今回は少し怖いテーマ、「悪魔」についてです。
悪魔という存在が持つ意味や、種類別に有名な悪魔の一覧をご紹介していきます。
などなど、気になる内容を詳しくお伝えしていきます。
あなたは、「悪魔」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
きっと、人間を陥れるとか、人間を誘惑するとか、人間を地獄に落とすとか、そういうネガティブな言葉がたくさん浮かんでくると思います。
しかし、実は悪魔って、それだけじゃないんです。
実は、悪魔にも色々と種類や役割があって、それは必ずしも悪い意味合いだけを持つわけではありません。
本や辞典に載っていない情報もありますので、今回の記事でぜひチェックしてください。
悪魔とはどういう存在なのか?
そもそも悪魔とはどういう存在なのか、という答えに関しては、宗派や神話によって諸説あります。
- 各宗教における「神」や「善」の敵対者
- 契約を結び、人間の欲求を叶え、代償に魂を奪う存在
- 元々は天使だったが、反逆し、天界を追放されたもの
- 僧侶の修行を邪魔するもの
- 人が持つ欲求、悪、不義を擬人的に表したもの
- 人間に試練を与えるための神の遣い
このように悪魔という存在の考え方には、たくさんの種類があるわけですね。
中でもおもしろいのが、「人間に試練を与えるための神の遣い」という解釈です。
仮にこの考え方が正しいのなら、実は悪魔は悪いものではなく、天使の一種であったということになります。
また、悪魔は元々天使であったという考え方もあります。
いわゆる「堕天使」ですね。
元は神に仕えた天使でありながら、神に反旗をひるがえしたことで堕天し、悪魔になったという存在です。
このように、悪魔と一口で言っても、その存在理由は、宗派や神話によって大きく変わってくるのです。
【種類別】悪魔の名前一覧
ここからは、以下の種類別に、有名な悪魔を一覧で紹介していきます。
- 魔王と呼ばれる悪魔
- 7つの大罪と呼ばれる悪魔
- ソロモン72柱
- ユダヤ神話における堕天使
- 日本における悪魔的な存在
- その他有名な悪魔
それでは、1つずつ見ていきましょう。
魔王と呼ばれる悪魔
ここからは、「魔王」と呼ばれる強大な悪魔を紹介していきます。
各宗派、神話で魔王と呼ばれているのは、以下の悪魔たちです。
- サタン
- ベルゼブブ
- パズズ
- ラーヴァナ
- マーラ
- イブリース
- アンラ・マンユ(アンリ・マユ)
- テスカトリポカ
魔王と呼ばれた悪魔1.「サタン」
魔王サタンは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教におけるもっとも強大な悪魔です。
その名前は、「敵対者」、「妨げる者」、「誹謗する者」、「訴える者」を意味しています。
サタンは魔王の中でもとくに有名で、まさに大魔王と呼ばれるにふさわしい存在です。
人類全体の敵であるとされ、人間が死ぬようになったのは、サタンがイヴをそそのかして、「善悪の知識の木(知恵の実)」を食べさせたからだと言われています。
魔王と呼ばれた悪魔2.「ベルゼブブ」
ベルゼブブは旧約聖書、新約聖書に登場する、サタンに次いで強大な魔王です。
「蠅(ハエ)の王」と呼ばれ、魔界の君主の1人として、気高くも恐ろしい存在であるとされています。
彼は元々、ウガリット神話の最高神で、「バアル・ゼブル(気高き主)」と呼ばれた神様でした。
それが、他教の神を嫌うユダヤ教やキリスト教によって悪魔として認定されたことで、魔王ベルゼブブが生まれたと言われています。
魔王と呼ばれた悪魔3.「パズズ」
パズズは、アッカドに伝わる風と熱風の魔神(魔王)です。
頭と腕はライオンで、足は鷲(ワシ)という姿をしています。
さらに、背中に4枚の鳥の翼が生えており、加えてサソリの尾、ヘビの男根が生えているという、いかにも悪魔的な風貌をしているのが特徴です。
