「悟りを開けば悩みが減る」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
「悟りを開くってどんな状態?」と疑問に思っただけの人でも、悟りの開き方をわかりやすく解説します。
そこで、今回は
この3点についてご紹介していきます。
「悟りを開いた人物」としてもっとも有名なのは、お釈迦様ですよね。
悪魔に邪魔をされても修行を続けたお釈迦様のようにストイックなことは、現代人である私たちにはほぼ不可能です。
けれど、諦めないでください。
お釈迦様のような過酷なことをしなくても、悟りを開くことは可能です。
最後までお付き合いいただければ、「悟りを開くってどんな状態?」と疑問に思っただけの人でも、悟りの開き方をわかりやすく理解することができますよ。
そもそも悟りを開くってどういう意味?
私たちが悟りを開くという言葉を使う時は「何かを悟った」という意味で使うことが多いですよね。
けれど、悟りを開くという本来の意味を説明できる人は少ないはず。
そこで、悟りとはなにか? について詳しく見ていきましょう。
- 悟りを開く=物事の本質を見極めること
- 悟りを開くと諦めるの違いについて
- 悟りを開くと仏教の「解脱」「涅槃(ねはん)」は同義語
- 悟りの段階52位について
「悟りを開くとは?」を考えた時に重要になるのが、この4点です。
難しく聞こえるかもしれませんが、これらのことを理解することで悟りを開くことに一歩近づくことができます。
さっそく一つ一つ見ていきましょう。
悟りを開くとは、物事の本質を見極めること
悟りを開くとは、目に見えるものの裏側にある物事の本質を見抜くことができる状態になれることです。
私たちの人生には、様々な感情がありますよね。
寂しかったり悲しかったり楽しかったり時には人を憎んだりしてしまいます。
悟りを開けた人というのは、この感情に振り回されません。
私たちの中にある喜怒哀楽の全ては、必ず原因がありますよね。
理由もなく感情がふり乱されることはごく稀なはずです。
悟りを開けた人というのは、雑念や人生に執着しなくなっています。
そのため、「どうして今自分は悲しいのだろう?」と起こってしまった物事の奥深くまで考えることができるのです。
悟りを開く前は、どうしても感情に振り回されてしまいますよね。
例えば、自分の些細なミスが原因だとわかっていても、上司に注意されると気分が沈むことだってあります。
そして、そのテンションが下がっている時に、ちょっとイラっとすることを同僚に言われると、そこまでキツく言うことでもないとわかっているのに、キツく当たってしまうことも。
この「仕事でミスをした自分」という部分にちゃんと向き合えていると、上司から注意をされても「この失敗を次に生かそう」と考えることができます。
そして、別件で気持ちを乱すことを言われた時にも、キツくあたることなく通常の対応をすることができるのです。
悟りを開くというのは、何も感情を捨てるということではありません。
人から感情を抜いてしまえば、面白みがなくなってしまいます。
けれど、その感情に振り回されず、物事の本質をしっかり見極め行動をすることが大切。
悟りを開くことができれば、自分の感情で他人を振り回すことがなくなるのです。
感情のコントロール方法については、こちらの記事も参考にしてください。
あなたの感情の暴走を食い止めるヒントが見えてきますよ。
「悟りを開く」と「諦め」の違いは?
