シンクロニシティと波動の関係
シンクロニシティと波動は互いに影響し合う関係です。
シンクロニシティとは「意味ある偶然の一致」を、波動は「この世のあらゆる物体がもつ振動」を意味します。
スピリチュアルには「偶然はすべて必然である」という考えがあるため、シンクロニシティが偶然の一致というのは矛盾するように思う方がいらっしゃるかもしれません。
この点については、波動の視点からシンクロニシティを考えることで解釈がつきます。
後ほど詳しくお話ししますが、波動が変化したときにシンクロニシティは起こるため、どのような波動であるかが大切になるのです。
シンクロニシティと波動がどのように関係しあっているかをわかりやすく解説するために、
- シンクロニシティとは
- 波動とは
- シンクロニシティは波動の変化
これらの仕組みについて、ひとつずつ深掘りしていきます。
シンクロニシティと波動の関係がわかれば、日常生活でも応用できるようになります。ぜひご覧になってください。
シンクロニシティとは?
シンクロニシティとは心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱した考えで、「意味ある偶然の一致」のことをいいます。
因果関係がない複数の物事が同時に起こって最終的に因果関係をもつことから、日本語では「共時性」と訳されています。
例として、しばらく交流がなかった友達のことを考えていたらバッタリ出会ったということが挙げられます。
- 友達と会う約束をして実際に会う→因果関係
- 考えてるだけで約束をしていないのにバッタリ会う→非因果関係(原因と結果が関係していない)
- 会いたいと思っていたらバッタリ会った→共時性
思っただけで会いたい人に会える確率なんて、そんなに高くないはずですよね。それなのにシンクロニシティがしばしば発生するのは、どうしてなのでしょうか。
スピリチュアルでは、「波動が変化しているときや運命の変わり目にシンクロニシティが起こりやすい」といわれています。
次からは、波動とは何なのかをわかりやすく解説していきます。
波動とは?
波動とは、万物に備わっている振動のことをいいます。
物質を構成する最小の単位が素粒子であり、人の体、スマートフォンや食べ物など、すべてのものは素粒子の集まりでできていることがわかっています。
素粒子は振動することでエネルギーを発生するため、エネルギーが高ければ振動数は高く、低ければ振動数も低くなります。
以前のブログで、「ポジティブな感情は波動が高く、ネガティブな感情は波動が低い」とお伝えしましたが、これは素粒子の振動によるものです。
こちらの記事も参考にしてください!
⇒波動を上げるとどうなるの?得られる効果や波動を上げる方法・習慣を教えます!
波動には「似た波動を持つものを引き寄せる」「共鳴してより強める」という法則があります。このことから、ポジティブな波動にはポジティブな、ネガティブな波動にはネガティブな出来事が起こるのだと考えられますね。
波動が高い人にはポジティブなものが吸い寄せられ、波動が低い人にはネガティブなものが吸い寄せられます。
あなたの波動が高いか低いかで、どんな人や出来事を引き寄せるかが決まるのです。
シンクロニシティは波動の変化
シンクロニシティは、波動が変化することで起こります。どのようなときに波動が変化するのでしょうか。
波動は振動数と振り幅によって波のエネルギーが異なるため、高い波動・低い波動と表現されています。スピリチュアルでは感情も波動の一種と捉えるため、あなたがどのような感情でいるかが波動に影響します。
ここは大切な部分なので、高い波動をポジティブ、低い波動をネガティブとして、もう少し詳しく説明していきますね。
ポジティブな波動とは、喜び、感謝、愛、自由、情熱です。満ち足りている状態、楽観的思考、希望をもつことは波動を高めます。
ネガティブな波動とは、不安や恐れ、絶望、悲嘆です。罪悪感や無力感の只中にある状態、何かにつけ心配しがち、怒りっぽい、憂鬱でいることは波動を下げます。