パズズは悪霊の王なのですが、その存在が逆に悪霊をけん制するとされ、パズズの護符や彫像が魔除けとして使われることもあります。
魔王と呼ばれた悪魔4.「ラーヴァナ」
ラーヴァナは、インド神話における魔王の1人です。
その姿は、10の頭と20の腕と銅色の目、さらには月のように輝く歯を持っており、山のように巨体であったと言われています。
さらにラーヴァナは、神々に戦いを挑んで勝利を収めたり、太陽と月の動きを止めることさえできたりと、魔王と呼ばれるにふさわしい、強大な力を持っていました。
魔王と呼ばれた悪魔5.「マーラ」
マーラは、釈迦が悟りを開くさい、その瞑想を妨げるために現れた魔王です。
マーラの語源は「殺すもの」であると言われています。
マーラは煩悩の化身であるとされる一方で、愛の神カーマと結びつけられることもある存在です。
これは、愛と煩悩は紙一重である、ということの表れなのかもしれませんね。
魔王と呼ばれた悪魔6.「イブリース」
イブリースは、イスラム教において、サタンに相当する魔王です。
神が泥をこねてアダム(人間)を創ったさい、神は、当時偉大な天使だったイブリースに対し、アダムを崇拝することを命じました。
しかしイブリースは、泥をこねて創ったような存在を崇拝することはできない、と神の命令に反します。
そのことがキッカケで、イブリースは神に反旗をひるがえし、魔王と呼ばれる存在になったのです。
魔王と呼ばれた悪魔6.「アンラ・マンユ(アンリ・マユ)」
アンラ・マンユは、ゾロアスター教における魔王です。
善悪二元論を持つゾロアスター教では、絶対善であるアフラ・マズダーと、絶対悪であるアンラ・マンユが、万物を創造したと言われています。
そのうちアンラ・マンユは、冬、病気、悪など、16の災難を創造したと伝承に残されているのです。
魔王と呼ばれた悪魔7.「テスカトリポカ」
テスカトリポカは、アステカ神話の主要な神です。
そして同時に、キリスト教の宣教師には、悪魔であると認識されています。
というのも、テスカトリポカを称える儀式は、人肉を食したり、多くの生贄を必要としたりするなど、恐ろしいものが多かったのです。
そのためテスカトリポカは、神でありながら魔王と呼ばれるようになりました。
7つの大罪と呼ばれる悪魔
ここからは、7つの大罪と呼ばれる悪魔たちを紹介していきます。
7つの大罪とは、キリスト教の西方教会に使われていた言葉です。
人間が犯してはならない7つの大きな罪と、それぞれに対応した悪魔が存在しています。
1・傲慢(ごうまん) | ルシファー |
2・憤怒(ふんぬ) | サタン |
3・嫉妬(しっと) | レヴィアタン |
4・怠惰(たいだ) | ベルフェゴール |
5・強欲(ごうよく) | マモン |
6・暴食(ぼうしょく) | ベルゼブブ |
7・色欲(しきよく) | アスモデウス |
それでは、1つずつ見ていきましょう。
7つの大罪1.ルシファー(傲慢)
ルシファーは、7つの大罪の中で傲慢に対応する悪魔です。
彼は元々「明けの明星」と呼ばれたもっとも偉大な天使だったのですが、神に反旗をひるがえしたことで堕天し、悪魔となりました。
神に逆らった理由は諸説ありますが、「自分は神より優れている」という傲慢が理由であったという見方が有力です。
堕天したあとは、堕天使軍団のリーダーとして、天使の長であった大天使ミカエル戦い、敗れたとされています。
※ルシファーを破った大天使ミカエルについてはまとめ記事がありますので、そちらを参照してください。
⇒人気No1!イケメン大天使ミカエルの素顔を根掘り葉掘り解説
7つの大罪2.サタン(憤怒)
魔王の中の魔王サタンは、憤怒に対応した悪魔であるとされています。
詳しくは「魔王と呼ばれる悪魔」の方で説明しているので、そちらを参照してください。