悟りと諦めはとても近い位置にあるため、同じだと考える人と違うと考える人がそれぞれいます。
その理由としては、「諦める」という言葉の解釈が違うからです。
悟りと諦めるを同じだと考える人は、諦める=手放す、許容するなどの意味を含ませています。
これは、自分の意思でなんとかしようとする考えこそが悟りの邪魔になってしまうため、悟りを開くために自分の意思が諦める必要があるという意味合いなのだそう。
一方で、悟りと諦めるを違うと考える人は、「諦める」の言葉の意味を私たちが一般的に使っている「途中で断念する」という意味で解釈しています。
この意味合いでいうと、自分の希望を押し殺すといったネガティブな意味合いが強くなります。
私たちが普段「諦める」を使う場合にも、物事を達成できなかった時ややりたいのに途中で止めざるを得なくなった時などに使いますよね。
一方「悟る」という時には、物事を知り尽くした、達観したといったポジティブな意味合いが強くなります。 このため、諦めと悟りは違うものだと考える人もいるのです。
そもそもの諦めるの語源はというと、明らかにするとかつまびらかにするという意味だと言われています。
つまり、何か物事を諦める場合でも「未練がある」のと「目標が達成できない理由まで納得して諦める」のとでは、また意味合いが変わってきますよね。
この「納得して諦める」というプロセスを辿っていれば、悟りと諦めは同じような意味合いになるのです。
悟りと諦めの違いは、そのプロセスによって変わってきます。
「目標達成できない理由までを納得できている」という場合においては、悟りと諦めは同じだと言えます。
しかし、諦めたことによって未練が残っているのであれば、それは悟りとは違うものです。
「悟り」と「諦め」の違いはとてもわかりにくいですが、悟りと諦めの違いは物事の本質や道理をきちんと見れているかどうかで変わってきます。
悟りを開くとは仏教の「解脱(げだつ)」「涅槃(ねはん)」と同義語
「悟りを開く」の意味は仏教用語の「解脱(げだつ)」や「涅槃(ねはん)」と同義語です。
とはいっても、解脱や涅槃という言葉を日常であまり聞くことがないので、ピンとこないですよね。
- 悟りを開く
- 解脱
- 涅槃
この3つの言葉は、大きくいうと煩悩を消し去り仏教の目指す理想の地にたどり着くことを意味します。
悟りを開くとは、物事の本質を理解し感情に負けないことでしたよね。
解脱とは、私たちの生活の中にあるあらゆる苦しいことや悩みなどに縛られずに完全な自由を手にすることをいいます。
そして涅槃とは、永遠の平和や最高の喜びなどを意味します。
これは、煩悩や物事に執着する気持ちがなくなる状態を指し、仏教が目指す理想の姿をイメージすればわかりやすいです。
涅槃の境地に達するためには、まずは解脱によって煩悩から解き放たれなければなりません。
現世は修行のためにあるとも言われており、煩悩を消し去れなければ魂は輪廻の輪から脱することができないのです。
つまり「完全自由の地」とされる涅槃の境地にはたどり着けず、悟りを開くこともできないというわけです。
この3つの言葉を理解するには順を追っていくととてもわかりやすいです。
現世で解脱によって煩悩を捨てることができれば、輪廻の輪から外れます。
そして修行の地である現世から、完全自由と言われている涅槃の境地にたどり着きます。
つまり、仏教用語でいうと現世での悟りを「解脱」輪廻から外れる魂レベルでの悟りを「涅槃」といったところでしょうか。
仏教が目指す理想は、涅槃の境地です。
この理想の地点に辿りつくために、現世で悟りを開く必要があります。
現世から魂のレベルアップまでのトータル的な悟りを開くことを表したのが、解脱や涅槃という言葉です。
そのため、悟りを開くと解脱、涅槃は同義語だと言われているのです。
悟りの段階52位
仏教では、悟りには実に52もの段階があると言われています。
一般的に悟りを開くと言われてイメージするのは、物事の本質を見抜き達観した人ですよね。
けれど、仏教の世界では悟りを7つの段階に分けています。
- 十信(じゅうしん)…1位〜10位
- 十住(じゅうじゅう)…11位〜20位
- 十行(じゅうぎょう)…21位〜30位
- 十廻向(じゅうえこう)…31位〜40位
- 十地(じっち、じゅうぢ)…41位〜50位
- 等覚(とうかく)…51位
- 妙覚(みょうかく)…52位
このそれぞれの段位にはもちろん詳しく意味もありますが、学者でもない限り覚える必要はありません。
10を一区切りにしているところから、51と52だけ一つずつ段位が上がっているのを見ても分かるように52位が最高クラスです。
悟りを開きたいと考えている人は、皆52を目指して修行を積んでいきます。
けれど、地球上で最高位まで到達した人はお釈迦様だけ。
そのため「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」という言葉が残されているほど偉大なことなのです。
お釈迦様の次に高い段位まで悟りを開いたのが龍樹菩薩(ナーガールジュナ)です。
この龍樹は41位の十地までたどり着きましたが、自力修行のみでの悟りに限界を感じていました。
そんな時、弥陀の本願に出会い「いつ死んでも弥陀の浄土へ行けるよう」に救われたのです。
このエピソードからも分かるように、悟りの段位を登っていくのは簡単なことではありません。
私たちが悟りを開くといった場合に目指すのは、最初の十信です。
52位から見れば、1位というのは「低いな」と感じてしまいますが、この1位に入ることも決して簡単なことではないのです。
悟りの52位は深く掘り下げれば掘り下げるほど、かなり難しく哲学的な世界になってきます。
けれど悟りを開きたいと考えている人の中で、出家したい人というのはまだまだ少ないでしょうから、今回はこの程度にしておきます。
悟りというのは一つではなく、段階を経てお釈迦様の域に到達できるということだけ覚えておいてください。
悟りを開くと人生はどうなる?悟りを開いた人の特徴とは?