波動は波の性質があるため、常に一定ではなく刻々と変化し続けてます。シンクロニシティが起こったり起こらなかったりするのは、このような理由からです。
シンクロニシティは意図的に引き起こせる
波動は振り幅があること、感情によって影響され変化し続けることがわかりました。
波動の変化でシンクロニシティが起こるのならば、意図的に波動を変化させることでシンクロニシティが引き起こせることになります。そんなことが可能なのでしょうか。
波動の観点から、引き寄せの法則を例にして考えてみましょう。
引き寄せの法則とは、潜在意識に叶えたい願いのイメージを届けることで願いが引き寄せられるというものです。
行動を伴う具体的なイメージをどれぐらい作れるか、どれだけポジティブに物事を捉えられるかが鍵になるのですが、どのような波動であるかも大きく影響します。
ポジティブな波動は、ポジティブな結果を引き寄せます。振動数が多ければ振幅も大きいため、得られる情報が多くなるからです。
このことから、引き寄せで願いを叶えたいなら、ポジティブな波動の状態、つまり喜びや感謝の只中にいながら具体的なイメージを作ればいいことがわかります。
スピリチュアルのシンクロニシティは、波動が変化したとき、運命の変わり目に起こりやすいと前述しました。
引き寄せと同じく、ポジティブな感情で波動を高めることができれば、意図的にシンクロニシティが引き起こせるでしょう。
波動を上げてシンクロニシティを起こす方法
ここまでのところで、波動を上げるとシンクロニシティが引き起こせることがわかりました。では、どうしたら波動が上がるのでしょうか。
波動をあげる具体的な方法には、次の5つがあります。
・方法1:心が惹かれるものに触れる
・方法2:身の回りを整理整頓する
・方法3:睡眠の質を高める
・方法4:自然の空気に触れる
・方法5:瞑想して心を整える
いずれも簡単でシンプルな方法ですが、とても効果があります。
波動を上げるには、理論的な理解とそれに伴う実際の行動が必要です。5つの方法をわかりやすく解説し、試したことによる変化についてもご紹介します。
どれかひとつでも試せば変化が感じられるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
方法1.心が惹かれるものに触れる
あなたの気持ちや感情が動くとき、波動も上がります。
ポジティブで高い波動になりたければ、心が惹かれるものに触れてみましょう。あなたの心が喜びや感謝、愛に溢れ、自由であるとき波動は上がります。
情熱が湧き上がるような体験をするのもいいでしょう。
好きな映画を観たり、読書をしたりして追体験を楽しみましょう。
あなたが満ち足りている状態であればあるほど波動は高まります。
新しい刺激を得るために、マンネリ化した日常を脱出して旅に出るのもおすすめです。
どんなものにあなたの心が惹かれるのか、書き出してみるのもいいでしょう。文字には力があります。思いつくまま筆を走らせると、今までにないアイデアが生まれるかもしれません。
方法2.身の回りを整理整頓する
波動を上げるには、身の回りを整理整頓することが効果的です。
あなたの心の状態は、身の回りに反映されます。
身の回りとは、日常生活に必要な細々としたものから、住環境、広い意味では交友関係をも指します。
もし、物を無くしたり家電や小物が壊れたりが頻発していたら、厄落としや転機のサインかもしれません。
現在取り組んでいることや計画に無理がないか、気持ちがそこにあるかを見なおしてみるといいでしょう。
部屋に物が散乱している、読みかけの本が積み上げられているなら、心が落ち着かない状態にあるのかもしれません。
ゴミは捨て、本は本棚に戻し、読まなくなった本や資料は処分します。窓を開けて空気を入れ替え風を通すのもおすすめです。
方法3.睡眠の質を高める
睡眠の質を高めると、波動は上がります。
スピリチュアルでは、「体が眠っている時間に魂はあの世に里帰りをして、深い癒しを得る」といわれています。
深く眠ることで心身が休息し、魂レベルで日常の疲れを癒せるのです。
一般的に、睡眠不足はあらゆる機能を低下させることで知られています。寝ている間に脳は膨大な情報を処理し、内臓は消化と吸収を繰り返して老廃物を排出します。