7つの大罪3.レヴィアタン(嫉妬)
レヴィアタンは、嫉妬に対応する海の悪魔です。
日本では、「リヴァイアサン」と呼ぶ方が、知名度が高いかもしれませんね。
レヴィアタンは悪魔の階級で言うと、サタン、ベルゼブブに次ぐ第3位に位置しているという見方もあり、その硬いウロコと巨大な体から、最強の生物とさえ呼ばれています。
絵画などでは、とても強大なウミヘビのような姿で描かれることが多いです。
7つの大罪4.ベルフェゴール(怠惰)
トイレに座った姿が有名なベルフェゴールは、怠惰に対応した悪魔です。
人間の結婚生活を覗き、女性の心に性的かつ不道徳な心を抱かせる力を持っています。
その為ベルフェゴールは、女性に対して非常に深い不信感を持っているとされているのです。
7つの大罪5.マモン(強欲)
マモンは強欲に対応した悪魔で、その名前は「富」という意味を持っています。
そのためか、絵画にされるさいは、金貨をばらまく姿で描かれることが多いです。
この悪魔に魅入られると、金銭欲に目がくらんでしまうと言われています。
7つの大罪6.ベルゼブブ(暴食)
「蠅(ハエ)の王」と呼ばれる魔王、ベルべブブは、7つの大罪のうち暴食に対応しています。
詳しくは「魔王と呼ばれる悪魔」で説明していますので、そちらを参照してください。
7つの大罪7.アスモデウス
アスモデウスは、7つの大罪のうち色欲に対応している、ユダヤ教、キリスト教の悪魔です。
アスモデウスには、「サラという美しい娘に取り憑き、彼女が結婚すると、初夜に夫を絞め殺した」という逸話があります。
そんなことが7度も続いたのち、アスモデウスは天使ラファエルによって幽閉されてしまうのですが、アスモデウスはそれまでの間、サラ自身には一切手出しをしなかったそうです。
もしかするとアスモデウスは、サラに恋心のようなものを抱いていたのかもしれませんね。
※アスモデウスを幽閉した大天使ラファエルについてはまとめ記事がありますので、そちらを参照してください。
ソロモン72柱
ここからは、ソロモン72柱について説明していきます。
ソロモン72柱とは、古代イスラエルの第3代の王「ソロモン」が使役したという72体の悪魔のことです。
ソロモン王は、この72体の悪魔にさまざまな命令をして、国を繁栄させたといいます。
ちなみに、ソロモン王が使役していた72体の悪魔の名前は、以下のとおりです。
- バアル
- アガレス
- ウァサゴ
- ガミジン
- マルバス
- ウァレフォル
- アモン
- バルバトス
- パイモン
- ブエル
- グシオン
- シトリー
- ベレト
- レラジェ
- エリゴス
- ゼパル
- ボティス
- バティン
- サレオス
- プルソン
- モラクス
- イポス
- アイム
- ナベリウス
- グラシャ=ラボラス
- ブネ
- ロノウェ
- ベリト
- アスタロト
- フォルネウス
- フォラス
- アスモデウス
- ガープ
- フルフル
- マルコシアス
- ストラス
- フェニックス
- ハルファス
- マルファス
- ラウム
- フォカロル
- ウェパル
- サブナック
- シャックス
- ヴィネ
- ビフロンス
- ウヴァル
- ハーゲンティ
- クロケル
- フルカス
- バラム
- アロケル
- カイム
- ムルムル
- オロバス
- グレモリー
- オセ
- アミー
- オリアス
- ウァプラ
- ザガン
- ウァラク
- アンドラス
- フラウロス
- アンドレアルフス
- キマリス
- アムドゥスキアス
- ベリアル
- デカラビア
- セーレ
- ダンタリオン
- アンドロマリウス
ちなみに、この数字がそのままソロモン72柱内での序列になっています。
彼らはすべて悪魔だということで、一筋縄ではいかないものばかりでした。
しかしソロモン王は、天より授かった黄金の指輪を使い、見事、72体もの悪魔を御しきったのです。