悟りを開きたいと考えている人にとって、最も気になるのは「悟りを開くと人生はどうなる?」ということですよね。
そこで、悟りを開いた人の特徴を6つご紹介します。
- 感情的にならず、冷静に判断できる
- 信念がある
- 澄んだ目をしている
- 食べ物に気を使っている
- 他人と比べない強い心を持っている
- 無になれる
このような特徴を持てば、悟りを開けるというわけではありません。
けれど、悟りを開いた人の特徴を知ることで、これから悟りを開きたいあなたが進むべき道が見えてくるはずです。
一つ一つ解説していきますね。
悟りを開いた人の特徴1.感情的にならない
悟りを開いた人というのは、むやみに感情的になりません。
感情的にならないといっても、無表情で感情を表に出さないわけではないです。
悟りを開いた人は、何事にも冷静に対処ができるので、他人に対して感情をぶつける必要がなくなります。
そのため、感情の中でも特に怒りをコントロールするのが上手なのです。
最近、アンガーマネジメントという言葉が広がっていますよね。
アンガーマネジメントとは、簡単にいえば怒りを感じて5秒間我慢すると、怒りのボルテージが下がってくるため冷静に対処ができるというもの。
悟りを開いた人というのは、このアンガーマネジメントが非常にうまいのです。
わかりやすいのが悟りを開いていない人との違いを考えたときです。
あなたの周りにもいませんか?
ネガティブな感情をすぐに表に出し、怒りや悲しみを他人に撒き散らしてしまう人が。
その反面、常に冷静で怒りや悲しみを外に出さない人もいますよね?
この「感情コントロールが上手いかどうか」こそが、悟りを開いた人とそうでない人の違いです。
悟りを開いた人は、ネガティブなエネルギーを心に持つことで、無駄にエネルギーを消費してしまうことを理解しています。
そのため、心を負のエネルギーに支配されないようにコントロールして生きているのです。
悟りを開いた人がいつも穏やかなのは、怒りのコントロールがうまいからです。
他人に対して感情的に怒り散らしている人は、その分心のエネルギーを消費してしまっています。
悟りを開いた人というのは、感情をどう持っていくべきかということも理解できているため、怒りや悲しみといった負のエネルギーに支配されないのです。
悟りを開いた人の特徴2.信念がある
悟りを開いた人というのは、自分の中に信念を持っています。
信念を持つためには、自分自身のことをしっかりと理解しなければなりません。
自分を理解していないと、自分が進むべき道が見えないため、何かを決めるときに人に相談しなければ決められなくなってしまいます。
悟りを開いた人というのは、自分のことをしっかりと理解できているため人に相談せずとも自分の進むべき道を極めることができるのです。
まず、「信念をもつ」と言われてピンとこない人も多いですよね。
この信念を持つというのは、自分の中に一つ絶対的な考えの基準となるものを持っているということ。
それを持つには、積極的に行動し様々な人生経験を積む必要があります。
信念を持っていなくても、ナンバーワンにはなれますがオンリーワンにはなれません。
そう、信念を持つというのは「あなたでなければならない」存在になれるということなのです。
そして、自分の中に絶対的な基準を持てるわけですから、みんなはどうしてるのかとか一般的にはどうなのかなどということが気にならなくなります。
職業的にいえば、アーティストや芸術家などに向いている人といえますね。
悟りを開いて信念を持った人になれれば、行動がブレなくなります。
そして、集団を意識しなくてもあなた個人で勝負ができるようになるのです。
悟りを開いた人の特徴3.澄んだ目をしている
悟りを開いた人は澄んだ目をしているのが特徴です。
私たちの外見の中でも「目」というのは、その人の持つ内面を映し出す部分です。
悟りを開いた人というのは、邪心がなくまっすぐな心を持っています。
その純粋で濁りのない心が反映された結果、澄んだ瞳になるのです。
悟りを開いたと自己申告する人はたくさんいます。
ですが、その人の目を見てみると「純真な透き通った感じ」が目に現れていない人も多いのです。
どこか自我を主張する気持ちが残っていたり、他人を陥れようとする気持ちが残っていたりすると、その汚れた内面が目にも現れます。
邪心が残った人の目は澄み渡ることはないのです。
悟りを開くと、自分だけでなく様々な立場の人のことを考えられるようになります。
その結果として澄んだ瞳で物事を冷静に判断することができるようになるのです。
悟りを開いた人の特徴4.食べ物に気を使っている
悟りを開いた人は、体が喜ぶ質の良い食事を心がけています。
