六星占術で土星人は「心の世界に住んでいる」と言われ、現実世界に馴染みにくいという宿命を背負っています。
六星占術の運命星の中でも特に、敵を作りやすい土星人ですが……
大殺界ともなれば、さらに「悪いことが起きるのでは？」と心配になりますよね。
細木数子さんが提唱していた六星占術では「大殺界」と呼ばれる運気が下がる期間があります。
しかし、必要以上に怖がる必要はありません。
大殺界中は注意して過ごすに越したことはありませんが、運気が下がっているのでタイミングには気をつけなければならない……というだけです。
今回の記事では、六星占術の「土星人プラス」「土星人マイナス」の方の大殺界の過ごし方について解説していきます。
最後までお読みいただくことで、大殺界と呼ばれる運気が下がる期間をどう過ごせば良いのかがわかり、どう行動すべきかのヒントを得られるはずですよ。
土星人プラスの性格
まずはじめに、「土星人プラス（＋、陽）」の性格について解説していきます。
土星人プラスは、理想が高く、負けず嫌いでプライドが高い性格の人が多いです。
こうやって3つの性質だけを見れば「性格悪そう」な印象がありますが、実はとても意思が強く、自分が決めたことはどんなに反対されたとしても貫き通すという一面も持ち合わせています。
また、「頑固者」という印象とは逆に、お人好しで保守的な部分もあります。
困っている人を見ると放っておけない性分で、時にトラブルや被害に巻き込まれることもあるので注意が必要です。
周りの状況や感情に流されることが少なく、若い頃から落ち着いていると言われる人も多いでしょう。
土星人マイナスの性格
次に、「土星人マイナス（ー、陰）」の性格について解説していきます。
土星人マイナスは、責任感が強い理想主義者であり、「精神の世界に住む人」と言われるほど、想像力や表現力が卓越している人が多いです。
ただ、割り切った考えの持ち主で正直者でもあるため、「冷たい」「攻撃してくる」と感じる人も少なくありません。
一人で黙々と作業を進めることが得意で、「絶対に大丈夫」と思えるまでコツコツと計画や準備を進める努力家でもあります。
逆境にも強い運命星ですから、どんなに困難なことでも立ち向かっていく強さを持ち合わせ、周囲から強い信頼を得ることもあるでしょう。
土星人プラスの大殺界のおすすめの過ごし方は？
理想が高く、負けず嫌いな土星人プラスですが、大殺界期間中は「人を頼る」ことを意識して過ごしましょう。
もちろん、人に頼ることが苦手なので、自分のペースを乱されることにストレスを感じるかもしれません。
普段は自分の信条に基づいて、自分自身であれこれと決めて絶対に揺るがない土星人プラスですが、大殺界の時は「人の意見を聞く」「客観的に判断する」「冷静になる」ということが求められます。
全てを自分一人でコントロールしようとせず、どんな物事でも「余白」を意識することが大切です。
また、理想の高さやプライドの高さから、人間関係でのトラブルを抱えやすい時期ともいえます。
大殺界期間中は、どんなに冷静を装って自分の意見を述べても「どうしてそんなに怒っているの」「何がそんなに気に入らないの」と警戒されやすいです。
「自分の意見が絶対に正しい」と意地になりたくなる時こそ、グッと堪えてまず相手の意見を聞くように努めましょう。
【土星人プラスが大殺界で気をつけること】
- 人に頼る
- 人の意見を聞く
- 客観的に判断する
- 冷静になる
こういった点に気を付けて過ごすことで、運勢がだだ下がりになることはありません。
誰にでも長所と短所はありますが、長所を生かして短所が目立たないように過ごすことを意識してくださいね。
土星人マイナスの大殺界のおすすめの過ごし方は？
責任感が強い理想主義者の土星人プラスですが、大殺界期間中は「現状を維持する」ことを意識して過ごしましょう。
新しいことにどんどんチャレンジして、自分のペースで黙々と突き進む土星人マイナス。
しかし、大殺界は「新しいことを始めるのには適さない」とされています。
大殺界中はエネルギー不足の状態なので、新しいことをやろうとしてもうまくいきにくいのです。
また、目標に向かって突き進めないことから、自分自身に対してストレスを抱え込みやすい時期です。
普段は倹約家なタイプですが、ストレス発散のために散財してしまう可能性があります。
金銭的な面でも「現状維持」を心がけ、お金にも計画的でいることが大切です。
いつものように全力で頑張るのではなく、8割程度の力で頑張ることを意識してみましょう。
大失敗したとしても、また立ち上がるための2割の余力を残しておくことで、切り替えが早くなります。
【土星人プラスが大殺界で気をつけること】
- 現状維持を心がける
- ストレスを溜め込まない
- 散財しないように気をつける
- 全力で頑張らない
大殺界中は運気が下がっている時期です。
いつもより少し力を抜いて、余力を残しながら現状維持することで、大きな失敗を避けることができますよ。
まとめ
今回は、六星占術「土星人」の大殺界中の過ごし方をご紹介しました。
土星人は「心の世界に住んでいる」と言われ、理想主義で生真面目なところが特徴です。
土星人の特徴はあくまで性格の基となる性質であり、人それぞれその特徴が長所であったり、短所であったりします。
大殺界中は、運気が下がる時期なので、行動を起こすタイミングに注意することが大切です。
土星人プラスの人は、「人に頼る」ことを意識すること。
土星人マイナスの人は、「現状を維持する」ことを意識すること。
大殺界は3年間続きますが、長い目で見れば「たった3年」です。
その期間にたまたま人生を揺るがす大きな出来事が起きても、ネガティブになりすぎる必要はありません。
そうは言われても「大殺界」という言葉に「悪い出来事が起きたらどうしよう」と不安になってしまう……という気持ちが強いのであれば、潜在意識になにか問題があるのかもしれません。
潜在意識にダメージやトラウマがあると、大殺界中の過ごし方をどんなに意識していても悪い出来事が舞い込んでしまう可能性があります。
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大殺界の3年間は、大殺界明けの運勢上昇に向けてエネルギーを蓄える時期ともいえます。
ぜひ、大殺界を乗り越えて、運気上昇に乗り遅れないようにしてください。
西澤裕倖
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