これほど多くの悪魔を使役したのは、後にも先にもソロモン王だけでしょう。
ユダヤ神話における堕天使
堕天使とは、元は天使だったものが神に背くことで堕天し、悪魔になった存在のことです。
主にユダヤ神話に登場します。
その中でも有名なのは、以下の堕天使たちですね。
- ルシファー
- アザゼル
- ベリアル
- グザファン
堕天使1.ルシファー
ルシファーは元々、天界で1番位の高い天使だったのですが、「自分の方が神より優れている」という傲慢から神に背き、堕天使となりました。
ルシファーが堕天使になったさい、全天使の1/3がともに堕天したという逸話があります。
このエピソードが、彼のカリスマ性の高さを物語っていますね。
そのほか、ルシファーについては「7つの大罪と呼ばれた悪魔」でも説明していますので、併せて確認してみてください。
堕天使2.アザゼル
アザゼルは、元は人間を見守るべく派遣された天使の一人でした。
しかし、神より派遣された天使たちは、アザゼル含め全員が、人間の女性の色香に狂ってしまい、堕天してしまったのです。
元々位の高い天使だったアザゼルは、堕天したあとも、堕天使たちのリーダー各という立場でした。
その姿は、七つの蛇の頭と十四の顔、六枚の翼を持っていたとされています。
またアザゼルは、人間に武器や鏡や装飾品の作り方を教え、女性には化粧を教えた存在だったと言われています。
堕天使3.ベリアル
ベリアルは、アザゼルと同様、人間の女性の色香に狂い、堕天した元天使です。
その名前は、「無価値」を意味しています。
ベリアルは悪魔の中でも特に悪徳を愛しており、人間を誘惑する能力に長けていました。
そしてその手腕で、多くの人間を堕落させてきたのです。
堕天使4.グザファン
グザファンは、ルシファーが神に反逆したさい、ルシファー側に付いて堕天した存在です。
元々は、創意工夫の才を持った聡明な天使でした。
しかし、神との争いに敗れ、地獄に落とされたあとは、地獄の釜の炎を吹き続けるという罰を受け続けています。
日本における悪魔的存在
ここからは、日本における悪魔的な存在を紹介します。
とはいえ実は、昔の日本には、悪魔という概念が存在していませんでした。
しかし、悪魔と同一のものとして語られる存在があります。
それが妖怪、とくに「鬼」と「天狗」です。
彼らは、悪魔が存在する宗派の人たちから、「日本の悪魔」として扱われています。
日本における悪魔1.「鬼」
鬼は、人の形に角と牙を足した状態で描かれることの多い存在です。
肌の色や細部は描かれている文献によって変わってきますが、恐ろしい存在であるということに関しては共通しています。
また、鬼は古くから日本人とともにあり、その起源は奈良時代にまでさかのぼります。
鬼という存在は、現存する文献の中でもかなり古いとされている奈良時代の「日本書紀」にて、すでに登場していたのです。
鬼は昔から、日本人を恐れさせてきた存在だったんですね。
日本における悪魔2.天狗
天狗は、赤い顔、高い鼻、カラスの羽、修験者の服装、という姿で描かれます。
さらに、強い神通力を持っており、さまざまな自然現象を操ることができるとされているのです。
神通力を持っていることから天狗は、神として扱われることもあります。
天狗は、ときに神とされることもあれば、ときに妖怪とされることもある、不思議な存在なのです。
その在り方は、ときに神とされ、ときに魔王とされる悪魔たちと、どこか似ていますね。
その他の有名な悪魔
ここからは、大きな存在ではありませんが、多くの人に知られている有名な悪魔を紹介していきます。
- サキュバス/インキュバス
- メフィストフェレス
- インプ
その他の有名な悪魔1.「サキュバス/インキュバス」
女性型のサキュバス、男性型のインキュバスは、夜、寝床に忍び込む夢魔として、日本でも有名な悪魔ですね。