体が喜ぶ食事というのは、バランスももちろんですが昔ながらの和食が基本です。
私たちが日々食べている食事には、科学調味料や食品添加物がかなり多く含まれています。
ですが、悟りを開いた人というのはそういったものを嫌いますので、あまり外食はしません。
現代のような飽食の時代だと、あまり食べ物に感謝をすることがなかなかないですよね。
けれど、この「食べ物に感謝をしない」という気持ちこそが、悟りを開くことから遠ざかってしまいます。
悟りを開いた人というのは、必要最小限の食べ物しか口にしません。
食べ残しなんて持ってのほかですし、ながら食べもしないのです。
なぜなら、私たちが口にしている食べ物は全て「命をいただいている」ということだから。
動物性のものだけでなく、野菜だって一生懸命育ててもらったものをいただいているわけですから、なんとなく食べていらなくなれば残せば良いなんて考えはありえません。
昔ながらの精進料理しか食べないということはないですが、お肉やお魚はごく少なく穀物や野菜を中心とした和食をたしなみます。
食事をするときに「いただきます」というように、自らの命をつなぐために他の命をいただいているということを忘れることなく、食物に感謝の気持ちを必ず伝えているのです。
悟りを開いた人というのは、目の前にある食べ物を当たり前だという考えはしません。
そのため、過剰な食欲に支配されることもないので、無駄にたくさん食べることもないのです。
食べ物に感謝をしながら、良質でバランスのいい体が喜ぶ食事を心がけています。
悟りを開いた人の特徴5.他人と比べない
悟りを開いた人というのは、自分と他人を比べることをしません。
なぜかというと、悟りを開くということは自分をしっかりと理解し、自分の中に一本しっかりとした芯を持つことができるから。
自分に自信を持つことができると、他人がどうしたとか周りがとうしてるなどということが気にならなくなるのです。
現代は、SNSという非常に便利ですが時に厄介なツールに支配されつつあります。
- Aちゃんに高スペックな恋人ができた
- Bちゃんが昇進して、自分へのご褒美に高級時計を購入した
- 同じ賃貸マンションに住んでいるお隣さんが一戸建てを購入して引っ越した
このように自分と同じレベルだと思っていた相手が、幸せそうにしている投稿を見て素直におめでとう! と言えない人は多いですよね。
特に、自分にストレスが溜まっていたり、ちょっと人生うまくいっていない気がしている時は、人の幸せに嫉妬心を抱いてしまうもの。
けれど、悟りを開いた人というのはそもそも自分と他人を比べていないので、幸せそうな人をみると素直におめでとうと思えますし、辛そうな人をみると素直に心配できます。
「自分よりも相手が上か下か」という基準を持っていないので、いい意味で他人に興味がないのです。
悟りを開いた人が比べるのは「過去の自分」です。
昔の自分と比べて今の自分が成長できているかどうかを常に考えています。
そう。悟りを開けるくらいに心を研ぎ澄ませられるので、他人が何をしてようと心を乱されることはありません。
悟りを開ける人は、常に自分軸で物事を見て自分がどうしたいのかという心の声に素直になれます。
そのため、他人の行動や他人が幸せにしているかどうかなどあまり興味を持たないのです。
そして、負のエネルギーを背負わずに、心穏やかに暮らせることを悟りを開いた人は知っているため、他人と比べることはしなくなります。
悟りを開いた人の特徴6.無になれる
悟りを開いた人は、心を無にすることができます。
無になれるといっても、ものごとに関心がないわけではありません。
常に自分の内面と対話していて、自分には何が必要かを考え続けています。
悟りを開いた人が関心を持たないのは「欲」に関する部分ですね。
私たちの生活には、多くの欲望が渦巻いでいます。
- もっとお金が欲しい
- 出世がしたい
- すごい人だと思われたい
- 美味しいものが食べたい
- 良い車に乗りたい
などピックアップしだしたらきりがありませんよね。
このような欲望を捨てることこそが、悟りを開くことに一歩近づくのです。
悟りを開いた人がなぜ欲望がなく無になれるのかというと、今置かれた環境に満足できるから。
悟りを開いた人にとって、自分に足りないものはないという境地まで達しています。
このような欲望を捨てる方法として、悟りを開いた人が行なっているのが瞑想や禅です。
どちらも精神統一するためにはベストな方法で、悟りを開けた人で瞑想や禅ができない人はいません。
瞑想の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
⇒【決定版】マインドフルネス瞑想入門!瞑想のやり方を簡単に解説