寝ているだけでデトックスできるといっても過言ではありません。
軽いストレッチをしてからベッドに入り、スマホはできるだけ控えましょう。なりたい未来をイメージしながら眠りにつくと、ポジティブな波動に包まれたまま眠りにつくことができるのでおすすめです。
方法4.自然の空気に触れる
自然の空気に触れれば触れるほど、波動は高まります。
波動の法則のひとつに、「似ている波動は共鳴しあい、引き寄せ合う」があります。
自然の波動は万物を調和させるため、自然の空気に触れるだけであなたの波動が共鳴を始めます。
公園をゆっくり散歩したり、木陰にあるベンチに座ってぼんやりしているだけでいいのですから、とても簡単な方法ですね。
ハイキングやバーベキュー、自然の中でキャンプするのもとてもおすすめの方法です。
自然の空気にふれると、日常生活で緊張している心身がリラックスします。普段よりも呼吸が深くなったり、ふとアイデアが閃いたりしたら、それが波動が上がった合図です。
自然の空気に触れて、あなたの波動を高めていきましょう。
方法5.瞑想して心を整える
瞑想して心を整えることも、波動を上げる方法の一つです。
思考が感情をうみ、やがて行動に繋がるというのは広く知られている考えですよね。
人が1日に思考を巡らすのはおおよそ6万回といいますから、日々とんでもない量の思考とそれに伴う感情が行き交っている計算です。
たとえば将来が不安になって落ち込んだり、過去の失敗に囚われてクヨクヨしたりすることがあります。このようなネガティブ思考と感情は、波動を下げてしまいます。
瞑想をすると「今この瞬間」に集中できます。物事をジャッジしなくなるため、未来に怯えることも過去を悔やむこともなくなります。
まずは1分でいいので、瞑想してみましょう。あなたが心を整えるほど波動は上がります。
悪いシンクロニシティも存在する
ポジティブで高い波動のシンクロニシティがあれば、ネガティブで低い波動のシンクロニシティも存在します。
「お財布を落とした話を聞いた後、自分の財布を無くしてしまった」
「食中毒のニュースを見た翌日、子供が腹痛になった」など、
あなたにとってあまり好ましくない出来事が次々に起こったり、ものごとが悪い方へ、悪い方へと転がっていったりするときがそうです。
スピリチュアルにおいては悪いシンクロニシティといわれ、
「良くないことが起こる前兆」とか、
「現象として先んじて見せられている」と解釈します。
不安にかられたり落ち込んだりすると、その状態にシンクロした現象が起こるというわけですね。
このループから抜け出すためには、前述したような波動を上げるアクションが効果的なのですが、不思議なものでネガティブモードになっているときほど方法が思いつきません。
普段から俯瞰的な視点をもつようにする、休息を適度に取り入れる、あなたをよく知る友人に定期的に会うなどを心がけると、あなた自身の波動が今どのような状態でいるのかがわかるはずです。
シンクロニシティは必ずしも良いことだけを言うのではないと知っていれば、それが指標のひとつになります。
【まとめ】シンクロニシティは波動が変化したサイン!良い流れに身を任せよう
今回の記事では、シンクロニシティが波動と関係し合っていることについてお話ししました。
シンクロニシティが起こるのは、波動が変化したサインです。ポジティブな波動はポジティブな、ネガティブな波動はネガティブな現象を引き寄せるため、あなたがどのような波動でいるかが大切になってきます。
シンプルな方法で波動を高めることができます。日常に取り入れやすいものから試してみましょう。
波動と同様に、シンクロニシティにもポジティブ、ネガティブが存在し、悪いシンクロニシティも存在します。
ひとつひとつの現象に着目するよりも、良い流れに身を任せるイメージをもつのが大切です。そうすることであなたが望む現実と、目指す未来に近づけるでしょう。
執筆:みすみ
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