている可能性があります。
そのため、まずは小さなミスは許す、他人を受け入れ自分がされたくないことはしないことを前提に行動してください。
自分がどう思われたいかを書き出すことで、自分の内面を整理し自分がするべき行動がわかってきます。
いきなり自分を変えるのは難しいですが、徐々にやれば必ず変われます。
自分が変われば鏡に映る相手も変わります。
まずは、自分から変わるために「自分がどう思われたいか」をぜひ書き出してみてください。
鏡の法則のやり方5.鏡の法則を正しく利用すれば潜在意識も変えられる
ここまでご紹介した鏡の法則の実践ワークを実行してもらえれば、あなたの潜在意識を書き換えることができます。
潜在意識とは無意識の部分なので「今日からポジティブになる!」と思って変えられるものではありません。
けれど、ご紹介した鏡の法則のワークを実行することで、今潜在意識が何を感じているかを知ることができます。
潜在意識が何を感じているかがわかれば、後はそれを変えるために行動をするだけです。
けれど、中には色々考えてもあまり嫌いな人も思い当たらないし、自分がどう思われたいかもいっぱいありすぎてわからない……という人もいますよね。
じっくり考えればわかるはずなのですが、その「自分の潜在意識とじっくり向き合う」というのが苦手な人も多いのです。
そんな人でも潜在意識を変えることはできます。
その方法のひとつとして、まず当サイトのメルマガを読んでみてください。
当サイトのメルマガは、潜在意識の専門家である心理セラピストの西澤さんが発行しています。
潜在意識についてより詳しく、よりわかりやすく解説してくれるので「今自分が何をするべきなのか」が見つかりやすくなります。
もちろん、メルマガは無料で読めます。
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メルマガを読んでいく中で、あなたがどのように潜在意識を変えたいのかが見えてくるはずです。
「自分がどうしたいか」が見えてくれば、先ほどの「嫌いな人=自分」や「自分がどう思われたいか」のワークがこなせるようになっているはず。
潜在意識を変えるというのはそう簡単なものではありません。
書き換え方を間違ってしまえば、マイナスの力が働くことも十分に考えられるのです。
そのため、最初はプロの力を借りて自分の潜在意識と向き合ってみましょう。
潜在意識について深く知ることができれば、後は鏡の法則のワークをこなすだけです。
今自分が変わりたいと思っているなら、ぜひ潜在意識と向き合ってみてください。
【まとめ】鏡の法則の考え方をうまく使えば、苦手な人を好きな人に変えられる!
鏡の法則を理解するには、まず自分と向き合う必要があります。
自分と向き合い心をフラットな状態にしなければ、「自分は悪くない! 嫌いな奴が悪いんだ」と潜在意識にブロックが掛かってしまいます。
長年ブロックをかけた状態が続いていると、鏡の法則や引き寄せの法則を素直に受け入れることは難しいです。
そこで、潜在意識にかかったブロックをまずは外してあげなければなりません。
鏡の法則のやり方でもお伝えしましたが、潜在意識を書き換えるのは簡単なことではありません。
けれど、潜在意識の書き換えに成功できれば、人生は必ず好転します。
間違った方向に書き換えないためにも、ぜひ当サイトのメルマガを購読してみてください。
メルマガは無料で読めるので、お金をかけずに潜在意識について深く理解するチャンスです!
⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
潜在意識について理解を深めれば、その後の行動をどのようにすればいいのかは自然と見えてきます。
今人間関係に悩んでいて、鏡の法則がきになるな……。と感じているのであれば、ぜひ今行動してください。
人間関係の悩みが軽くなれば、間違いなく生きやすくなりますよ。
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