正しい方法で瞑想ができるようになると、あなたも落ち着いた心を手に入れることができますよ。
瞑想の一つとして禅という手段もありますが、禅は「なぜ行うのか」という目的を必要としません。
というよりも、禅を行うことこそが目的なので、理由など考えず気軽な気持ちで日常のあらゆる場面で禅を取り入れてみてください。
禅とは心を無にして精神統一をするのに最も適している修行なので、悟りを開いた人というのは、ごく自然に禅を日常に取り入れています。
瞑想や禅をごく自然に日常に取り入れられるということは、それだけ心を無にすることができているということです。
悟りを開くというのは、心を無にして精神統一をすることが必要不可欠です。
心が乱れた状態というのは、負のエネルギーが蓄積されてしまい、悟りとは程遠い存在になってしまいます。
悟りを開いた人の心の中というのは、乱れることなく落ち着いた状態になっているということです。
悟りを開くにはどうすればいい?悟りを開く方法をご紹介します。
悟りを開いた人の特徴などを知れば、より一層悟りを開きたいと感じる人も多いですよね。
そこで、悟りの開き方をご紹介していきます。
悟りの開き方といっても、明確なマニュアルがあるわけではありません。
全ては、私たちの精神的な成長を促すことが重要なのです。
その精神的な成長を促す方法として
- 潜在意識にある傷を癒す
- ありのままの自分を受け入れる
- 結果(悟りを開いた後の状態)ばかり考えない
- 自分を客観的に見る
- 自分の本心を知る
この5つをきちんと実行できれば、悟りを開きあなたがなりたい自分になれる可能性が高まります。
悟りを開く方法1.潜在意識にある傷を癒やす
悟りを開くには、潜在意識にある傷を癒す必要があります。
潜在意識についた傷というのは、私たちが普段トラウマと呼んでいるもの。
トラウマができる原因としては、何かショックなことがあったり親からの接し方が問題だったりする場合ですね。
わかりやすく人から裏切られたり何かショックなことが起きたトラウマというのは、自覚もできていますし、まだ癒しやすい傷となっています。
やっかいなのが、自分でも気づいていない「インナーチャイルド」についた傷です。
インナーチャイルドとは、あなたが持っている本当の気持ちや感情のことです。
今様々な理由で表に出せていない本音は、子供時代の経験が元になっていることから「インナーチャイルド」と呼ばれています。
このインナーチャイルドを癒すことで、本来のあなたを取り戻すことができると言われています。
とはいえ、インナーチャイルドがある場所は潜在意識の中です。
潜在意識は無意識の部分なので、簡単には変えることができません。
けれど、潜在意識に傷がついた状態では「自分は愛されないんだ」「ありのままの自分じゃダメなんだ」と自己否定を繰り返してしまいます。
この自己否定を続けている状態では、他人も自分も認めることができないのでエゴを刺激してしまうのです。
自己否定を繰り返さないためにも、潜在意識についた心の古傷は早めに癒す必要があります。
傷を癒すためには潜在意識へのアプローチが必要。
潜在意識を変えるためには、瞑想やアファメーションなど様々な方法があります。
アファメーションに関してはこちらの記事をご覧ください。
⇒アファメーションとは?アファメーション3つの基本の方法とルール
アファメーションも瞑想と同じくらい、潜在意識と向き合える方法ですが、自分に合った方法を選ばないと、悪い方に潜在意識を書き換えてしまう危険性もあるのです。
そうならないためにも、潜在意識にアプローチをかける場合にはまずプロに頼るのがおすすめです。
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⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
とりあえず無料のメルマガを読んでみて、自分にとって潜在意識へどこまでのアプローチが必要なのかを判断してください。
悟りを開くためには、潜在意識の傷を癒すのは必要不可欠なこと。
心に傷を持った状態では、精神を安定させ自分も他人も全てを認めることは難しいからです。
潜在意識の傷を癒し、あなたも悟りを開く第一歩を踏み出しましょう。
悟りを開く方法2.ありのままの自分を受け入れる
悟りを開くには、ありのままの自分を受け入れることがとても大切です。
先ほどの潜在意識の傷を癒すというお話でも少しだけ触れましたが、「ありのままの自分を受け入れる」ことができなければ、悟りを開くことは難しいのです。
ありのままの自分を受け入れているつもりでも、実はできていないことが多いです。
例えばですが、「〜でなければならない」と思っていることはありませんか?