どちらも大変魅力的な姿で表れますが、それは悪魔が化けた姿であり、実際は醜い老婆の姿をしていたり、獣のような姿をしていると言われています。
また、サキュバスとインキュバスを同一の存在とする意見も多いです。
つまり、1人の夢魔が、ときにサキュバス、ときにインキュバスに化けるという考え方ですね。
この考え方の場合、生殖能力のない夢魔は、サキュバスの姿で男性から精を回収し、インキュバスの姿で女性と交わることで、人間の女性に悪魔の子を身ごもらせるとされています。
その他の有名な悪魔2.「メフィストフェレス」
メフィストフェレスは、16世紀ドイツのファウスト伝説に登場する悪魔です。
メフィストフェレスは、「ファウスト」を題材にした文学作品ではよく登場する悪魔で、とくにゲーテの「ファウスト」で一躍有名な存在となりました。
メフィストフェレスは、「望みを叶える代わりに、その魂を奪う」という、典型的な悪魔です。
その他の有名な悪魔3.「インプ」
インプは非常に小さな悪魔で、体長は10㎝くらいから、大きくても人間の子供サイズまでであると言われています。
黒い全身、充血した目、尖った耳、ぽっこりしたお腹、長い尻尾、という姿で描かれることが多いです。
最初は妖精の一種として考えられていましたが、見直され、悪魔として分類されました。
悪魔と関連の深い人物
ここからは、悪魔と深い関りを持っていたとされる人間を紹介していきます。
悪魔と深い関りを持つとされるのは、以下の人々です。
- ソロモン王
- ヨハン・ファウスト
- ジル・ド・レ
- イザベル(ジザベル)
悪魔と関わりの深い人間1.ソロモン王
ソロモン72柱でも紹介した、72体もの悪魔を従えていたソロモン王は、歴史上、もっとも悪魔と関りの深い人物であると言えるでしょう。
ソロモン王は古代イスラエルの第3代の王で、紀元前971年から紀元前931年頃まで在位してました。
とても優秀で、かつ人格者でもあった彼は、「ソロモンの栄華」と言われるバブル経済を生み出したことでも有名です。
そんなソロモン王ですが、あるとき、エルサレム神殿の建設がなかなかうまくいかず、困っていました。
そこでソロモンは、神であるヤハウェに祈ります。
すると、ヤハウェの命を受けた大天使ミカエルが現れ、ソロモン王に黄金に輝く指輪を与えました。
この指輪こそが、72柱もの悪魔を使役することができる、ソロモンの指輪だったのです。
悪魔と関わりの深い人間2.ヨハン・ファウスト
ヨハン・ファウストは、悪魔メフィストフェレスと契約をかわした、16世紀ドイツの占星術師、または錬金術師です。
ゲーテの戯曲である「ファウスト」のモデルとなった人物として有名ですね。
彼は、とても優秀であったため、マルティン・ルターという聖職者からは、悪魔の力を借りていると非難されていました。
さらに、ファウストは、錬金術の実験中、事故によって爆死し、5体がばらばらになってしまうという壮絶な最期を迎えます。
この2つの逸話により、ヨハン・ファウストは悪魔との契約によって結果をだし、最後は悪魔に殺されたのだという話が広まったのです。
悪魔と関わりの深い人間3.ジル・ド・レ
ジル・ド・レはかって、あの有名な聖女ジャンヌダルクとともに戦ったフランスの貴族であり、軍人です。
しかし、ジャンヌダルクが火刑に処されてしまったさい、その精神を病み、悪魔信仰に手を出してしまいました。
そして、多くの子供を残虐な手段で殺し、悪魔への生け贄として捧げたのです。
ジル・ド・レは、一説では、残虐な人殺しを描いたグリム童話、「青ひげ」のモデルになった人物であるとも言われています。
悪魔と関わりの深い人間4.イザベル(ジザベル)
イザベルは、旧約聖書に登場する古代イスラエルの王妃です。
彼女は、イスラエル(ユダヤ)人にとって異教であるバアル信仰をイスラエルの宮廷に導入しました。
