縁結びのパワースポットとして絶大な人気の出雲大社。日本の中でもそのパワーは最強と言われています。
今回はそんなパワースポット、出雲大社を特集します!
平成27年に行われた『平成の大遷宮』がまだ記憶に新しい出雲大社。
一般的に”いずもたいしゃ”と呼ばれていますが、正式名称は”いずもおおやしろ”。
垂仁天皇の御代に建てられたとされますが、その昔は『杵築大社(きづきのおおやしろ、きづきたいしゃ)』と呼ばれていました。
その由来は宮を築くために、神様たちが集まって杵でついたからだと言われています。
今の出雲大社と呼ばれるようになったのは、1871年、明治4年以降です。 意外と新しい名称なんですね。
さて、 出雲大社といえば、縁結びの総本山として有名ですが、意外と知られていないのがどんな効能があるかと参拝の仕方。今日はその部分に絞ってお伝えしていきます。
出雲大社のご利益とは?
知っての通り、縁結びのご利益がある出雲大社。しかし、結んでくださるのは単に男女の縁だけではないのです。
御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、この神様は神話「因幡の白兎」でサメに襲われ傷を負ったウサギに傷の治し方を教えたという慈悲深い、優しい神様です。
元々の由来は天照大神から大国主大神が国を譲り受けた時、国々(日本の中の)の縁を結ぶことを司るようになったことだと言われています。
そのパワーはおおらかで、すべてのものを包み込むような優しさ、癒しそのものです。
風水によると本殿の後ろには巨大な丸い龍脈が通っていて、本殿の空高くには氣が渦巻いてとどまっているとのこと。
さすが日本屈指のパワースポットです。
神話と風水、両方からの証明を得たところで、肝心の効能ですが、ずばり「むすび」です。
それはあらゆる物とのむすび。
親子、恋愛、友情、動物と人間、植物と人間、仕事縁、健康・・・。
本当にありとあらゆるものとの良縁をもたらしてくださいます。
1 叶いやすくなるために
神様は本来見守って下さるべき存在。お願いして叶わないからといって怒ったりしないでください。
願いが叶うときは、自分も精進して心を清らかに保ち、感謝の心を忘れずに。
そしてただ待っているのではなく、自分からも積極的に願いが叶うように動くと叶いやすいと言われています。
2 正式参拝
一般的にお賽銭を入れてお参りするやり方は、略式参拝と言います。
一部の小さな神社では、神楽殿でのご祈祷(お祓い・祝詞奏上・玉串奉奠・お神楽)を正式参拝としていますが、本来は正殿の御垣内で参拝(お祓い・祝詞奏上)することを正式参拝と言います。
(御垣内は本殿の横の建物。本殿内には皇室の人でも入れないしきたりです)
通常は入ることはできず、正式参拝するには団体で予約するか、個人での予約参拝になります。
正式参拝は御垣内(玉垣内)にて神主と共に進んで参拝します。
正装が義務付けられていて、ハイヒールも不可です。
初穂料金は1000円。
ただ、ここまでしなくても、気持ちを改めるため正装で出かけて、
略式参拝をするだけでもご利益はあるでしょう。
また、なんといっても国家レベルの神様なので、個人的なお願いというよりは国全体や世界規模でのお願いや、個人的なお礼や感謝にとどめるのが良いとされています。
正しい参拝の順序
いよいよ参拝の順番です。
まず、正門につき、境内に入るために「二の鳥居」からスタートします。
鳥居をくぐるときですが、真ん中は神様の通り道なので、真ん中を歩いてはいけません。端を通りましょう。
次に「祓社(はらえのやしろ)」を参拝し、身を清めます。
出雲大社での参拝の仕方は、二礼、四拍手、一礼です。
松並木の参道を渡り、手水舎でお清めします。
「四の鳥居」を抜けると巨大しめ縄にたどり着きます。
ここで、お参りといきたいところですが、その前に本殿裏にある『素鵞社(そがのやしろ)』に行きましょう。
素鵞社(そがのやしろ)は、別名出雲神社と呼ばれ、スサノオノミコト(大国主大神様の親神)が祀られています。
パワースポット的に言うと、実はここが一番パワーが強い場所なのです。隠れたパワースポットなどと呼ばれています。
ここには本殿に祀られている大国主大神のご先祖様が祀られています。
そして、素鵞社(そがのやしろ)の後ろには八雲山が控えています。
この山自体がご神体となっていて、強大なパワーを作りだしています。
近年高層神殿説を裏付ける、杉の柱3体が発見されましたが、出雲大社が建設当時48mの高層神殿だったのは、パワーの出どころである八雲山の上空に近づくためとも言われています。
また、出雲大社の大国主大神と素鵞社のスサノオノ尊で陰陽のセットになるとされていることから、地元では大社の前に素鵞社に参拝するのが暗黙の了解となっているようです。
やはりこの2つの社を参拝することでパワーも最強になるのでしょう。
ここで一つご注意。
素鵞社の砂を家の四隅の置いておけば、家を守ってくれる
という俗説がありますが、神様の土地から何か物を持ちだすこと自体が大変失礼な行為に当たります。
くれぐれも砂など持ち帰らないように注意してください。
さて、表に戻って大社へ参拝した後は、神有月に全国の神様が一斉に集まる『十九舎(じゅうくしゃ)』を見学したり、本殿に一番近づける『八足門(やつあしもん)』を見学したりしましょう。
まとめ
今回は結びの絶大な効能がある、出雲大社を特集しました。
沢山の旅行会社がツアーを組んだりしている出雲大社。
一生に一度は訪れてみたいですね。
出雲大社に向かう寝台特急サンライズ出雲は、動くホテルと言われるほど快適で、トイレには正装に着替えられるようにスペースも設けてあります。
神様のパワーをいただきに、寝台特急の旅というのもいいですよね。
参拝は新年に行く人が多いのですが、神社へのお参りは、実は10月に行くのが正解。
10月は今年1年のお礼をする月とされています。神々が集合する10月に出雲大社に行けば、ご利益もまた格別ですね!
未知リッチ
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