- 人には親切にしなければならない
- ポジティブシンキングでなければならない
- 常に頑張っていなければならない
など、私たちが「こうあるべきだ」と決めていることが多ければ多いほど、ありのままの自分が遠ざかってしまいます。
というのも、「〜でなければならない。」という価値観は、裏側に目を通すと「親切でない他人や自分を裁いている」という現実があります。
裁きのルールが多くなると、潜在意識をニュートラルに保つことができなくなり、どんどんあなたの精神が囚われていきます。
この精神的なしがらみをなくすことが、ありのままの自分を受け入れる第一歩。
あなた自身が本当は何をしたいのか、また本当はどうありたいのかなど一度無になって考えてみてください。
「自分の本心」を知り、それに従うことができればあなたの心を縛るものはなくなります。
このありのままの自分を受け入れるために、自分ルールを破っている状態に苦しむようでは意味がありません。
あくまで自然に自分の本心と向き合うことが重要なのです。
それができれば、ありのままの自分を受け入れることができ、心をニュートラルな状態にすることができます。
心をニュートラルな状態にすることができれば、悟りを開けるようになります。
悟りを開く方法3.結果を急がない
悟りを開くためには、結果を急がないことが大前提です。
具体的にいうと、結果を急ぐあまり「悟りを開いた人の特徴を真似る」ということは絶対にしてはだめです。
悟りを開いた人の特徴というのは、悟りを開いた人がそうなっているという結果であって、表面的にその特徴を真似ても全く意味がありません。
むしろ、「結果を欲しがる」その姿勢が悟りを開けなくなっていると言っても過言ではありません。
お釈迦様をはじめ、悟りを開いた人というのは厳しい修行を乗り越えて悟りを開きました。
邪心や煩悩を捨て、自分の内面と向き合い続けた結果悟りを開くことに繋がったのです。
その修行の過程を無視し、「悟りを開いた人と同じことをすれば悟りを開けるんでしょ」と結果だけを真似しても、悟りが開けるはずがありません。
大切なのは、悟りを開いた人の真似をするのではなく、自分と向き合い精神的な成長をすること。
あのお釈迦様でさえ、1日2日で悟りを開くなんて不可能でかなり長い時間がかかっています。
悟りを開くということは、輪廻の輪から外れ現世での修行を終了させること。
つまり、「悟りを開く」ということの答えはありません。
共通していることといえば、ありのままの自分を受け入れ、冷静な精神状態を手に入れているということだけです。
悟りを開いた人が手にしている「結果」は、その人が修行を行う過程で手に入れたオリジナルのもの。
そのため、悟りを開いた人の特徴を真似るなんて無駄なことは絶対にしないようにしてください。
「結果を欲しがる」マインドを持ったままだと悟りを開くことはできません。
悟りを開くためには、どれだけ苦しくても結果よりも自分と向き合う過程を大切にしてください。
そうすることで、悟りに一歩近づけますよ。
悟りを開く方法4.自分を客観的に見る
悟りを開くためには、自分を客観的に見る必要があります。
自分を客観的に見ることができれば、あなたの心を苦しめている原因を突き止めることができます。
悩みがある状態だと、どうしても「今辛いと感じていること」だけに目を向けてしまい、物事の全体を見ることができません。
そうなってしまうと、なかなか問題を解決することができずに、苦しい思いをしつづけることになります。
私たちの感情が揺さぶられる時というのは、その出来事そのものではなく自分で後からプラスした感情が原因であることが多いです。
例えば、あの子は自慢話ばかり。幸せ自慢は聞き飽きた……。とうんざりしているとします。
この時、自慢話が多い知人にイライラしていることは確かにあります。
けれど、その後に自分でプラスしている感情でイライラを加速させていることの方が大きいのです。
- 自慢話ばかりして、私のこと見下してるんでしょ
- そんなに幸せだと思われたいの?