魔王と呼ばれた悪魔2.「ベルゼブブ」でもお話ししたとおり、バアルは、魔王であるベルゼブブと同一視される存在です。
つまりイザベルは、悪魔信仰、それもベルゼブブという魔王を信仰していたのです。
そして彼女は、ユダヤ教の預言者たちを迫害しました。
しかしそんな彼女にも、壮絶な最期が訪れます。
城門から突き落とされ、馬で踏まれたあげく犬に食いちぎられ、誰もその死体をイザベルだと認識できない状態になるという、非業の死を遂げたのです。
悪魔の誘惑に秘められた意味と打ち勝つ方法
悪魔の誘惑に打ち勝つには、物質的な意識を精神的な意識に変える必要があります。
たとえば、お金よりも人の心を大切にしたり、何を食べるかよりも誰と食べるかを大切にしたり、そういう、精神的な幸せに目を向けるわけです。
そもそも悪魔の誘惑は、物質的なものがほとんどです。
たとえば7つの大罪は、物質的な欲求か、もしくは精神的な未熟が元になっています。
つまり、物質的な欲求を抑え、精神的な幸せを掴み取れるような意識になることができれば、人は大きな7つの罪を犯さず、悪魔の誘惑に打ち勝つことができるのです。
そして事実、その方が人生を豊かに、幸せに過ごすことができます。
私自身、スピリチュアルと出会い、精神的な充実を意識しだしてから、人生が180度変わりました。
意識を変えることって、本当に大切なんです。
ただ、いきなり意識を変えると言われても、何をしていいか分からないと思います。
そこで未知リッチでは、「潜在意識で人生を書き換えるメール講座」という無料メルマガを配信中です。
このメール講座では、その名のとおり、意識を変えることで人生をより良くすることを目的にしています。
すでに1万人を超える読者さんからは、「人生が変わった!」という声もいただいていますので、この機会にぜひチェックしてみてください。
⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
悪魔の誘惑に打ち勝つことができれば、人は物質的な考えを捨て、精神的な幸せを得ることができます。
そういう意味では、悪魔の誘惑は、人間か次のステップへ進化するための試練なのかもしれませんね。
【まとめ】自分の意思が強ければ悪魔は怖くない
今回は、悪魔についてお話をして、種類別に有名な悪魔の名前を紹介してきました。
悪魔がどういう存在なのかという話については、各宗派、各神話において、さまざまな説があります。
- 各宗教における「神」や「善」の敵対者
- 契約を結び、人間の欲求を叶え、代償に魂を奪う存在
- 元々は天使だったが、反逆し、天界を追放されたもの
- 僧侶の修行を邪魔するもの
- 人が持つ欲求、悪、不義を擬人的に表したもの
- 人間に試練を与えるための神の遣い
ただ、中でも重要なのは、「人間に試練を与えるための神の遣い」という考え方ではないでしょうか。
事実、悪魔の誘惑をはねのけることができれば、人間は物質的な苦しみから解放されます。
そして、精神的な存在として、1つ上のステージに進化することができるのです。
そう考えれば、悪魔が人間を進化させるために存在しているとう考え方も、そうあり得ないことではないと思います。
ただ、悪魔の誘惑に打ち勝つには、強い意思と、正しい意識が必要になります。
そこでおすすめなのが、現在未知リッチで無料配信中の「潜在意識で人生を書き換えるメール講座」です。
その名のとおり、意識を変えることで人生をより良くすることを目的にしており、すでに1万人を超える読者さんからは、「人生が変わった!」という声もいただいています。
この機会にぜひチェックしてみてください。
⇒3000人の人生相談から導き出した!願った通りの使命を引き寄せるたった1つの方法とは?
悪魔の誘惑は、一見魅力的で、ついつい手を伸ばしたくなってしまいます。
しかし、本当の豊かさは、その誘惑を乗り越えた先にあるということを、覚えておきましょう。
コメント