- 自慢話ばかりして嫌われていることに気づいてないのかな?
などなど、人に対してうんざりしたりイライラしたりした時というのは、後からどんどん負の感情がこみ上げてきますよね。
すると、最初に感じた小さなイライラがいつの間にか巨大なイライラに変わっているなんてことも珍しくないのです。
そこで、自分を客観的に見てみてください。
まずは、「自分はこの瞬間にイライラしているんだ」と感じることだけでも心は平和になります。
客観的に見ることで、「イライラしている自分」という現実に目を向けることができますよね。
その結果、イライラした自分に追加で余計な感情を送り込むことが少なくなるのです。
悟りを開いた人というのは、全ての物事の本質を見ることができます。
それは自分に対しても同じです。
客観的に自分を見れるということは、それだけ冷静に自分を見つめられているということ。
今自分に何が起きて、どんな感情になっているのかを把握できるようになれれば、悟りを開くことができますよ。
悟りを開く方法5.自分の本心を知る
悟りを開くためには、自分の本心を知ることも大切です。
自分の本心なんてわかっているよと思う人も多いですよね。
けれど、本当に「今自分が心からやりたいと感じている行動をとっている」人はとても少ないのです。
どういうことかというと、私たちが生活している中で「明日の休みは何をしよう」とか「今日仕事終わったら暇だな」など未来のことを考える時間ってとても多いはず。
実はこの行動こそが「今の自分の本心を考えられていない」行動そのものなのです。
スピリチュアル的に見れば、現在、過去、未来この3つは全て繋がっています。
そして、私たちの悩みの多くは未来に対する不安や、過去にあった失敗などに基づくものが多いですよね。
こういった悩みにとらわれることで、今の瞬間をないがしろにしてしまうのです。
そして、未来に対する不安から「こうしなければならない」という気持ちが芽生え、自分がどうしたいかよりも、一般的に考えた行動をとってしまいます。
- 悟りを開きたい
- もっとすごい人になりたい
- もっと愛される人になりたい
こんな風に手に入るかわからない未来のことに悩む前に、今この瞬間を楽しんでみてください。
悟りを開こうと頑張るよりも、今自分がどうしたいのかを考え、自分の本心に沿った行動を取るとあなたの心にある悩みは消えていくはずです。
例えば、大好きなアーティストのライブ観戦中は楽しい以外の感情はあまり動かないですよね。
ずっと行きたかったカフェで、大好きなケーキを食べている時、嫌いな上司のことは考えないはずです。
このように、今を楽しく生きていれば過去や未来に対する悩みに心が縛られることはありません。
そして、悟りを開くために必要な安定した精神も自然と手に入るようになるのです。
自分の本心を知ることは、今を大切に生きることにつながります。
今を楽しく生き、安定した精神を手に入れることで、また一歩悟りに近づけるのです。
悟りを開くために色々するよりも、まずは過去のイライラや未来への不安からくる悩みから解放されることを目指しましょう。
「今、自分は何をしたいのだろう?」この質問をぜひ自分自身に投げかけてください。
そうすることで、日頃考えられていない自分の本心に気づくことができますよ。
【まとめ】悟りを開くには自分を知ることから始めよう!
悟りを開きたくても開けないのは、自分と向き合うことができていないからです。
自分が何を望み、何を求めているのかを知ることで精神的な安定が手に入ります。
自分と向き合うためには、自分の潜在意識が何を望んでいるかを知ることから始めてください。
潜在意識の望みを知るためには、まずは潜在意識について詳しく知ることが必要。
潜在意識について知るおすすめの方法としては、記事の中でもお伝えしましたが当サイトのメルマガを読むことです。
メルマガを書いている西澤さんは、潜在意識の書き換えのプロで今までの3000人以上の潜在意識に触れています。
あなたが潜在意識と向き合うためにセラピーを必要としているかどうかは、潜在意識と向き合う過程で見えてくるので、今急いで決める必要はありません。
まず、あなたに行動して欲しいのは、潜在意識と向き合うこと。
⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
あなたが悟りを開きたいと感じているなら、今すぐに潜在意識と向き合うことをおすすめします。
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